「シカ侵入防止の緊急対策」を実施しました -東名高速道路(伊勢原市内)のフェンスのかさ上げなど-
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。
5月20日と22日、伊勢原市内の東名高速道路にシカが侵入した件で、中日本高速道路株式会社[社長・高橋 文雄(たかはし・ふみお)]は、付近を緊急点検し、シカが侵入したと思われる場所に設置されていたフェンスの高さを、1.5メートルから2.5メートルにかさ上げするなどの対策を行いました。
シカが発見された東名高速道路・伊勢原バスストップ(BS)付近は、高さ約8メートルの遮音壁(しゃおんへき)がほぼ連続して設置されており、ここ数年シカの侵入は確認されておりません。遮音壁のないところには、高さ1.5メートルのフェンスが設置されていました。
緊急点検をした結果、遮音壁やフェンスに破損はなく、次のいずれかの方法により侵入したものと判断し、それぞれ緊急対策を実施しました。
対策:フェンスの高さを1メートルかさ上げし高さ2.5メートルに改良
対策:侵入防止ネット(通路を完全にふさぎ、高さは4.5メートル)を設置
対策:出入口扉の確実な開閉を乗降客にお願いする紙を扉に掲示
このたびは、通行止めなどにより、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。深くお詫びいたします。
当社管内では、シカなどの大きな動物が侵入する恐れのある約340カ所、延べ100km(東名高速道路(静岡県内)・名神高速道路・中央道・東海北陸道・伊勢自動車道・東富士五湖道路など)で、侵入防止フェンスの新設・かさ上げによる侵入対策を行っております。伊勢自動車道・東富士五湖道路など約4kmの区間では、近く追加対策も講じる予定です。
また、高速道路の周辺状況の変化により新たに侵入の恐れが生じる場所を、自治体や専門家などの意見を聞いて特定し、必要な対策を講じてまいります。
しかし、動物の侵入を完全に防ぐことは難しいのが実情です。
お客様には、このことをぜひご理解いただき、高速道路をご利用(特に夜間、山間部の走行)される際には、前方をよく注視し、速度と車間距離に十分ご注意いただきますようお願いいたします。