NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2008年08月20日矢野会長定例記者会見

会見要旨

(司会)

では定例会見を始めさせていただきます。


(会長)

NEXCO中日本代表取締役会長CEO・矢野弘典 みなさんこんにちは。
きょうもいくつかトピックスがありますので、順をおって説明させていただきます。

最初に7月分の事業の概況です。
7月の料金収入は対前年同月比マイナス1.4%でした。内訳は、高速がマイナス2.2%、一般有料はプラス7.2%です。高速はETCの普及にともなう割引額の増加により減収となりました。一般有料は新名神供用に伴う伊勢湾岸道路の交通量の増加によるものです。
通行台数は前年同月比プラス2.7%でした。高速がプラス1.1%、一般有料はプラス9.2%です。6月に一度落ち込みましたが、7月は持ち直しています。しかし、1年前の7月は台風で大きな影響を受けたということがありますので、これが同じように続くとは思っていません。
今月のETC割引率は24.6%になっています。ETC割引がなかった場合の料金収入は661億で、対前年同月比2.6%増で、通行台数と同じ程度の伸びとなっていますが、ETCの割引がだいたい4分の1となり、ご覧の通り、500億程度の実収入となっています。ETC割引額は163億円で、前年同月に比べて16.9%割引額が増えています。ETC割引がなかった場合の料金収入が662億となり、今月のETC割引率は24.6%になっています。

建設の状況は前月と変わっていません。年度内に紀勢道を開通させるように鋭意工事を進めています。

主な工種の工事契約落札率ですが、7月は15件で、平均落札率は88.67%でした。年度累計は34件で86.61%になっています。

次にETCの利用状況です。当月は利用率が75.7%と前年に比べて、利用台数、利用率ともに順調に増えている状況です。直近の状況を週単位でみてみますと、8月8日から14日のお盆時期は、7月11日から17日と比較して、日平均利用台数は5.6%増えていますが、日平均利用率は75.9%から71.1%とマイナス4.8%です。土日、休日の利用の状況はこちらに書いてあるとおりです。この時期は毎年同じ傾向で、昨年も同様でしたが、全体的な利用率は底上げしてきているという状況です。

SAの状況ですが、売上げは対前年比で111.6%でした。年度累計でも104.5%となっています。飲食部門が106.4%、物販部門が111.7%、サービス部門が106.1%、ガソリン部門が116.9%、広告部門は額が小さいのですが171.4%となっています。各部門ともに対前年同月比で伸びを示しています。
以上が事業の現況です。

次にトピックスを説明します。
まず8月18日に発表したばかりのお盆の交通状況ですが、こちらをもう少し詳しくご報告します。同じくお盆時期の当社独自の取り組みである、お盆半額割引の状況についてご報告します。
担当部長の峯村から2つ続けて説明させていただきます。

 


(部長)

NEXCO中日本 峯村保全・サービス担当部長 それではまず、お盆時期の高速道路の交通状況についてご説明します。
お手元の資料のなかで、一番上の表です。取り扱い台数と申しまして、簡単に言うと料金所を通過になった台数だとご理解いただきたいのですが、合計が昨年の同時期に比べて11日間の比較ですが、96.2%ということで、3.8ポイント減少ということです。その下に主な道路の増減があります。やや数字の傾向が違うところ、あるいは大きく変動しているところについて、若干補足させていただきます。
まず、名神高速道路の101.4%、ここだけ増えているのですが、(図を指しながら)昨年とネットワークが変化しています。名古屋高速の清洲から名古屋方面に向かう清洲線が開通したため交通が変化し、一宮から清洲線を通る新たな交通が出てきたのではないかと考えています。その結果、名古屋高速と合併徴収している一宮の料金所を通過する台数が増えたということがあるだろうと考えています。それから、大変ご好評いただいている東海北陸道の交通が、名古屋市内に流れているのではないかということから、名神高速の交通量が増えている要因ではないかと分析しています。
もう一点、東名阪が89.6%と10.4ポイント減少しているわけですが、これは新名神が開通した影響によるもので、開通するまでは亀山ICで一旦降りて、名阪国道に行っていた車があったということで、亀山ICを一旦出ると取り扱い交通量として、昨年はカウントしていたということが原因でなかろうかということです。
ネットワークの整備によりまして、やや道路によって特徴が出ていますが、全体的には、総合計の96.2%というのが大きな傾向を示しているのではないかと考えています。
交通量が減った影響と思われますが、渋滞回数も真ん中の表のように減っています。10km以上の渋滞が昨年に比べ45回減って、127回になっていますし、30km以上の渋滞は半減以下になっています。
主な渋滞個所でワースト3を下の表に挙げています。下り線はいずれも中央道の相模湖IC付近で、交通集中、あるいは事故も重なり、37.6kmが最大の渋滞長でした。上り線については、東名阪、あるいは東名といった路線が出ていますが、最長で35.2kmです。相模湖ICも含め、この付近、いずれもサグと申しまして、道路の勾配がやや下りから、やや上りに変わる転換点、言い換えると、車両のスピードが少し落ちる傾向にあるところです。そういったところが渋滞のネックになって、このような延長になっているわけですが、トータルでは減ったということになっています。
続きまして、ご好評いただいている東海北陸道の交通状況を補足させていただきます。
まず、新たに開通した飛騨清見ICから白川郷ICの区間の交通量ですが、お盆期間中は平均15,000台でした。開通後1ヵ月の交通量が約9,000台でしたので、平日と休日合計の平均と比べますと1.7倍。また8月15日には、お盆の間の最大である19,000台の車にご利用いただきました。過去最高は7月3連休の約20,000台という交通量で、それに次ぐ交通量となっています。その前後の区間ですが、荘川から飛騨清見、南側の区間では約9,000台、そして北側の白川郷から五箇山間では7,000台の増加をみています。
続きまして、7月18日に4車線化した区間の渋滞の状況です。下の表をご覧ください。美並から郡上八幡が昨年の交通量が23,500台のご利用をいただいていましたが、今年は29,500台と、約6,000台の交通量が増えていますが、渋滞回数は昨年と同程度の14回で、やや渋滞長は短くなり、渋滞時間は長くなっていますが、掛け算である渋滞量は4%減となっています。

次に2つ目、東名高速の料金TDM「お盆半額割引」の結果です。
おさらいになりますが、料金TDMの概念ということで、真ん中にグラフがあります。例えば、お昼の15時前後の交通量が増える時間帯の交通を、午前中の9時から12時の時間帯の料金を半額にして、この時間帯に移ってご利用いただくことで、渋滞を緩和しようというものです。具体的には下の絵にありますが、静岡から厚木、小田原厚木道路を含みますが、この区間で乗っていただいて、その横の赤い部分、横浜町田から東京間で降りていただいたお客様の料金を半額にするというものです。
まず特にお盆のUターンが多かった8月16日、17日の土日の結果です。これを2年前のTDMをおこなっていなかったお盆の時期を比較してみました。同じく19日、20日の土日です。交通量ですが、真ん中の左のグラフ、日平均交通量のが約80,000台が80,000台強となり、7.4%の増となっています。またその右ですが、割引時間帯に通行した車は21.6%増加しています。この時間帯の割引をご期待になってご利用されたお客様だと考えてよろしいかと思います。これに対して、一日の渋滞を見ると、2年前に比べて、44.8%の減、これが渋滞量になります。渋滞長、長さですが、最大30kmを超えていたものが、20km程度になって、32.1%の減少となっています。もう少し詳しいグラフが次のページにあります。上が8月16日ですが、グラフの赤い線が2年前、青い線が今年です。9時から12時にかけての交通量が増えているのがお分かりいただけると思います。もっと顕著なのが、下の17日のグラフです。折れ線グラフを見ていただきますと、特に夕方の14時以降ですが、この時間帯に通っていた交通が、左側の比較的早い時間にシフトしていただいているのがお分かりいただけるかと思います。この2日間、Uターンの顕著な例ということで挙げさせていただいていますが、実施した9日間では日によって、効果が出た日、出なかった日があります。全部平均しますと、次のページのようになります。
9日間の平均では全体として交通量がやや減っている状況となっていますが、渋滞量、渋滞長もグラフにあるように、平均しても減少している傾向にあります。日別のデータは5ページ以降にありますが、説明は省略させていただきます。
以上です。

 


(会長)

あとトピックが3つあります。続けてご説明します。
最初に東海北陸道の五箇山と福光の間での災害と無料通行措置についてです。すでに実施済みのものなので、結果としてどれくらいのご利用があったかというご報告です。7月28日の早朝から北陸地方で集中豪雨がありまして、この区間の切土のり面が崩壊し、応急復旧が完了するまで6時間通行止にしました。このときに並行する国道のうち304号も土砂崩落で通行止になり、当面通行止が続きそうだという状況の中で、富山県のほうからも依頼があり、7月28日から8月5日の延べ7日と17時間、五箇山~福光間を無料通行措置として、地域の方々にご利用いただきました。時系列での状況などは資料のとおりで、この無料通行措置の適用は合計で17,431台となりました。最も多かったのは普通車で10,580台、軽自動車が4,041台です。一週間程度の無料通行措置でしたが、地元の皆さまに多少なりともお役に立てたのではないかと思っています。

次に4番目のトピックです。既に発表済みですが直接ご説明しようと資料を用意しています。「浜名湖かんざんじ温泉周遊プラン」と「伊豆箱根周遊プラン」の2つの企画割引です。9月12日の金曜日から来年の3月19日の木曜日まで、期間を半年間と長めにとってプランをつくりました。これまでもいろいろな企画をやってきて、徐々に企画割引が知られてきたためだと思うんですけれども、利用者が増えてきました。こうした割引を通じて高速道路を活用していただくことで、お客さまの便宜を図ることができると考えています。昨年はわりと期間の短いものだったんですが、今年は期間の長いプランを各地で展開しています。「伊豆箱根周遊プラン」は東京・静岡・名古屋地区発着で伊豆箱根周辺を目的地とするもの、「浜名湖かんざんじ温泉周遊プラン」も東京・静岡・名古屋地区発着で利用していただくというものですが、浜名湖の方は今年で2度目で、昨年は10月20日から12月21日の2ヵ月間で実施しました。今回の特徴は発着エリアに東京地区を加えた点です。また期間を長く取り、ご家族などが観光プランを立てやすいようにしています。

最後のトピックスはきょう発表のものでして、お客さま感謝イベントの企画です。お客さまへの感謝の気持ちを込めまして、高速道路をより一層身近に感じていただけるように、キャンペーン・イベント「ゴーイング☆ハイウェイ2008」として高速道路の内外で開催することとしています。高速道路外では、名古屋ではラシックで10月11日から13日、また昨年は名古屋だけだったのですが、今年は東京でも開催することにしまして、東京ミッドタウンで9月27・28日の開催予定です。高速道路内ではこれまでもいろいろやってきましたけれども、9月の中旬から10月初めの土日に各SAでいろいろな行事を行います。道路パトロールカーを展示したりするのをはじめ、お子様にも楽しんでいただけるようなゲームなども企画しています。
同じ時期の9月12日から10月13日までの間、中日本エクシスが運営するSA・PAで、お買い物や給油で豪華賞品が当たるキャンペーンも実施します。またプレミアムドライバーズカードについても同じ期間中、ショッピングポイントを通常2倍の2ポイントから5ポイントになる「ポイント5倍キャンペーン」を予定しています。
どのSAでの開催かについては、次のページ以降の概要でご覧いただけます。後ほどご確認ください。

以上で私からのご説明は終わらせていただきます。

 


(司会)

では、ご質問がありましたらよろしくお願いします。


(記者)

7月の通行台数が若干プラスだったということですが、昨年の対一昨年比はどうだったのでしょうか。また6月はマイナスだったのですが、ガソリン高騰に伴うドライバーの節約志向は、依然続いているとお考えなのかをお聞かせください。


(会長)

最初のご質問は調べさせますので後ほどとさせてください。2つめのご質問の傾向については、変わっていないと思います。油の価格というのはさまざまな要素で決まっていくものでしょうから、いつまでも右肩上がりで高くなっていくのかどうかは、様子を見なければわかりませんが、これだけガソリンが高くなってきますとやはりどうしても軽自動車に乗り換えるとか、他の公共交通機関があればそちらにシフトするとか、そういった傾向は変わらないんじゃないかと思うんですね。
昨年と今年の7月を比較した数字なんですが、東京料金所の出入交通量を見てみますと、平日は普通車がマイナス2.2%、中型車がマイナス1.7%です。これに対して軽自動車はプラス5.1%となっています。大型車、特大車はそれぞれプラスでして、全体で平日だけを比較するとマイナス0.7%となっています。一方休日を見ますと、全体でプラス2.8%となっており、内訳を見ますと軽自動車がプラス19.7%なんですね。その他の車種もみな増えていまして、普通車プラス1.4%、中型車プラス0.2%、大型車もプラス5.1%、特大車がプラス21.4%ということで、7月だけを見ますと対前年比で増加しているんですが、ご質問の中にもあったように少し長い目で見てみると、やはりガソリン高騰の影響は交通量に対して大きな影響を与えるだろうと考えています。
最初のご質問の数字はわかりましたか。


(料金TL)

2007年7月実績の対前年度比は102.2%で、今年7月の102.7%とほぼ同じような伸びになっています。


(会長)

よろしいですか。


(司会)

その他特にご質問がなければ、第34回の定例記者会見をこれで終了させていただきます。
本日はどうもお忙しい中ありがとうございました。


(会長)

どうもありがとうございました。