NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2008年12月18日矢野会長定例記者会見

会見要旨

(司会)

では定例会見を始めさせていただきます。


(会長)

NEXCO中日本代表取締役会長CEO・矢野弘典 みなさんこんにちは。
年末になりまして、この1年間みなさまありがとうございました。
今日もいくつかトピックスがありますので、順に説明させていただきます。

それでは、最初に11月分の事業の概況です。
11月の料金収入は対前年同月比マイナス9.1%でした。内訳は、高速がマイナス9.9%、一般有料はマイナス0.2%です。高速は10月14日からの新たなメニューが追加された「安心実現のための緊急総合対策」において、高速道路の料金の引き下げによる影響、その前からの社会実験もありますが、その影響と、ETC普及に伴う割引額の増加といったものが重なって減収となりました。一般有料についても、後ほどご説明しますが、交通量は若干増えているものの、ETCの普及に伴う割引額の増加があって減収となっています。
通行台数は前年同月比マイナス0.4%です。内訳は高速がマイナス1.3%、一般有料はプラス3.1%です。
ETC割引額はかなり増えてきており、前年同月に比べると23.0%割引額が増えています。ETCが無かった場合の料金収入は648億円で、これは対前年同月比でマイナス1.9%となります。ETC割引率は28.2%で、前月が27.7%でしたので、月ごとにこの割引率が高くなっています。当社の経営を圧迫してくるのですが、当初からあるこういった仕組みは何とか自社負担でまかなっていきたいと頑張っています。
なお、いつもご質問がありますので、事前に車種別の話をさせていただきたいと思います。台数ベースで申しますと、軽自動車が107.0%で、軽自動車はこの数ヵ月、この程度の増加を続けています。普通自動車が99.8%でほぼ横ばい、中型車が90.9%、大型車が93.2%、特大車が92.6%、全体が98.7%となっています。お話した通行台数の推移と少し異なっていますが、傾向としてこれでお分かりいただけると思います。

建設の状況は、先月と変わっておりませんが、ひとつだけご案内します。東名阪自動車道の四日市JCTから四日市IC付近の渋滞緩和に向けて整備を進めてまいりました付加車線が完成し、明日12月19日からご利用いただけるようになります。これについては、ひとつめのトピックスで説明させていただきます。

次にETCの利用状況です。直近の12月5日から17日と先月の11月7日から13日までを比較すると、日平均利用率がプラス0.5%で、78.5%となっています。平日、休日を分けますと、平日は79.4%から80.0%でプラス0.6、休日は74.1%から74.6%でプラス0.5で、平日、休日ともに増加しています。日単位になりますが12月2日には当社エリア全体で初めて利用率が80%を突破しました。また、12月5日から11日の1週間でも、表のとおり、平日の平均利用率が初めて80%を超えました。車載器取り付け累計台数は2,185万台です。

SAの状況ですが、対前年比100.4%です。内訳ですが飲食、物販部門は比較的順調で、飲食部門が107.6%、物販部門が113.2%で、この2つをあわせて対前年比はプラス11.1%になっています。サービス部門が100.0%で横ばい、ガソリン部門がなかなか元に戻らず71.1%と3割弱減少した状況になっています。広告部門は最近は順調に増えていたのですが、額が小さいのですが69.2%となっています。
以上が事業の現況です。

次にトピックスが全部で6つありますので、順に説明します。
最初に、東名阪自動車道四日市JCTから四日市IC付近の付加車線完成です。これは本日15時に名古屋支社長の名前で記者発表することになっていて、私のご案内は1時間前ですが、みなさんお集まりなので、ご説明させていただきます。
渋滞対策で行ってきた工事ですが、下り線は11月19日に完成したわけですが、上り線が明日19日に交通規制を解除して、ご利用いただけるようになります。長い間、工事による規制などでご迷惑をおかけしておりましたが、ご協力ありがとうございました。
今回の付加車線事業は資料にあるように、四日市JCTから御在所SA付近の付加車線を結んで、連続化した延長約5kmの付加車線です。四日市JCT、四日市東IC、御在所SAでの分合流部分で安全でスムーズな交通を確保できるように計画したものです。
四日市ICについても、スムーズな分合流ができるように分流路、合流路を延長しました。この付加車線の設置によって、新名神が開通したことによる交通量の増加に伴う渋滞に対して、その渋滞緩和の効果が期待されます。
まもなく、年末年始の交通繁忙期に入りますが、お客様におかれては、時間にゆとりを持って、安全運転でご利用いただきますようによろしくお願いしたいと思います。

2つ目のトピックスは、東海北陸自動車道全線開通記念割引の継続で、これは本日、初めて発表するものです。
お手元の資料のとおり、これまで多くのお客様に新規開通区間の飛騨清見ICから白川郷ICをご利用いただいておりまして、7月から東海北陸道全線開通記念割引をやってきましたが、おかげさまで好評でございまして、交通量も安定的に予想を上回る状況が続いております。また、国の生活対策での計画も進んでいるという状況の中で、来年3月31日まで、この同じ割引を続けて実行することにしました。ただ、ここにも書いていますように、生活対策に基づく高速道路料金引き下げが実施された場合は、その実施にあわせて割引を終了したいと考えています。

3番目のトピックスですが、ETCレーン速度抑制対策の速報です。11月25日に当社管内全域にわたって、順次、ETCレーンの速度抑制対策を行ってまいりました。まだ、1ヵ月にもなっていませんが、交通事故、速度状況ともに、対策前に比較しますと、いずれも良好な状況です。
わたくしどもはPRに努めまして、なるべく新しい対策によって、ご迷惑にならないように、ご協力いただくようにやってきたのですが、マスコミのみなさまにおかれましても、安全という観点から積極的な取材報道をしていただきまして、本当にありがとうございました。ここまでのところ、つつがなく初期の目標を達している事に対して、みなさまのご協力にお礼を申し上げたいと思います。
料金所ですが、順次進めてきまして、昨日、全て完了しました。226料金所、ETCレーン数は616です。
交通事故の発生状況ですが、ETCレーンの交通事故、接触事故とか追突などいろいろありますが、11月25日から12月11日の17日間で12件、日平均で0.71件です。2007年度、これは少し期間が長いですが、これは523件あって、1日1.43件となっていますので、新しい対策を講じている期間は日が短いですが、半分に減少しています。また、この12件の事故に関して、中身を調べましたが、開閉速度を変えることによって、それが原因で生じた事故はひとつも発生していません。
それから、速度の変化の状況ですが、この17日間を昨年の12月と比較しますと明らかに平均速度で約4kmの低減効果が見られますし、著しい速度超過車両の割合が平均で約40%削減されています。そして、今回の対策に起因する渋滞は発生していません。
裏のページに今申し上げたことをグラフにしていますので、ご覧ください。

トピックスの4つ目は、年末年始時期の高速道路渋滞予測、東名渋滞減らし隊です。これはすでに12月5日に発表させていただいているものですが、まもなく年末年始になりますので、改めて説明させていただくものです。
1月2日から4日にかけて東名高速の上り線が混雑するのではないかとの予測がありまして、このキャンペーンを行うのですが、ここにあるようにあらかじめ登録いただいた方で、混雑予想時間帯の前にご利用いただいた場合には、抽選でマイレージポイントをするとか、情報提供をするといったものです。
上り方面の2日から4日が一番渋滞が発生するのではないかと考えていまして、基本的には渋滞の発生状況は例年と変わらないとみています。
本日は渋滞予測ガイドとキャンペーンのチラシをお配りしていますので、ご覧いただきたいと思います。

次に5番目のトピックスですが、高速道路ネットワークの長期保全計画に関する検討会の開催報告をさせていただきます。
これは12月9日に開催したもので、わたくしどもは新しい道路を造る大切さは分かっていますが、同時に現在供用している道路、今ある道路を長持ちさせる努力が必要だと考えています。わたくしどもは「100年道路」と掛け声をかけて検討しているのですが、わたくしどもの検討だけでは足りないと考えて、外部の有識者にご参集願っているということです。
そちらの責任者である部長の峯村から検討会について、ご説明させていただきます。

 


峯村部長

NEXCO中日本・峯村部長 お手元の資料に基づいて、9日に開催した、通称「100年道路検討会」の概要について報告させていただきます。
1枚めくっていただきますと裏に検討会の委員の名簿があります。肩書きも添えていますので、ご覧いただきたいと思います。
次に右肩に資料1とあるものをご覧ください。こちらが検討会の資料そのものです。これについてご報告させていただきます。
資料1の下のページの左の地図をご覧ください。オレンジ色の線が開通後40年以上を経過している路線です。東名、名神、あるいは中央道富士吉田線です。黄緑が北陸道、中央道、これらが30年以上。このような路線、日本で1番最初に建設された道路を担当しているのが当社です。このような路線を60%近く抱えているということです。
次にこの検討会の主旨ですが、高齢化した高速道路ストックの現状、課題を把握しよう、そして、社会的環境がどのように変化しているかを把握しよう、そして、適正な管理とはどんなものか、あるいは修繕コストを最適化するにはどうしたら良いのかといったことを考えながら長期保全計画のあり方を検討しようというものです。
そして、下にスケジュールがあります。12月9日に第1回を開催させていただきました。これは主に現状把握を課題としています。そして第2回は若干のシミュレーションを加えます。お金はどんな風に動いているのか、どんな手当てをしたらどのくらいの費用がかかるのかといったことの検討を、第2回3月に予定しています。そして、3回目。6月に長期保全計画のあり方を考えたいと思っています。
そして、資料2が現状把握といった観点でまとめた資料です。まず始めに橋の現況がございます。6ページの右側にグラフがありますが、このグラフは横軸に橋の年齢、縦軸に損傷の個所数、1m2あたり何個所壊れているかをグラフにしたものです。右肩上がりになるのは当然なのですが、特に25~30年経ったあたりからカーブがやや急になっているのがお分かりいただけると思います。先ほど、30年以上、40年以上過ぎた路線をたくさん抱えていると申し上げたのは、こんなところに問題意識を持っているからです。
その裏の7~8ページには実際に壊れている写真です。左上からコンクリート橋の塩害、中性化、アルカリシリカ反応、それから鋼橋のひび割れ、疲労劣化です。それから腐食も現れています。
また、下は特に雪氷地域ですが、塩を撒くことによって、橋の上の路面のコンクリートも破損しているといった状況です。
次に舗装の現況です。12ページですが、このようなクラックやひびが出ていますが、これを掘ってみますと、右側の14ページにあるように上の路面だけでなく、中もひび割れが進行しているという状況です。そのほかにも17ページにトンネル、18ページに設備関係の破損状況がございます。
続いて社会環境の変化ですが、21ページです。左側に交通量が出ていて、当然伸びていて、最近は横ばいです。ところが、大型車の断面交通量、これは東名、名神は一般国道の8~9倍の負担を強いている状況で、多いといわれる首都高や阪神高速などの都市高速の倍くらいの交通を負担しています。また、その下に一般的な車両の制限が20tから25tに増えています。また、右のグラフにあるように、違反車両である過積載車両がこのような状況で、50tといった状況です。
それから、現状の維持補修が抱える課題ですが、29ページです。集中工事でやっているところですが、これは工事渋滞を減らすために行っているのですが、2週間でできる工事量は非常に限られていることから、十分な補修ができない、また30ページにあるようにコストの面ですが、1997年のコスト削減計画以来、供用延長は伸びていますが、補修費用が右肩下がりになっているといったことがご覧いただけると思います。
このような資料を提示して、ご議論いただいたわけですが、委員からは主に4点の意見が出ました。これは資料にはありませんが、1点目は、あと42年で料金徴収期間は終わるのですが、その後、無料解放後も今以上の健全性を保つことを前提として議論をしようという点が第1点目です。2点目は、今までのような対処療法的な補修からは決別しようということも一考だということです。対処療法ではなく、原因から根本から直そうということです。3点目は、そのために、理想的な維持管理モデルというものを議論しよう、それは工種ごとに例えば土工、橋、トンネル、舗装といった工種ごとにデータをまとめて、理想的な維持管理モデルを議論したい。4点目は構造物の損傷を放置した場合、どうなるかという、その危険性を出して、その情報を社会と共有することが大事ではないかというような議論をしていただいたところです。
この4点をふまえまして、次回3月の検討会に向け、作業を進め、準備していきたいと考えています。
以上です。

 


(会長)

いろいろとご質問があれば、峯村が控えていますので、後ほど質問していただければと思います。

最後のトピックスですが、CSR懇談会です。これも先月にやった会議で、当日終わってからレクをさせていただきましたが、みなさまに改めてご報告していなかったので、ちょうど良い機会だと思いますので、ご紹介します。
2ページにある先生方にお集まりいただいて、名古屋二環を見ていただいて、その後、懇談会をしたというものです。このCSR委員会はCSR報告書をまとめていくにあたり、いろいろなご意見を伺っているもので、今年の6月に発表したCSR報告は、この委員会の皆様のご意見を取り込んだものになっています。
現場見学でも、小学生のみなさんにもっと見てもらったらいいのではないかとか、環境問題が大事といったご意見がありました。資料の最後の行は少しこそばゆい気がするのですが、そんなに柔軟性のある会社かなと思っているのですが、そういう目で外部の人に褒められるのも励みになるもので、みなさんに書くのはどうかと思いましたが、一応書かせていただきました。
今後もCSRは当社の経営方針の大黒柱のひとつなんですが、それについても意見を伺いましたが、継続性が大事だということや、広域観光、また、ペレットストーブもやっているが、チップなどもどうか、また、標識です。いつも言われることですが、もっと外国のように見やすい標識にできないのかといったご意見がありまして、結局、その地域の住民の方や、道路を利用されるドライバーの方にとって、本当に喜ばれる快適な道路、安心、安全、快適な道路を造るためにはどうしたら良いかという問題に戻ってくると思ったわけです。
みなさん、けっこう辛口な意見もおっしゃったりして、非常にわたくしどもの会社を支えていただいているということで感謝しております。資料には写真なども添えてありますので、参考にしていただければと思います。

前段の話が長くなりましたが、以上で私からのご説明は終わらせていただきます。

 


(司会)

では、ご質問がありましたらよろしくお願いします。


(記者)

事業の現況についてお尋ねしたいのですが、通行台数が前年度実績と比較して4ヵ月連続で下回ることになります。車種別に見ても、中型車とか大型車も減少しているということですが、要因として、トラックの物流が減っているとかが考えられるかと思いますが、改めて、通行台数が減っているということの分析をお願いします。


(会長)

まだ断言するところまでいっていませんが、私は景気が後退すれば物流が減って、そして大型車に影響が出てくるのではないかと思っていましたが、ここまでのところはなんとかこらえてきました。ここにきて1~2%ではなく、7~8%減と大きな数字なので、私は警戒信号かという理解をしています。それから、軽自動車とか普通車は、いろいろな料金施策がありまして、一般車輌は土日のご利用が多いので、料金施策が底支えをしているのではないかと考えています。利用台数全体の動向を見ますと、6月に1回減って、7月にもち返して、8月から下降ぎみになっています。大型車を見ますと、4月で前年同月比107.9%、5月104.1%、6月は全体で96.7%だったときに103.0%です。7月は108.9%と頑張っているのです。ところが、8月から96.2%、そして9月に持ち直して102.8%、10月は99.5%、そして今月が93.2%となりました。ですから、ここのところの兆候を重く見なければいけないと思います。短期的な変化はこれからも上がったり、下がったりがあると思いますが、長期的にどのようなトレンドを歩んでいくかということが大事だと思います。私は大型車が95%を切ったというところに警戒信号という受け止め方をしています。


(記者)

関連してですが、今はガソリンの値段が下がってきていて、名古屋市内でも100円を切ってきているところもあるようですが、油の値段が下がってきてもこれだけ通行台数が減ってきているということでの危機感というか受け止め方を。


(会長)

交通量という点からいいますと、料金が下がったのと、油の値段が下がったのはプラス要因です。これは間違いなくそういえると思います。ただ、景気の長いトレンドというものにどうしてもこらえきれなくなったというように、断言はできませんが道路管理をやっている者としての思いを持っています。


(記者)

ETCがどんどん普及していると思いますが、12月5日から12月11日までで初めて平日平均利用率が初めて80%を超えたということですが、増えた要因をお聞きしたいのと、どういった影響がでてくるのかをお願いします。


(会長)

国全体の料金施策が出てきたのが追い風になっていると思います。それから、次のステップの施策はまだ実現はしていませんが、そういったものが予測されるというのも、加速の原因になっていると思います。そして、なんといっても、利用率が7割とか7割5分を越えたあたりから、ETCというのは便利なものだなということになってきたのではないでしょうか。私どもは、プレミアムドライバーズカードというものを出していますが、これもここのところグッと伸びてきています。やはり、ETC全体に対する理解が深まったことと、料金政策というものがETCの背中を押しているのではないかと思っています。


(記者)

一方で、いま通常のレーンも並行してあるわけで、人件費の削減であるとかそういったことにはまだ繋がってきていないとは思いますが、経営に与える影響についてどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。


(会長)

ETCが増えますと割引額が増えます。国の施策では機構へのリース料などいろいろな形で調整がされるのですが、それ以外の前からある深夜割引や通勤割引などでは自己負担となりますから、どうしてもその分だけ収入が減ります。数字だけ見れば圧迫要因ですが、でも道路を利用してくださる方が増えるのだからいいじゃないかと、そこのところは歯を食いしばっても頑張ろうと。いま、ETC割引率は28%を越えてきており、いずれ30%までいくのではないかと思います。ETCが100%に本当になるのかどうか、皆さんのご意見を私はむしろ伺いたいくらいですけれども。中には、やっぱりカードが嫌だという人が世の中にはいますし、そこのところはどこまでいくか分かりませんけれども、ETC割引率が30%を越える日がくるんじゃないかと思っています。650億円の収入があるのに実際はいま500億円を切っているわけです。ですから、それは非常に大きな負担なのですが、それは頑張ろうというところです。


(記者)

中型とか大型とかいわゆる単価の高い車が減って、軽が増えているわけですね。また、ETC車もですけれども。今後の御社の事業計画に何か影響がでてきたりしないのでしょうか。


(会長)

影響はもちろんでますね。これから見直し作業をやろうと思っています。将来の交通量の予測の問題、景気の動き、それから料金収入。そして先ほどご説明もしましたが、一方で老朽化する道路に対する修理費用負担の増加。いろいろな要素が新しい事態になってきていると思いますので、いま新経営計画2008を実行している最中ですが、それを見直して、準備を始めまして3月までに新経営計画2009という5ヵ年計画を作って、その中で具体化しようと思っています。間違いなく影響が出てくると思います。


(記者)

いま走っている経営計画2008というのがあって、それを更に塗りかえて3月までにまとめると。


(会長)

そうです。2008というのは2012年度までの5ヵ年計画になっています。毎年ローリングをして、見直しをして、新しい5ヵ年計画を作ろうということでやっていますが、どうしても先のことは分かりにくいですよね。ですから初年度の分は、各部門の当年度の予算にする。それから先はやはり計画ですよね。毎年、扇のように上限下限が広がっていくのですね。そこをどう見極めるのかなのですが、これはやはり最も大事な作業だと思っています。とりあえず、いま生じている、新しい、今までにないような厳しい状況をどうやって織り込んでいくかということです。その作業を3月までにと思っています。


(記者)

ETCの利用率はだいたいどれくらい伸びると考えていたのですか。


(会長)

当初の予定をはるかに越えています。


(記者)

当初の予定はどれくらいでしたか。


(会長)

2008年度で76%でしたが、それが78%になろうとしています。2%はものすごく大きいんです。でもそれは現実として受け止めて、修正していかなければいけないと思います。その分収入が減るということですから。そして、料金がいろいろな施策によって下がってくると、交通量はそんなに減らない、あるいは、景気の下降による影響をかなり補うということになっているかもしれませんが、それで渋滞が増えれば、道路の傷みも進むし、かといってサービスを落とすわけにはいかないし、とにかくトイレはピカピカにしようとやっていますし、ですからそういうことを全部織り込んで、細かいところまでやって計画を作ります。完成しましたらまた皆さんに発表させていただこうと思っています。これからです。


(記者)

今の話と関係するのですが、民間の会社は中間決算の発表をほとんど終えていますが、中日本高速の今のところの今期の計画と実績の状況はどのような感じで、会社の業績として現れてきているのでしょうか。


(会長)

やはり数字に影響が出ていますね。なんとか、中間期は黒字決算でいける予定で、22日発表させていただく予定ですので、それをご覧いただくようにお願いします。
年度を通じてみると、道路事業は相当厳しいというように思います。大きな流れで言えば、そちらでもしっかり頑張りますが、関連事業でも頑張って、会社全体としてはちゃんとなるようにしようというのが大きな方針です。


(司会)

その他特にご質問がなければ、第38回の定例記者会見をこれで終了させていただきます。
本日はどうもお忙しい中ありがとうございました。


(会長)

どうもありがとうございました。