NEXCO中日本 企業情報サイト




環境への取組み

NEXCO中日本は、環境方針を定め、事業活動を通じて、地球温暖化の抑制、資源の3R[リデュース(発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(再生利用)]の推進、地域環境への配慮に取り組んでいます。

地球温暖化の抑制

事業に係るCO2の排出量削減

高速道路に関連して排出されるCO2は、自動車交通によるものが大きな割合を占めています。一般道路より安定した速度で走行できる高速道路の整備が進むことで、自動車交通からのCO2排出が抑制されます。

要因別CO2排出量の割合

省エネルギーの取組み

電気自動車(EV)の普及促進に不可欠なEV用急速充電器の整備を進めています。

EV用急速充電器(EXPASA足柄上り)
EV用急速充電器(EXPASA足柄上り)

高速道路のり面の樹林整備

高速道路のり面を樹林化することで、自然環境の復元や生活環境の向上を図るとともに、地球温暖化の抑制に努めています。これまでに整備した樹林面積約1,730ha(ナゴヤドーム360個分)がCO2を吸収・固定した量は、年間約18,300tと推計されます。

のり面の樹林化
のり面の樹林化

再生可能エネルギーの活用

太陽光や風力、水力、地熱などの再生可能エネルギーを休憩施設や道路施設に活用し、CO2排出量の削減を図っています。

高速道路区域に設置された太陽光発電パネル(名二環)
高速道路区域に設置された太陽光発電パネル(名二環)

資源の3Rの推進

トンネル照明の長寿命化

トンネル内の老朽化した照明設備(ナトリウム灯)を更新する際に、LED照明などの省電力かつ長寿命の照明灯具に交換しています。

改良前(ナトリウム灯)
改良前(ナトリウム灯)
改良後(LED照明灯具)
改良後(LED照明灯具)

緑のリサイクル

高速道路内の樹木の剪定や雑草の刈り取りで発生した植物発生材を、堆肥やマルチング材にリサイクルしています。堆肥は植栽時の土壌改良材などに、マルチング材はのり面などの防草対策に有効活用しています。2018年度のリサイクル率は79%でした。

清掃に伴う発生材のリサイクル

高速道路上の清掃により発生したごみや土砂などの廃棄物を分別し、ビン・ペットボトルなど再資源化が可能なものはリサイクルしています。再資源化できないものは廃棄物処理法に基づき適切に処分しています。

成長した樹木の有効利用

植栽から50年が経過し、間伐が必要となった東名高速道路のケヤキを、新規建設中の新東名高速道路 浜松いなさJCT~豊田東JCT間へ移植しています。伐採しなればならない樹木を貴重な資源として活用するとともに、建設工事にかかる植栽費用の低減を図っています。

移植準備の様子(東名)
移植準備の様子(東名)
移植の様子(新東名)
移植の様子(新東名)

地球環境への配慮

地域性苗木による緑化

自然環境豊かな地域を通過する道路の区間では、建設現場などに自生する樹木のタネをあらかじめ採取し、地域性苗木として育て、高速道路のり面に植える緑化手法を展開しています。これまでに累計約84万本の地域性苗木を植栽しました。

地域性苗木の育成方法

エコロード(自然環境に配慮した道)づくり

高速道路の建設は、周辺の動植物の生息・生育基盤の消失や動物の移動経路の分断をもたらす恐れがあります。当社では、動植物の生息基盤を人工的に復元するビオトープや、けもの道となる通路の設置、小動物などが水路に落ちても這い出せるような水路構造の採用など、エコロード(自然環境に配慮した道)づくりによる生物多様性の保全に取り組んでいます。

解説

ビオトープとは、動植物が恒常的に生活できるように造成または復元された生息空間を示します。

創出したビオトープ(舞鶴若狭道)
創出したビオトープ(舞鶴若狭道)
けもの道となる通路を利用するアナグマ(圏央道)
けもの道となる通路を利用するアナグマ(圏央道)
這い出し可能な水路(舞鶴若狭道)
這い出し可能な水路(舞鶴若狭道)
創出したビオトープに生息するモリアオガエル(圏央道)
創出したビオトープに生息するモリアオガエル(圏央道)

ISO14001の認証取得

NEXCO中日本は、環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、環境活動に関するPDCAサイクルを回すことで、全社的に環境活動を管理しています。
ISO14001認証取得

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