NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2008年09月19日矢野会長定例記者会見

会見要旨

(司会)

では定例会見を始めさせていただきます。


(会長)

NEXCO中日本代表取締役会長CEO・矢野弘典みなさんこんにちは。
嵐の前に、お越しいただきありがとうございます。
きょうもたくさん案件がありまして、説明に少しお時間をいただくことになりますが、よろしくお願いします。

最初に8月分の事業の概況です。
8月の料金収入は対前年同月比マイナス7.4%でした。内訳は、高速がマイナス8.1%、一般有料はプラス0.3%です。高速は原油高騰、それから休日を中心とした悪天候が影響したものと考えています。一般有料も同様の事情はあったわけですが、新名神供用に伴う伊勢湾岸道路の交通量の増加して、結果的にわずかながら増収となったものです。
通行台数は前年同月比マイナス4.2%でした。高速がマイナス5.0%、一般有料はマイナス1.2%です。
今月のETC割引額は増えていまして、ETC割引額が無かった場合の料金収入は739億円で、それに対する割引額が162億円で、ETC割引率は約22%となっています。

建設の状況は前月と変わっていません。

主な工種の工事契約落札率ですが、8月は7件で、平均落札率は78.03%でした。年度累計で85.45%になっています。

次にETCの利用状況です。9月5日から11日と8月8日から14日の間を比較すると、9月の利用率は75.6%と、6、7月などと同様の平月なみにもどってきた状況です。8月は71.1%でした。平日と休日の利用率については、同じような傾向が見られますが、8月は休日と同じような状況が平日に起こっているということで、全体の利用率を下げているという状況です。

SAの状況ですが、交通量は減っているのですが、わずかながら売上げは増えており、対前年比で101.3%でした。飲食部門が103.7%、物販部門が103.9%、サービス部門が91.7%、ガソリン部門が95.1%、広告部門は額が小さいのですが200.0%で、全体で101.3%となっています。
以上が事業の現況です。

次にトピックスを説明します。
まず、「安心実現のための緊急総合対策」です。これは9月9日に発表したものを、改めてお配りしています。スキーム、中身については皆さま既にご承知のことと思いますが、現在、9日から22日までの予定でパブリックコメント、意見募集をしているところで、これが終わりましてから引き下げ計画を作り、国土交通大臣の同意を得る手続きに入るということです。その前に社会実験として、既に9月16日から一部始まっております。休日の分は明日からということになりますが、所定の手続きに従って、本格実施を実現させていきたいと考えています。

2つ目ですが、新名神開通半年後の交通状況です。これは折々にご報告しているところでして、今日、お配りしたものは西日本高速や国交省の地方整備局と連名で本日11時に発表させていただいたものです。皆さまにとっては新しいニュースではなく、繰り返しになりますが、お配りした次第です。
こちらにありますように、開通当初とほぼ同じ状況、1日平均約29,000台という交通量が安定的に続いています。豊田JCTと草津JCTを通過する交通量が約1万台あるのですが、そのうち約8割が新名神高速を使っているという状況ですし、国道の渋滞が緩和しました。しかしその一方で、ご承知のとおり、当社管内の東名阪自動車道では混雑、渋滞が増加しており、新しい四日市から亀山までの路線の建設促進への要望が大変強くなっているという状況です。
観光バスの利用者が増えるとか、企業の皆さんの「定時性が高まって、道路の信頼性が高まってよかった」といった声、救急医療への安心、名神の代替路の機能など、さまざまなことで評価をいただいています。いろいろ書いていますが、最初の地図では、名神の交通量が減って、新名神が増えているということとか、先ほどお話した交通転換の状況や渋滞の状況、四日市の渋滞が増えているなど、冒頭申し上げたことを裏付けるようなデータを添えていますので、ご覧いただきたいと思います。

3つ目ですが、中央道の韮崎から諏訪南の36.8kmのコンクリート舗装の改修を進めています。アスファルト舗装を上に重ね、さらにサービスを改善しようと事業を進めているわけですが、当初の2010年度を1年前倒しして、2009年度の完成を目指して取り組んでいるという状況です。舗装の平坦性が高まる、走行中の振動が少なくなる、車内の騒音が少なくなる、周辺地域の騒音が小さくなるといったことで、走行性、快適性、周辺環境の改善を図るために頑張っていきたいと考えています。

4つ目です。これは昨年度に引き続いての実施でF1グランプリの開催時の混雑緩和です。今年のグランプリは富士スピードウェイで10月10日から12日まで行われるのですが、足柄SAでF1関連の特定バスを対象に直接出入して、会場に来ていただくというサービスを今年もやることにしました。22万人の来場が見込まれており、バスも1,400台が動くということで、昨年は成果を挙げたことから、「ぜひ、今年も」ということになりまして、わたくしどもも、そういう点でお役に立てことがあるのならと、関係の皆さんとお話し合いをしながら、準備を進めているところです。

5つ目が「トンネル走行に気をつけガイド」です。お手元にパンフレットをお配りしています。こういった種類の案内、パンフレットとしては3つ目で、通年版の「高速走行の気をつけガイド」、冬道特有の「冬道走行気をつけガイド」に続くものです。東海北陸道の飛騨トンネル、10.7kmという長大トンネルが開通しましたので、これを機に、トンネル走行に気をつけてくださればということで、制作しました。中身はご覧いただければと思いますが、これまで同様、バス協会やトラック協会、自動車教習所などにお配りしていきたいと思っています。ちなみに、最初の高速走行気をつけガイドは17万部、冬バージョンは10万部刷りました。今回は5万部印刷し、必要があれば、増刷しようと考えています。

次に6番目ですが、「東海・北陸ETC周遊プラン」というものです。これは9月10日に金沢支社から発表させていただいているものですが、実施が10月1日からということで、近くなったものですから皆さんにお知らせしておきたいと考えました。こうした企画割引は最近だんだんと知られてきまして、7月5日から9月30日までの間で実施中の「東海北陸道全通記念ETC周遊プラン」の受付件数は約15,000件となりまして、8月31日までのご利用件数は約12,000件となっています。いろいろとこれまでも今回の発表分を入れて26プラン目となりますが、だんだんとご利用も増えてきまして、1,000件から2,000件、2,000件から3,000件となり、先ほど言ったような全通記念ETC周遊プランではすでに12,000件を超えるご利用をいただいているという状況です。道路を利用してくださるドライバーの皆様方に家族で旅行などする場合に少しでも便利にご利用くださればと進めているんですが、ようやく知られるようになったのかなと思っています。

7番目はきょう発表させていただく新しいニュースですが、「秘境を貫く 飛騨トンネルの物語」という本を刊行するというものです。7月5日の開通式の際にお越しくださった皆さまにはお土産に差し上げたものですが、たいへんご好評をいただきましたので、もっと広く一般の方々にも道路建設のエピソードや苦労話、技術革新談などを知っていただいて、高速道路へのご理解を深めていただこうと考え、840円という販売価格できょうから売り出すことにしました。私どもは旅行業も同様で、こうした書籍を販売するネットワークを自分で持っていませんので、「高速日和」のインターネットショップで、書籍第1号として販売していこうと考えています。その他資料でもあるように、名古屋地区と北陸地区の一部のSA・PAにも置いて、他のお土産といっしょにお求めいただけるようにするほか、本社でも直接販売します。

次もきょう発表する新しいニュースです。高速道路のお弁当「速弁」秋メニュー登場ということで、速弁2周年記念キャンペーンもやろうというものです。明日から秋メニューにリニューアルします。おととしの11月から販売を始めましたが、まもなく2年を迎えます。この間、11万食ほど販売することができました。この販売開始日前後の10月11日から12月5日まで「速弁2周年記念キャンペーン」をやろうというものです。ご応募いただいた方には抽選でプレゼントを差し上げます。速弁の内容などについては資料のとおりですので参考にしてください。

次がお客さま感謝イベントです。名古屋会場「ラシック」と東京会場「東京ミッドタウン」でお客さま感謝イベントを行います。イベントの開催については前回の会見の際にもお話させていただきましたが、今回は別紙を付けていますように、詳細が固まりましたのでお知らせするものです。それから別紙の3ページの最下部に「『秋の休日祭』~SA・PAをご利用で買い物券プレゼント!~」ということで、これまでのキャンペーンの続きとしてこういったものも新しく行うこととしています。

最後は、お客さまセンターへのフリーコール導入についてです。これも7月23日の記者発表ですでにお知らせしていますが、いよいよ10月1日からの導入が迫りましたので、広報資料の1つであるカードをお配りしています。その他ポスターなどをはじめいろいろな場でフリーコールの導入をPRしていきたいと考えています。フリーコール化すると件数も増えると思いますが、それに対してもできるだけ体制を強化して、応答できるよう努力していきたいと思っています。

以上で私からのご説明は終わらせていただきます。

 


(司会)

では、ご質問がありましたらよろしくお願いします。


(記者)

先ほど8月の料金収入の減についてご説明いただいたんですけれども、通行台数の4.2%減についても、天候の要因が大きいんでしょうか、それとも引き続き出控えがあったということなんでしょうか。


(会長)

料金収入の減収の要因として申し上げたことと同じです。やはり原油高騰というものと、休みの日に天気が悪かったという2点だと私どもは分析しています。


(記者)

今週の火曜日から高速道路の割引が、社会実験が先行するという形で実施されていますが、この割引が御社の経営にとってどういう意味があるのかということと、火曜日以降これまでの手応え、実績などを伺いたいんですが。


(会長)

料金引き下げという要望は私どもの管内の各地でも伺っているところでして、当社としてはETC割引で還元するということを一貫して行ってきたところです。それが22~25%という割引になっているわけです。これについては自力でやっていこうと考えているわけですが、それを超える分については経営の体力から言ってとても無理だということでして、今回1,000億円という国の財源を使って料金割引がなされます。本番は10月からですけれども前段の社会実験を含めて、私はサービスの向上という意味でたいへんいいことだと思っています。当社の経営そのものには直接プラスになるというものではありませんで、むしろこうした新しい施策に伴っていろいろと細かく必要な経費が増えるんじゃないかと思うんですが、それはあえてわれわれの力で吸収していこうと思っています。簡単にまとめると、ドライバーや地元の皆さんの期待に応える施策として、たいへんいいものだと思っています。経営そのものには直接影響はしない、ということです。
それから実績をということでしたが、まだ火曜日から始まって現在という状況では、結果が数字として出ているかどうかまで把握はできていません。これからだと思います。ひと月たって次回のこの場でお話ができればご案内したいと思いますし、もし変化が出ているようであればご報告したいと考えています。


(記者)

いま飛騨トンネルの本を拝見していますが、これは何部ほど刷られたんですか。


(会長)

初版で3,000部です。


(記者)

開通の際に配付したものを含めて3,000部ということでしょうか。


(会長)

いいえ。今回の販売分として3,000部です。以前配付したものは定価の付いていないものでしたので。


(記者)

内容は同じなんですか。書かれたのはこの寺田さんで、社内外のいろいろなものをまとめられたということなんですね。


(会長)

はい、そうです。寺田さんが中心になっていろいろな関係者の声を集めたんですね。


(記者)

通行台数ですが、車種別の数字をお聞かせいただけませんか。


(会長)

8月を車種別でお伝えすると、軽自動車が101.8%、普通車が94.4%、中型車92.8%、大型車96.2%、特大車が97.6%、合計で95.0%です。高速自動車国道分のまとめなので、きょうの冒頭の資料のマイナス4.2%とは異なりますが、だいたいの傾向はこれでお分かりいただけると思います。


(記者)

料金引き下げについてですが、これは1年間の時限措置なわけです。今年は1,000億円の予算がつきましたが、来年度以降も継続を求めていくお考えなのか、あるいは緊急対策なので1年で終わることもやむを得ないというお考えなのか、見解をお聞かせください。


(会長)

できることならば続けていってほしいと思います。ただ社会情勢の変化によってまた変わってくることはあり得ますから、最初から何年分と決められるか、永久的にこうした措置ができるかどうかは今後の議論のうえでのひとつの課題になると思うんですけれどもね。私は1年で終わらずに続けていただきたいと思っています。


(司会)

その他特にご質問がなければ、第35回の定例記者会見をこれで終了させていただきます。 本日はどうもお忙しい中ありがとうございました。


(会長)

どうもありがとうございました。