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2014年2月以前のニュースリリース

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世界遺産五箇山菅沼集落にて茅場の再生・保存活動のボランティア活動をおこないました
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。

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2012年11月22日

NEXCO中日本は、更なる「地域連携の強化、地域社会・経済への貢献」を進めるため、2011年度より「NEXCO中日本ならでは」のCSR活動として、地域との対話と協働による農山村活性化に取り組んでいます。その一つとして、富山県南砺市の東海北陸自動車道五箇山IC付近の世界遺産五箇山菅沼集落において、茅場の再生・保存活動に取り組んでいます。

11月13日には、来年収穫する茅を増やすための株の採取と植付け作業に、地元の方5名とNEXCO中日本グループ社員21名が参加しました。

一般に茅葺きにはススキが使われているそうですが、五箇山では少し小さいカリヤスを使用しています。茅の自給率は約50%程度で、不足分はやむなく県外のススキを使用しているそうです。今回の活動では、少しでも収穫量を増やして自給率を上げるために株を増やす作業に参加者一同がんばりました。

まずは、近くのスキー場の斜面にある茅場で、大きな株から株を分ける作業をおこないました。たくさんある株のなかから大きなものを選び、4分の1くらいを目安に株を鍬を入れます。株はとてもしっかり締まっており、なかなか鍬が入らず大変な作業でしたが、約140株を採取しました。

慣れないクワを使って株を採取
慣れないクワを使って株を採取
採取したカリヤスの株
採取したカリヤスの株


株を採取した後は、いよいよ茅を植える作業です。昨年地元の方が造成した茅場と先月茅を刈った茅場に移動し、株と株の間に植えていきました。


これまでの3回の活動を通じて、地道な作業が無ければ地域の文化を守ることができないことを実感しました。来年度も、茅の自給率を少しでも増やしたいという菅沼集落の方の想いを実現できるよう、力を合わせて活動していきます。

次回の五箇山菅沼集落では、来年の6月頃に茅場の下草刈りを予定しています。また、11月23日(祝)には新東名沿線の水見色地区で植樹作業を予定しています。