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資産管理体制について一層の強化を図ります
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2006年12月21日

中日本高速道路株式会社

中日本高速道路株式会社[NEXCO中日本、本社:名古屋市、代表取締役会長:矢野 弘典(やの ひろのり)]は、日本道路公団から承継しました資産の評価額の誤りについて、平成18年9月20日付け国道管第52号で国土交通省道路局長より「厳正な資産管理体制の確立について」の注意・是正を受け、検討を行って参りましたが、本日、国土交通省道路局長に文書にて報告いたしましたことをお知らせします。 今後は、この管理体制により再発防止に努めて参ります。

なお、今回の件に関し、代表取締役社長(高橋文雄)は、会社の業務執行責任者として報酬月額の10%を1ヶ月間返上することといたしました。同時に資産評価実施当時の担当取締役及び部長に対し社長から口頭による注意を行いました。

1. 資産価額修正に伴う会計処理
 資産価額修正に伴う会計処理方針は、会計監査人と協議の上、資本取引とし資産修正の相手方勘定として「その他資本剰余金」を計上します。また、資産価額の修正に伴う平成17年度の減価償却費の過小分については「特別損失」勘定に計上しますが、平成18年度の減価償却費については、期中の減価償却費として処理することとしております。  なお、これらの処理につきましては、平成18年度中間決算において適正に処理致します。

2. 資産管理体制の確立
資産額の誤りは、公団が保有していた膨大な資産を機構と3会社に分割するといった作業を新しいシステムで、かつ極めて短い期間で資産の評価や承継区分の作業を行うにあたり、事務処理を適切に行う体制が不十分であったことと、社員の経理関係のスキルが不足していたことが原因と考えられます。よって弊社では、同様なミスを繰り返さないように下記の対策を講じることとしました。
(1) 資産価額及び資産数量把握のための台帳類のさらなる整備
□ 今回の修正を反映した台帳類の整備とシステム管理の実施
□ 固定資産管理に関するマニュアルの整備
□ 固定資産簿の根拠となる管理台帳の整備
(2) 資産管理体制の強化と責任者の明確化及びシステムチェック
□ 固定資産管理責任者の設置
□ 固定資産の実査の実施
□ 新規取得した固定資産のシステムチェック
(3) 経理関係スキルの向上
□ 研修・講習会等について引き続き実施

3. 機構と会社の役割分担の明確化と連携強化
 資産管理体制の強化、役割分担の明確化、連携強化を目的に「機構保有資産に係る厳正な資産管理体制の確立に関する確認書」を機構と締結し、密接な連携を保ち、厳正な資産の管理を行ってまいります。

以上の取組みを確実に実行することにより、社員のスキルアップを図り、資産の評価や価額の算定にミスを生じさせない厳正な資産管理体制を確立してまいります。

なお、今後は更にレベルアップを図るべく、常に改善に努め、より効率的、合理的なものとしていく所存であります。