2005年度後期の工事の平均落札率83.26% -今後は電子入札の導入など、さらに改善-
この記事は過去のニュースリリースです。
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中日本高速道路株式会社(社長・高橋(たかはし)文雄(ふみお))は、10月1日の民営化後に行われた250万円以上の工事、244件についての入札・落札結果分析と、今後改善すべき事項について、別添のとおり取りまとめました。
2005年度後期の平均落札率は83.26%でした。2002~04年度にかけての平均落札率は95%程度で推移しており、約12ポイントの低下となります。
この落札率の低下は、昨年8月9日に取りまとめた談合等不正行為防止策の一環として、入札契約制度を改善した効果だと考えられます。その中でも大きな要因は指名競争入札を原則廃止したことで、すべての契約件数に占める一般競争入札の割合が2%(2004年度)から76%にまで拡大され、競争性が促進されました。
この成果を踏まえ、今後とも談合等不正行為防止策を着実に実施していくとともに、1.電子入札を早期に導入する2.随意契約の内容を精査し、できるかぎり一般競争入札へ移行する――など、よりいっそう競争性を発揮させるための改善策を進めてまいります。
なお、当社はお客様に安全・安心・快適な高速道路空間を提供することを目指しています。工事の品質を確保するため、「総合評価落札方式」(※)の拡大や改善を進めるとともに、不良・粗雑工事には厳格にペナルティーを科すことを検討するなど、今後ともより高い品質の道路をより低コストで建設するよう努力してまいります。