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新名神高速道路(亀山ジャンクション~草津田上インターチェンジ間)開通後半年間の交通状況と整備効果
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。

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2008年09月19日

中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
国土交通省中部地方整備局
国土交通省近畿地方整備局

新名神高速道路の亀山ジャンクション(JCT)から草津田上インターチェンジ(IC)までの間(延長49.7km)が、2008年2月23日(土)15:00に開通してから半年が経過しました。
この度、開通後半年間の交通状況と整備効果をとりまとめましたので、お知らせ致します。

<ポイント>
[交通状況]
新名神高速道路を利用する交通の定着が図られ、並行する名神高速道路や国道の渋滞を緩和するなど一定の効果を発現。
新名神高速道路の交通量は約29000台/日で、開通後3ヶ月間と同程度。早期開通割引(6月末まで)
終了後の交通量も割引前とほぼ同程度。
 
豊田JCT~草津JCTを通過する交通量約1万台/日の約8割が新名神高速道路を経由。
・名神高速道路から転換が促進。
 
並行する国道の渋滞は緩和し、栗東IC付近の国道1号の渋滞が大幅に減少。
 
名神高速道路の草津以東では昨年度に比べ渋滞が減少し、東名阪自動車道および名神高速道路の草津以西では渋滞が増加。
 
[整備効果]
沿道活性化への寄与
・新名神高速道路を利用した観光バスツアーが好調。高速バス路線も、新名神高速道路への路線変更が増加。新名神高速道路沿線の観光客が増加しており、広域的な交流が活発化。
 
新名神高速道路を利用される企業の声
・新名神高速道路の利用により、安定走行、代替路、定時性を確保。企業の生産活動も支援。
 
救急医療への寄与
・搬送時間短縮等により、地域の救急医療体制を支援。
 
名神高速道路の代替機能の発揮
・名神集中工事期間中の代替路として、名神高速道路、国道1号の混雑緩和に寄与。
 

〔概要〕

<交通状況>
1.新名神高速道路・名神高速道路と国道の交通量
半年間の平均交通量は約29000台/日となり、開通後1ヶ月の約28000台/日、開通後3ヶ月の約29000台/日と同程度の交通量となっています。
 
並行する名神高速道路では、昨年の同時期と比べ約1万4~5千台/日減少し、新名神高速道路への転換が図られている一方、名神高速道路の草津JCT~瀬田東JCTでは約9千台/日、東名阪自動車道の亀山JCT~鈴鹿ICでは約1万6千台/日増加しています。
 
早期開通割引の終了前後での新名神高速道路の交通量は、ほぼ同程度となっており、新名神高速道路の利用が定着しています。
 
2.新名神高速道路の交通量分担率の変化
豊田JCT~草津JCT間を通過する6月の交通量は約1万台/日で、そのうち新名神高速道路を経由する割合は約8割です。3月の約6割から徐々に分担率は増加し、名神高速道路から新名神高速道路への通過交通の転換が進んでいます。
 
3.国道1号の渋滞状況の変化
国道1号から新名神高速道路への交通転換により、特に栗東IC付近の国道1号では渋滞が大幅に減少しています。
 
4.高速道路の渋滞状況の変化
開通後半年間の渋滞量(渋滞回数)は、昨年の同時期と比べ、名神高速道路の一宮JCT~草津JCTでは約8割(約7割)、東名高速道路の豊田JCT~一宮JCTでは約6割(約4割)減少しています。
 
一方、東名阪自動車道の四日市JCT~亀山JCTでは約3.1倍(約2.9倍)、名神高速道路の草津JCT~吹田JCTでは約1.3倍(約1.4倍)となっています。
 
<整備効果>
1.沿道活性化への寄与
新名神高速道路利用のツアーでは、新名神高速道路への経路転換により、時間短縮が図られ、ツアーの立寄り先の拡充が図られています。
 
三重県から京都方面への日帰りバスツアーのうち、新名神高速道路に利用経路を変更したツアーの利用客数を見ると、全体として増加傾向にあることが確認されました。
 
新名神高速道路の開通後、名神高速道路から新名神高速道路へルート変更したバス路線は、全体の約45%に達していることが確認されました。開通3ヶ月後と比較して、約3.4倍になります。
 
名神高速道路から新名神高速道路に利用経路を変更したバス3会社の路線では、利用客数が約5%増加していることが確認されました。
 
新名神高速道路開通区間の沿道観光施設の入り込み客数が増加傾向にあることが確認されました。
 
2.新名神高速道路を利用される企業の声
新名神高速道路の利用による輸送時間短縮や新名神高速道路・名神高速道路のルート選択により、輸送の定時性が確保でき、企業の生産活動に貢献しています。
 
新名神高速道路の利用による安定走行が、精密機器等の輸送に貢献しています。
 
3.救急医療への寄与
新名神高速道路の利用により、甲賀地域から大津市等への医療機関間の搬送時間が大幅に短縮され、地域の救急医療体制の支援に貢献していることが確認されました。
 
4.名神高速道路の代替機能の発揮
名神集中工事期間中、名神高速道路の草津以東と国道1号で交通量が減少しており、新名神高速道路への転換が図られています。
 
新名神高速道路開通により、名神集中工事期間中の名神高速道路 草津JCT以東の渋滞が減少していることが確認されました。