Technology development efforts
Technology development efforts
NEXCO中日本は、安全で安心・快適な高速道路空間を提供するため、さまざまな企業や大学などと連携しながら、グループ一体となって技術開発を進めています。
安全を何よりも優先するための技術の構築
安全で安心・快適な高速道路空間を提供するための技術開発を進めています。
斜張橋の斜材を対象とした非破壊検査技術の開発
斜張橋等のケーブルなどの点検が難しい箇所について、中性子ビームを用いることで、内部の水や鋼材のサビを検知する技術を開発しています。これにより、点検・調査を効率的に実施することを目指しています。
深層改良による舗装補修工法の開発
高機能舗装(排水舗装)の適用拡大により、舗装の損傷が深層化する傾向があります。それによって下層路盤(舗装の下の方の層)の脆弱化が各地で生じています。
脆弱化した下層路盤を路面からセメントミルクなどを注入し、効率的に補修する技術の確立を目指しています。
トンネル覆工再生工法の開発
トンネルの老朽化した覆工コンクリートの一部を撤去して、新たなコンクリートで覆工機能を再生する施工方法や材料を開発しています。これにより老朽化した覆工コンクリートの耐荷性能の向上やトンネル内への漏水を減少させることで冬季の維持管理作業の軽減を目指しています。
高速道路の機能強化と進化を実現する技術の構築
高速道路の機能強化と進化を実現するための技術開発を進めています。
CCTVカメラ画像のAI画像処理による異常検知
高速道路上に設置している旋回・ズーム式カメラの画像をAI解析することで、自動的に事故や渋滞の発生を検知し、早期に異常事態を発見することで高度な維持管理の実現を目指しています。
デジタル化(DX)や脱炭素化などの環境変化に適応した新たな価値創造を実現する技術の構築
デジタル技術の活用や脱炭素社会実現など、将来の変化を見据えた技術開発をおこなっています。
路車間協調システムによる自動運転支援
自動車側で検知できない事故や渋滞などの情報を、より早く、より正確に自動運転車両に伝えることで経路変更や衝突回避が可能になります。そのために必要な情報を速やかに収集し、後続車両に提供するとともに、道路管制センターで一元的に把握し、自動運転支援の実現を目指しています。
環境配慮型コンクリートの導入に向けた取組み
高速道路事業で多く使用されるコンクリート材料は、セメントの製造工程で多くのCO2が発生しています。脱炭素につながる環境配慮型コンクリートの導入に向けた取組みをおこなっています。
除雪車の自動運転化に向けた技術開発
降雪時に熟練した運転技術を駆使しておこなっている除雪時の梯団走行について、高齢化や労働人口の減少により担い手不足が顕在化しているため、自動運転化に向けた技術開発をおこなっています。