ニュースリリース
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- 本社 安全への取り組み プレスリリース
「イノベーション交流会」の技術実証の中から業務への導入効果が得られる技術を実用段階に移行します ~(1)「規制作業現場監視における高度遠隔運用プラットフォームの構築」(2)「防護柵支柱点検の効率化検討」(3)「センシングカー撮影データの精度検証」~
NEXCO中日本は、「i-MOVEMENT」の実現に向けて、コンソーシアム方式によりオープンイノベーションを推進する組織として「イノベーション交流会」を2019年7月に設立し、当社が抱える業務課題とイノベーション交流会にご参加いただいている133の企業・団体が保有する先端技術を組み合わせ、さまざまな技術の実証を進めております。
このたび、技術実証の中から業務への導入効果が得られると判断した3件の技術について、実用段階に移行することとしましたので、お知らせいたします。
当社では引き続き、幅広く実証メニューを創出しつつ、業務への導入可能性などを検討しながら、実用化を目指します。
また、イノベーション交流会では、新規で入会を検討されている団体向けのオンライン公募説明会を2025年4月16日(水)14:00~16:00に開催いたします。参加希望の方は、2025年4月15日(火)17:00までに参加申し込み登録をおこなってください(詳細は、下部「イノベーション交流会オンライン公募説明会2025」を参照)。
実証結果と今後の展開
(1)「規制作業現場監視における高度遠隔運用プラットフォームの構築」
〔先進技術保有企業〕沖電気工業株式会社
〔実証目的〕高速道路の交通規制は、監視員により現場巡回や規制材の転倒修復などを実施しているが、将来的な監視員不足を見据え現場作業の無人化・自動化を目指している。このため、現場監視や異常時の復旧作業を一元的に制御可能なプラットフォームの有効性について実証を実施。
(2)「防護柵支柱点検の効率化検討」
〔先進技術保有企業〕株式会社ケー・エフ・シー 株式会社イクシス TOPPAN株式会社
〔実証目的〕高速道路の防護柵支柱点検は、現在、目視や触診で実施しており、点検のために長時間の交通規制が必要となっている。このため、走行車両による撮影データを解析し、支柱腐食状況を事前にスクリーニングすることで、点検の省人化や点検時間短縮の有効性について実証を実施。
図2 防護柵支柱の撮影方法
写真 防護柵支柱の腐食状況
写真 サビチェッカーを用いたAI解析状況
(3)「センシングカー撮影データの精度検証」
〔先進技術保有企業〕ナカシャクリエイテブ株式会社
〔実証目的〕当社では、高速道路の巡回点検業務を、点検員による目視点検から複数のカメラ映像を活用した手法へと置き換え、省人化を進めている。しかし、複数のカメラで撮影する際に、位置情報の取得に差異が生じるという課題がある。そこで、カメラごとの位置情報を自動で同期する技術の有効性について実証を実施。
図3 センシングカー撮影検証の概要
※実証内容の詳細は、各社との秘密保持契約に基づき、公開できない場合があります。
イノベーション交流会オンライン公募説明会2025
イノベーション交流会への入会を検討している企業や団体向けに、オンラインによる公募説明会を開催いたします。参加を希望する方は申込方法をご確認のうえ、参加登録をお願いいたします。参加登録者には、オンライン接続先を送付させていただきます。
申込方法 |
〔開催日時〕2025年4月16日(水)14:00~16:00 〔申込期限〕2025年4月15日(火)17:00まで 〔申込宛先〕info_imovement@c-nexco.co.jp宛てに、以下の内容をメール送付ください。 〔送付内容〕・団体名・参加者氏名・メールアドレス |
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参考資料: | イノベーション交流会 会員一覧(50音順)計133社の企業・団体 |