紀勢自動車道(大宮大台ICから紀勢大内山IC)が2009年2月7日に開通します -美し国(うましくに)を結ぶ道。 紀勢自動車道- -奥伊勢PAもオープンします-
この記事は過去のニュースリリースです。
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NEXCO中日本
NEXCO中日本[中日本高速道路株式会社、本社・名古屋市中区、代表取締役会長CEO・矢野弘典(やの・ひろのり)]が建設を進めてきた紀勢(きせい)自動車道の大宮大台(おおみやおおだい)インターチェンジ(IC)から紀勢大内山(きせいおおうちやま)ICまでの間(延長10.4km)が、2月7日に開通します。また、今回新たに設置するIC及びパーキングエリア(PA)の名称は、「紀勢大内山(きせいおおうちやま)IC」「奥伊勢(おくいせ)PA」に決定しました。
紀勢自動車道は、三重県多気郡多気町(たきぐんたきちょう)[勢和多気(せいわたき)ジャンクション(JCT)]から三重県北牟婁郡(きたむろぐん)紀北町(きほくちょう)[紀伊長島(きいながしま)IC・仮称]までの全長約34kmの高速自動車国道です。災害や異常気象時などに、並行する国道42号の代替ルートとしての交通機能の確保が図れるほか、救急医療の支援、地域産業の振興、物流の効率化、観光等の発展などに大きく寄与することが期待されている重要な路線です。
開通を心待ちにされている皆様に「安全」「安心」「快適」な高速道路をご提供することで、当社は地域社会の発展と暮らしの向上に貢献してまいります。
また、今回の開通に先立ち、既に開通している勢和多気JCTから大宮大台ICの間に奥伊勢PAが、2月5日にオープンします。
※奥伊勢PAは、2月5日(木)10時00分オープン
◇大宮大台IC~紀勢大内山IC
大宮大台IC [三重県多気郡大台町(おおだいちょう)]から
紀勢大内山IC [三重県度会郡(わたらいぐん)大紀町(たいきちょう)]までの区間(延長 10.4km)及び
◇奥伊勢PA (三重県多気郡大台町)
施設名称 | 工事中名称 | 所在地 | 備考 |
紀勢大内山IC | 紀勢IC | 三重県度会郡大紀町 | |
奥伊勢PA | 大台PA | 三重県多気郡大台町 | 勢和多気JCT~大宮大台IC |
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大宮大台IC~紀勢大内山IC | 奥伊勢PA | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
整備計画 | 1991(平成3)年12月3日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開通延長 | 10.4km | 1ヵ所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本線車線数 | 暫定2車線(上下線 各1車線) | 上下線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
構造物別延長 及び 休憩施設概要 |
※構造物比率73% |
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総事業費 | 約402億円 | 約13億円 |
今回の開通区間(10.4km)は、7ヵ所(計6.4km)のトンネルと、5ヵ所(計1.2km)の橋梁がある典型的な山岳道路です。
この地域は年間降水量が2500mmを超える日本有数の多雨地帯で、豪雨により東紀州地域の沿岸部を結ぶ唯一の道路である国道42号が通行止めになるなどして、地域がしばしば孤立するため、新たな代替路が強く求められています。
また、将来発生が懸念されている東南海・南海地震時への備えも必要であり、防災対策の強化が急務となっています。
紀勢自動車道は新直轄区間として事業が進められている尾鷲市から紀北町までの区間と一体となって、災害や異常気象時、救急や火災・交通事故などの緊急時の際に国道の代替路となります。まさに「命の道」として、開通区間の沿線地域や東紀州地域の生活基盤確保に大きく貢献します。
また、尾鷲方面から高度な救急医療を行える第三次救急医療機関(伊勢市)までの搬送時間短縮や救急医療施設の選択肢が増えるなど、救急医療体制を支援します。
さらに国内有数の観光地である伊勢神宮や鳥羽を有する伊勢志摩地域や、世界遺産に指定された熊野古道を有する東紀州地域への交通アクセスが向上し、広域観光の支援や、生活圏域の拡大、地域開発の発展や物流の効率化にも寄与します。
(開通効果の詳細は別紙

軽自動車 |
普通車 | 中型車 | 大型車 | 特大車 |
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