新東名沿線の「浮島地区」にて環境整備作業のボランティア活動をおこないました
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。
今年度の締めくくりの活動として、3月24日に沼津市浮島(うきしま)地区にて環境整備作業のボランティア活動をおこないました。
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田んぼと葦原の向こうに見える伊豆半島 | 浮島地区の方から作業の説明 |
今回は、景観を良くするために浮島地区の皆さんが彼岸花を植えた「ひがんばなろーど」のゴミ拾いと草刈作業を、地元の方約50名とNEXCO中日本グループ社員13名の計約60名でおこないました。
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「ひがんばなろーど」は周囲の土地が道路より低いため、道路ののり面の下にたくさんのゴミが投棄されていました。特に人目につかない隠れた場所に多く捨られており、草を刈りながらゴミを拾っていきました。
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なかには電化製品や自動車の部品など、一人では運べないほど大きなゴミもあり、想像以上のゴミの山となりました。集めたゴミは沼津市に回収をお願いし、「ひがんばなろーど」は見違えるようにきれいになりました。
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ゴミ拾いと草刈作業が終わったあと、浮島地区の希少植物や地域の環境保全活動について、地域の方から説明をいただきました。浮島地区にはかつて富士八湖の1つとして数えられた浮島沼が広がっており、そこは湿性植物の宝庫だったそうです。現在は、開発行為や休耕地の拡大により、これらの貴重な植物が絶滅の危機にありますが、良好な田んぼや葦原を維持していけば貴重な植物を保護できるとのお話でした。
私たちのこれまでの活動が、このような希少植物の保護にもつながっていることをあらためて知りました。
地域の方のお話を聞いたあとは、活動に参加した子供たちが摘んだ野草をてんぷらにして食べました。なかには「よもぎ」を初めて知った子供もいて、環境教育という意味でもとても良い機会になりました。
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クレソンとセイヨウタンポポ | 野草のてんぷら |
来年度、浮島地区では年間計7回の活動を計画しており、次回の活動は5月19日に休耕田での田植え作業を予定しています。また4月27日~5月12日の期間、水見色地区にてお茶の収穫作業のお手伝いを、5月26日には、都田地区でみかんの摘花作業のお手伝いをおこなう予定です。