中日本高速道路株式会社秦野工事事務所(神奈川県秦野市、所長・中﨑邦夫)は、新東名高速道路秦野地区において、オオタカの繁殖期間中に営巣木周辺で測量作業などの配慮に欠ける行為を行いました。 この地区の事業に関しては、学識経験者を交えた検討会を平成9年より開催し、動植物の生息・生育環境の保全対策について検討してきたにもかかわらず、このような事態を生じさせたことを重く受け止め、深く反省するとともに、このようなことを繰り返さないよう再発防止に取り組んでまいります。
これを踏まえ、2010年6月15日に、新東名高速道路 自然環境検討会(委員長:亀山 章 東京農工大学名誉教授)を開催し、これまでの作業内容を報告し、今後の作業方針を審議していただきました。
- 今回の測量作業などによるオオタカの繁殖活動への影響を検証するためには、更なる継続的な調査の実施が必要である。
- 今後の保全対策を詳細に検討するためには、調査頻度を増やす必要がある。
- オオタカ以外の猛禽類の調査結果も報告する必要がある。
- なお、今回の件の重要性を認識した上で、作業方針の審議が終わるまでの当面の間、オオタカ等の繁殖期間中は営巣木周辺への一切の立ち入りを行わない事を既に徹底しております。