新東名沿線の「沼津市浮島地区」にて休耕地の草刈りと伝統漁法を復活する活動をおこないました
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。
NEXCO中日本は、当社ならではの新たなCSR活動として、新東名沿線の静岡県内3地区にて、農山村の活性化に取り組んでいます。
3回目の活動となる今回は、11月13日(日)に沼津市浮島地区にて、地元のみなさんと一緒に、休耕地の草刈作業と伝統漁法を復活するボランティア活動をおこないました。
うっすらと雪をかぶった富士山を眺めながら、地元の方約70名とNEXCO中日本グループ社員約10名の総勢約80名で作業をしました。
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浮島地区には田んぼと葦原が広がっています |
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まず最初に、今回子供たちが伝統漁法を体験しやすいよう、『わんど』近くの休耕地の草刈りをしました。(『わんど』とは、川からつながった池のようになっている場所で、魚の絶好のすみかになるところのことです。浮島地区では、生態系保全のために、浮島地区の皆さんが整備されたそうです。)
自分の背丈ほどもある大きい葦を草刈機を使って刈っていきましたが、葦が自分の方へ倒れてきたり、草がからまったりと、慣れない私たちには大変な作業でした。「このような休耕地が少しでも無くなって欲しい、本当は田んぼにしたいんだ」という地元の皆さんのお話を聞いて、もっと皆さんのお役に立つことができないかという想いをより強くしました。
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草は右から左へ刈るのが基本だそうです |
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これで子供たちも安心して遊べます |
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草刈りが終わった後は、『わんど』での伝統漁法を復活する作業のお手伝いをしました。浮島地区には、昔から稲刈作業が一段落した後に河川の水をくみ出して魚を捕る「かいぼり漁」という漁法があったそうです。昭和30年頃までおこなわれていたこの漁法を復活させながら、地域に生息する生き物調査もしてみようという活動に一緒に取り組みました。
水路と「わんど」の間をせき止め、ポンプを使って水を抜いていきますが、当日は大潮のため水路の水位が高く、なかなか水が抜けません。完全に水が抜けるとなまずなどの大きな魚が姿を現すそうですが、今回はどじょうやめだかなどの小さな生き物しか捕まえられませんでした。
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ポンプ4台でわんどから水を抜きます |
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どんなお魚がいるか楽しみです |
- 「ザリガニ」と「テナガエビ」
作業が終わった後は、近くの田んぼで採れた新米でおにぎりを作り、みんなで試食をしました。広々とした田んぼの中で食べる新米は格別でした!
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炊きたてのお米です |
- いい汗かきました!
次回、浮島地区では、来年1月29日(日)に休耕地の葦原の草刈作業を予定しています。
また、12月10日(土)には、浜松市内の都田地区にて、人手不足の農家のみかん収穫作業のお手伝いをおこなう予定です。