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各事業の今とこれから

高速道路の建設

・数値は、2006年度からの累計で、上段は2020年度目標を、下段は2017年度実績を示しています。

新東名・新名神などの高速道路ネットワークおよびスマートインター
チェンジの整備を、着実かつ効率的に進め、地域の期待に応えます。

新東名高速道路 海老名南JCT〜厚木南IC

主要施策

高速道路ネットワーク整備

2017年度は、新規開通5km、6カ所のスマートインターチェンジを整備しました。

建設中区間およびスマートインターチェンジ(ETC専用)の完成予定(2020年度まで)

建設中区間

スマートインターチェンジ

  • ・国土交通省と共同で事業を実施する区間にかかるスマートIC(岐阜三輪、海津)の完成予定年度については、今後の事業進捗の状況を踏まえ改めてお知らせいたします。
  • 営業中のスマートICはこちら

高速道路のストック効果(整備効果)

高速道路の開通は、所要時間の短縮だけでなく、それに伴う経済活動の生産性向上や地域活性化、大規模災害時の早期復旧への貢献、観光振興など、様々なストック効果をもたらします。

渋滞の減少による生産性の向上

新東名高速道路(新東名) 御殿場JCT~豊田東JCT間の開通により、渋滞損失時間※1は約9割減少、所要時間※2は約22分短縮され、定時性(時間信頼性)の向上と物流の効率化、それに伴う生産性の向上に寄与しています。
建設中区間の開通により、更なる渋滞の減少、所要時間の短縮が期待されます。

  • ※1 渋滞の有無による所要時間差で、損失状況を表すもの。当社交通統計データに基づき、混雑時と非混雑時の通過時間差と通過交通台数より算出。
  • ※2 2011年に東名を走行した民間プローブデータと2016年に新東名を走行した民間プローブデータより平均値を算出。

新東名 御殿場JCT~東名 豊田JCTの渋滞損失時間

御殿場JCT~豊田JCTの所要時間変化

高速道路の整備による地域経済活性化

伊勢湾岸自動車道(伊勢湾岸道)の整備による20年間の経済波及効果※3は、愛知県、三重県で約12兆円に達し、両県全体の経済を約1.4%底上げしてきたことに値します。

※3 地域計量経済分析モデルと呼ばれる、道路整備による地域間の所要時間変化と、民間の消費、企業の設備投資等の経済活動の関係をモデル化し、所要時間の変化から算出。

伊勢湾岸道の整備有無による20年間の想定経済効果

大規模災害時の早期復旧への貢献

新名神高速道路(新名神) 新四日市JCT~亀山西JCT間の延伸により、東名阪自動車道とダブルネットワークを形成。リダンダンシー※4の確保とともに、休憩施設の活用により、災害時の救援・救護活動、早期復旧を支援します。

※4 「冗長性」、「余剰」を意味する英語であり、国土計画上では、自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、予め交通ネットワークやライフライン施設を多重化したり、予備の手段が用意されているような性質を示します。

内陸を通過し、巨大地震の影響を受けにくい新名神

出典:内閣府中央防災会議防災対策推進検討会議南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ「南海トラフ巨大地震の被害想定」(第二次報告)インフラ施設と震度の関係(陸側ケース)

災害時の救護活動支援の一例
(休憩施設へのヘリポート整備)

建設中の新名神 鈴鹿PAにおいても整備を予定しています。

日帰り観光圏域の拡大による観光振興

中部横断自動車道(中部横断道)の全線開通により日帰り観光圏域※5の拡大や、観光入込客数の増加により、山梨県、静岡県の沿線地域の活性化が期待されます。

※5 目的地まで3時間以内で行くことのできる範囲を日帰り観光圏域と定義しています。

中部横断道が全線開通した場合の山梨県峡南地域への日帰り観光圏の変化