お知らせ
米国での舗装健全度評価ソリューションの提供を開始しました ~当社の知見とAIを活用したソリューション~
NEXCO中日本の米国の現地法人「NEXCO Highway Solutions of America Inc. – A Subsidiary of NEXCO-Central」は、当社が開発した舗装健全度評価ソリューション「Smart Pavement Management」の提供をテキサス州で開始し、同州内の3つの市から業務を受注することになりましたので、お知らせします。
「Smart Pavement Management」は、道路管理者としての当社の知見と米国での市場調査結果を基に開発を進めてきた舗装健全度評価技術です。市販のアクションカメラで撮影した画像をAIで処理することで、5段階の舗装健全度評価をオンラインのマップ上に色分けして表示し、さらにマップ上の任意の位置を指定することで、路面の損傷状況を詳細に示すことができます。(図-1、写真-1、図-2、図-3)
AIやGIS※1といった技術を活用することで、わかりやすく、低コストで信頼性の高い調査・評価をおこない、さらに当社ならではの視点として、5段階の舗装健全度評価から示唆される補修方法を調査結果とあわせて提案することで、維持管理計画の立案や意思決定の効率化、迅速化に貢献できるよう設計されており、顧客のニーズに合ったサービスを提供するものです。
NEXCO Highway Solutions of America Inc.では、米国の他の市からも引き合いを受けており、本ソリューションの展開を通じて、当社グループの海外事業のさらなる発展につなげてまいります。
※1:地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術。
舗装健全度評価ソリューションの作業フロー
図-1 具体的なデータ処理の作業フロー
(1)AIを活用して舗装表面の損傷状況を検知します。
写真-1 AIを活用した舗装表面の損傷検知の例
(2)AIを活用した舗装表面の損傷検知結果を基に5段階の舗装健全度評価をおこないます。
図―2 健全度評価凡例一覧
(3)GISによる結果の提供
図-3 GISによる健全度評価結果オンラインマップ上の表示例
<参考>米国の現地法人の概要
- 会社名:NEXCO Highway Solutions of America Inc. - A Subsidiary of NEXCO-Central
- 設立日:2019年8月8日(営業開始日:2020年2月1日)
- 資本金:1,800,000米ドル(発行株式数:1,800株)
- 株主:中日本高速道路株式会社(100%)
- 所在地:米国テキサス州アービング市
- President:柚本 英光
お問い合わせ先
- ・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
-
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルがご利用になれないお客さま/通話料有料)