高速道路初!自然の樹木の「知恵」を活用した新しい形の日よけを設置
この記事は過去のニュースリリースです。
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NEXCO中日本[中日本高速道路株式会社、本社・名古屋市中区、代表取締役会長兼社長CEO・金子剛一(かね こ・たけかず)]は、京都大学[本部・京都市左京区、学長・松本紘(まつもと・ひろし)]の人間・環境学研究科が考案し、積水化学工業(本社・大阪市北 区)と研究を進めているフラクタル日よけ「シェルピンスキーの森」(人工木陰)を、東名阪自動車道 御在所サービスエリア(SA・上下線)に設置します。
フラクタル日よけ「シェルピンスキーの森」は、国内の高速道路で初めて実用化したものです。
フラクタル日よけ「シェルピンスキーの森」は、塩ビリサイクル材を小さな三角すいをつなげて大きな三角すいをつく るシェルピンスキー四面体の形にして屋根に設置した新しい形の日よけです。通常の日よけと違い、隙間だらけの不思議な構造をしています。空調やミスト散布 のように電気や水を使用することなく、個々の三角すいの表面積が木の葉のように小さく風通しが良いため効率よく熱を逃がすことができ、自然の樹木の下で過 ごすのと同じように、極端な暑さを和らげて心地良い、環境にやさしい空間を創ります。
完成は4月26日(火)を予定しており、午前11時からフラクタル日よけ「シェルピンスキーの森」の開発者である京都大学大学院・酒井 敏(さかい・さとし)教授による現地説明会を予定しています。

NEXCO中日本グループはこれからも、「お客さまにとって真のくつろぎの場」、「お客さまと地域のふれあいの場」となるSAを創造してまいります。

シェルピンスキー四面体をいろいろな角度からみると、様々な形にみえます。

