世界遺産五箇山菅沼集落にて茅場の再生・保存のボランティア活動をおこないました
この記事は過去のニュースリリースです。
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NEXCO中日本は、更なる「地域連携の強化、地域社会・経済への貢献」を進めるため、2011年度より「NEXCO中日本ならでは」のCSR活動として、地域との対話と協働による農山村活性化に取り組んでいます。その一つとして、富山県南砺市の東海北陸自動車道五箇山IC付近の世界遺産五箇山菅沼集落において、茅場の再生・保存活動に取り組んでいます。
10月18日には、茅葺屋根の材料となる茅の刈取り作業に地元の方7名とNEXCO中日本グループ社員20名が参加しました。
茅刈り作業を始める前に、茅葺き作業を体験しました。五箇山菅沼集落に隣接する『五箇山合掌の里』に設けられた実物大の茅葺き屋根を利用して、地元の方から茅の葺き方を教わりました。菅沼集落の自然環境にあった独自の茅葺作業を実際に体験し、茅刈り作業で収穫する茅がどのように屋根に使われるのかを知ることができました。
![]() 実物大の茅葺き屋根 |
![]() 地元の方から作業のお手本 |
茅葺き体験の後は、いよいよ茅刈り作業です。9月10日に下草刈りをおこなった茅場へ移動し、地元の方に刈り取り方法を教えていただいた後、作業を始めました。小雨の降る中、急な斜面で背丈ほどに成長した茅を、抱きかかえるように刈り取っていきました。刈り取った茅は斜面に並べてしばらくの間乾燥させます。
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斜面での茅刈り作業 |
今回の茅刈り作業や茅葺き体験を通じて、地域の自然環境と共存するために培われた先人の知恵と技術の素晴らしさを感じることができました。
次回五箇山菅沼集落では、11月13日(火)に茅の株植え作業を予定しています。また、10月28日(日)には新東名沿線の水見色地区で植樹した山の草刈り作業を予定しています。