NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社

トップメッセージ

代表取締役社長CEO 宮池 克人
この写真は、名古屋第二環状自動車道(飛島JCT)で開通前に撮影したものです。

新たな経営計画チャレンジⅤ(2021-2025)

当社グループでは、企業理念・私たちの役割として 「私たちは、安全を何よりも優先し、安心・快適な高速道路空間を24時間365日お届けするとともに、高速道路ネットワークの効果を、次世代に繋がる新たな価値へ拡げることにより、地域の活性化と暮らしの向上、日本の社会・経済の成長、世界の持続可能な発展に貢献し続けます」を掲げ、現在、延長175㎞の高速道路の建設、延長2,170㎞・利用台数172万台/日の高速道路と181カ所の休憩施設の管理・運営をおこなっています。
2021年4月に、企業理念・私たちの役割や当社グループの社会的使命をより高いレベルで実現していくために、「経営計画チャレンジV(ファイブ)2021-2025」を新たに策定しました。今日の当社グループの事業環境は、急速に変化しており、社会経済に大きな影響を与えている新型コロナウイルス感染症拡大を契機として、加速した「デジタル技術」の活用や、新しい時代の交通システムに対応していくための「新技術」、「新サービス」の導入、「脱炭素社会」を見据えた環境保全など、将来の変化を見据えた対応が急務となっています。
新経営計画の策定にあたっては、環境の変化に的確に対応していくため、次世代を担う中堅・若手社員、グループ会社からの声も取り入れながら、「新技術・新サービスの積極的な導入」、「デジタル化(DX※)の推進」、「脱炭素社会に向けた取組み」、「働きがいの向上と人財育成」を今後強化する点として新たな経営方針に反映し、事業セグメント毎の施策に落とし込んでいます。

安全性向上の不断の取組み

当社は、「笹子トンネル天井板崩落事故」を引き起こした当事者として、「二度とこのような事故を起こしてはならない」という深い反省と強い決意を胸に、「安全文化」を常に高いレベルで維持し続けていくために、経営方針の最上位に、経営方針1「安全性向上に向けた不断の取組みの深化」を掲げています。
「安全」は当社の経営の根幹であり、すべての経営方針に結びつけることで、高速道路の安全性向上という永遠の挑戦課題に、グループを挙げて取り組んでいきます。

高速道路の機能強化と進化

経営方針2「高速道路の機能強化と広くお客さまに利用される高速道路空間への進化」として、人や物を運び、皆さまの暮らしや産業を支える重要な社会インフラである高速道路の機能強化と進化に取り組んでいきます。
高速道路の機能強化に向けて、新東名高速道路などのネットワーク整備、スマートインターチェンジの整備、渋滞対策、高速道路リニューアルプロジェクトによる老朽化対策、耐震補強対策、豪雨や豪雪など激甚化する自然災害への対応強化などの取組みを計画的に進めていきます。
加えて、東海北陸自動車道をはじめとする暫定2車線区間の4車線化、新東名高速道路・新名神高速道路の6車線化、ダブル連結トラックなど高速トラック輸送の効率化に向けた駐車マスや中継物流拠点などの環境整備にも着実に取り組み、高速道路の更なる機能強化を図っていきます。
また、サービスエリアの駐車マスの拡充や計画的なリニューアル、モバイルオーダーなどの「新しい生活様式」に相応しいサービスの提供など、休憩施設の快適性と利便性の向上、地域間交流の促進や地域活性化が期待される企画割引(ドライブプラン)の充実など、より広くお客さまに利用される高速道路空間へ進化させていきます。

新たな価値創造への挑戦

当社グループの将来を見据えた新たな価値創造に向けて、経営方針3「デジタル化や脱炭素化などの環境変化に適応した新たな価値創造への挑戦」を掲げ、取り巻く急速な環境変化に適応し、チャレンジしていきます。
最先端の事業運営を実現し次世代の高速道路空間を創造する「i-MOVEMENT」や建設現場の生産性を向上させる「i-Construction」、高速道路での完全自動運転(Level4)の実現のための路車間協調設備の構築などDX※を推進していくとともに、その実現に向けた革新的な技術開発や高度な専門性を有する人財育成にも積極的に取り組んでいきます。
さらに、高速道路ネットワークの整備をはじめとする当社グループのあらゆる事業活動を通じて、地球温暖化の抑制に寄与するCO2排出量の削減などに着実に取り組むとともに、「脱炭素社会」はもとより、「持続可能な開発目標(SDGs)」がめざす持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。

経営基盤の強化

当社グループの事業活動を着実に展開していくために、経営方針4「お客さまをはじめとするステークホルダーの期待に応え続けるための経営基盤の強化」を掲げ、環境変化への感度が高く強い現場力を持つ人財の育成、リモートワーク環境などのデジタル技術の一層の活用、在宅勤務をはじめとする多様で柔軟な働き方が可能となる制度や職場環境の整備など、生産性向上や働き方改革に資する取組みにこれまで以上にスピード感を持って進め、社員の働きがいの向上に努めていきます。
また、効率的な事業運営のもと、当社グループの競争力を高めるとともに、極めて公共性の高い事業をおこなっている企業グループとして、コンプライアンスの更なる向上やガバナンスの一層の強化に取り組んでいきます。

SDGsの達成に向けて

国際社会共通の目標として2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」がめざす方向性は、当社グループの事業活動と密接に関わっています。ESG(環境・社会・ガバナンス)の取組みを重視しつつ、CSRと経営施策を一元的に推進し、高速道路事業をはじめとする当社グループの事業活動を通じて、ステークホルダーの皆さまへお届けする価値を創出することで、SDGsの達成に寄与していきます。
また、当社は2008年から持続可能な成長を実現する世界的な取組みである国連グローバル・コンパクト(UNGC)を支持し、UNGCで定められた「人権・労働・環境・腐敗防止」の4分野からなる10原則の実現に向けて、社会の良き一員として行動していきます。
NEXCO中日本レポート2021は、経営計画チャレンジVと私たちの日々の取組みの成果を、SDGsとの関わりを含めて紹介するものです。本レポートを是非ごー読いただき、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。

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