NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2019年02月27日宮池社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。 それでは、ただいまから第145回の定例会見をはじめさせていただきます。

【社長】

【はじめに】
トピックスのご紹介の前に、ひとこと申し上げます。
この冬は、例年に比べ平野部を中心に降雪が少ない傾向にありますが、1月26日(土)から27日(日)にかけて、三重県内の新名神などで、最長19時間弱にわたって降雪により通行止めとなり、お客さまや地域の皆さまには大変ご不便とご迷惑をお掛けしました。
今回の通行止めは、除雪能力を上回る降雪によるものではなく、ノーマルタイヤの車両による路肩への停止や事故が複数発生したことを受け、早期に安全を確保するために「通行止め」をおこなったものです。
また、昨年の例を見ても、冬が終わりに向かっていた3月21日(水)に、中央道 園原インターチェンジ(IC)の出口ランプでノーマルタイヤ車両が走行できなくなり、ICの出口閉鎖が発生しました。
このように、大雪ではない場合でも通行止めとなる場合があります。
降雪量が少ない場合でも、ノーマルタイヤで雪道を走行されると思わぬ事故や多くの交通の妨げとなり、長時間の通行止めにつながることもあります。
雪道を走行されるときは、冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行を徹底していただきたいと思いますので、報道関係の皆さまからもあらためて注意喚起のご協力をお願いします。

【事業の現況(2019年1月)】
資料1をご覧ください。
まず、営業の状況ですが、1月の料金収入は529億7500万円で対前年同月比4.5%の増加、また、通行台数は日平均181万9000台で対前年同月比4.6%の増加となりました。
1月は、雪による通行止めの影響が昨年より小さかったことに加えて、大型車のご利用が引き続き好調だったことから、料金収入・通行台数ともに増加となりました。
通行台数で見ると、大型車が前年同月と比べ6.1%増加しています。このような大型車の増加傾向は、2年程度続いています。
建設の状況につきましては、後ほど、今年度の開通に関する内容をご紹介します。

次にサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の状況です。
資料1の裏面をご覧ください。
1月のSA・PAの売上高は164億8300万円で対前年同月比3.9%の増加、飲食・物販部門の売上高は対前年同月比3.3%の増加となりました。
1月は、営業の状況と同様に、雪による通行止めの影響が昨年よりも小さかったことに加えて、12日(土)から14日(月)までの3連休の売上が好調に推移したことから、売上高は前年を上回る結果となりました。
ガソリン部門の売上高は、昨年に対して販売価格は下がったものの、軽油の販売数量が増加したことにより、対前年同月比4.8%の増加となりました。
なお、販売価格が前年よりも下がったのは、2016年11月以来、約2年ぶりとなります。

【開通に関連したお知らせ】
開通に関連したお知らせを4件ご紹介します。
まず、開通式典と、報道関係の皆さま向けの現場公開についてです。
先週までに、3月に開通する4つの路線の開通日時について発表しました。
報道関係の皆さまにも多数取り上げていただきまして、誠にありがとうございます。
資料2-1をご覧ください。こちらに、開通日当日に予定しています開通式典の開始時刻と、開通日の前に予定しています報道関係の皆さまを対象とした現場公開の日程を、一覧表に整理しています。
続いて、資料2-2は、開通式典のお知らせです。ご取材にあたっての集合時刻や集合場所など、詳しい内容を記載した資料を路線ごとに添付していますので、ご確認のうえ、ぜひご取材いただきますようお願いします。
なお、3月17日(日)に開通する新名神と東海環状道につきましては、9時から鈴鹿市立椿小学校で合同の開通式典をおこない、その後、新名神と東海環状道のそれぞれで鋏入れ式と通り初めをおこないます。詳しくは資料2-2をご覧ください。
また、先週21日(木)には新名神で報道関係の皆さま向けの現場公開をおこなうとともに、23日(土)には一般の方を対象とした開通記念イベントも開催され、5,300人もの多くの方にご参加いただきました。
さらに、昨日26日(火)に現場公開した中部横断道にも多くの報道関係の皆さまにご参加いただきました。あらためてお礼申し上げます。
今後、3月5日(火)に新東名、3月7日(木)に東海環状道の現場公開を予定しています。資料2-3として、東海環状道の現場公開のお知らせをお配りしていますので、内容をご確認のうえ、ぜひご取材くださいますようお願いします。
次に新名神と東海環状道の整備効果についてご紹介します。
タイトルが「新名神高速道路、東海環状自動車道 2019年3月17日開通」と記載された冊子をご覧ください。
この冊子は、中部地方整備局や沿線自治体と当社が共同で設立した「新名神・東環開通効果検討会議」が先週20日(水)に公表したものです。
内容を簡単にご紹介します。2ページをご覧ください。
今回の開通に伴う地域間の移動時間の短縮による企業の生産性向上などにより、首都圏から関西までの年間の生産額を1550億円増加させる経済波及効果があると見込まれます。
4ページをご覧ください。
今回の開通により、ダブルネットワークが形成されることで、災害や事故による通行止めなどに対するリダンダンシーの強化や、朝夕に渋滞が発生している東名阪道の大幅な渋滞緩和が見込まれるとともに、渋滞中の交通事故の削減も期待されます。
詳しくは、お手元の冊子をご覧ください。
続いて、資料2-4をご覧ください。
今回の新名神の開通に伴い、走行していただく際に注意していただきたいことがあります。
まず、亀山西ジャンクション(JCT)では、名古屋方面と伊勢方面を連絡するランプウェイが新名神開通後も工事をおこなっており、通行することができません。
名古屋方面と伊勢方面の行き来は、これまで通り東名阪道をご利用ください。
なお、この工事は2019年度の完成を予定しています。
次に、四日市JCTと新四日市JCTでは、車線の運用が変更されます。
地図データが更新されていないカーナビでは、走行ルートが正しく案内されない可能性があります。
現地の案内標識や路面表示に従って、安全に走行していただきますようお願いします。
開通関連の最後は、新名神の開通と同時に3月17日(日)にオープンする鈴鹿PA(ピット スズカ)の内覧会のお知らせです。
資料2-5をご覧ください。
新しくオープンする鈴鹿PA(ピット スズカ)の魅力を知っていただきたいという思いから、報道関係の皆さまにオープン前にご取材いただける内覧会を3月14日(木)に開催します。
お客さまがご利用になる新しい休憩施設を、いち早く開通前にご取材いただけます。
当日は、開業後に展示を予定しているF1カーの除幕式や食事メニューの試食もご用意していますので、ぜひこの機会にご取材くださいますようお願いします。

【SA・PA・料金所で防災訓練を実施します】
資料3をご覧ください。
まもなく東日本大震災の発生から8年が経過します。
当社グループでは『東日本大震災を風化させない取組み』の一環として、お客さまの安全を第一に、3月1日(金)から22日(金)にかけて全社的な防災訓練を実施します。
この防災訓練は8年前から毎年実施していますが、今年は、お客さまのより一層の安全を確保することを目的に、SA・PA164箇所と料金所256箇所の合計420箇所で、お客さまにもお願いしてご参加いただく訓練を実施します。
訓練では、SA・PAでのお客さまの避難誘導訓練や、配備した防災備蓄品を実際に使用するオペレーション訓練などをおこないます。
なお、訪日外国人の方々が年々増加していますので、当社の防災訓練としては初めて、お客さまの避難誘導に多言語放送装置(4カ国語 日本語・英語・中国語・韓国語)を用いた訓練を予定しています。
報道関係の皆さまには、資料3に記載されている4箇所のSAで訓練の様子を公開します。
詳細につきましてはあらためてお知らせしますので、この機会にぜひご取材いただきたいと思います。

【2019年度発注の施工管理業務を一斉公募します】
資料4をご覧ください。
当社では、工事の発注準備段階や施工段階で監督業務の補助をおこなっていただく業務を外注しており、これを施工管理業務と呼んでいます。
今年度に外注しました施工管理業務では、業務開始時期にあわせて、その都度発注の手続きをおこなっておりましたが、国内の建設事業の増加や施工管理員の資格を持つ技術者の不足などより、約7割が入札不成立となっています。
一方で、今後本格化してくる高速道路リニューアル・プロジェクトや自然災害に対応する耐震補強事業および新東名の6車線化事業など、当社の事業量は増大しており、それらに対応する施工管理員の確保が大きな課題となっています。
このような状況から、2019年度に業務を開始するすべての施工管理業務につきまして、3月1日に一斉に公募をおこなうこととしました。
これにより、受注者が年間の受注計画を立てることができ入札へ参加しやすくなることや、年度当初に受注したあとの人員配置までの準備期間が確保できることなど、受注者にとってもメリットがあるものと考えています。
3月1日の一斉公募に先立ちまして、本日、2019年度の施工管理業務の発注見通しおよび2019年度から2021年度までの3年間の業務実施体制の中期計画を当社の公式WEBサイトに掲載しますので、入札参加へのご参考にしていただきいと思います。
公共事業を取り巻く人員不足は当社だけの問題ではありませんが、少子高齢化が進む中、今後ますます問題が深刻化するものと思われますので、当社としましても働き方改革をはじめとする生産性向上を着実に進めていきます。

【作業服のリニューアル】
最後に、作業服のリニューアルについてのご紹介です。
当社の作業服につきましては、2017年6月に女性用作業服の一部リニューアルについてお知らせしたところですが、このたび全社員が現場などで着用する作業服を全面的にリニューアルすることとしましたので、ご紹介します。
資料5-1をご覧ください。
当社では、民営化後も日本道路公団の作業服を使用していましたが、働き方改革の一環として、より安全で快適な職場環境を目指して安全性と機能性を高めることを目的に、約30年ぶりに作業服を全面的にリニューアルすることにしました。
作業服のリニューアルにあたっては、ダイバーシティの推進により女性社員が全社員の約16%を占めるようになったことを受け、女性を含む若手社員を中心とした「作業服検討委員会」を設置して議論を重ねました。
また、今年の2月から高所作業の安全性をより高める「フルハーネス型墜落制止用器具」の着用が原則化されたことを受け、その着用にも適したデザインとしました。
作業服のリニューアルの内容につきましては、会見終了後に担当者から詳しくご説明しますので、ぜひご取材くださいますようお願いします。

【司会】

以上が本日ご用意したトピックです。それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

【記者】

今年のゴールデンウィークが、約2か月後に迫ってきていますが、10連休によって渋滞が例年以上に多くなるものと予測されます。これに対してどのような対策を検討されているのか教えてください。

【社長】

毎年、ゴールデンウィークの前には渋滞予測を公表していますが、今年も旅行などで高速道路をご利用いただく際の参考にしていただけるよう準備をしています。できるだけ早くお知らせしていきたいと思っています。

【記者】

ゴールデンウィークの10連休に関して、各社・各業界で色々と対応に困っているといった状況の中、例えばスタッフの確保など、準備を進めていることがあれば教えてください。

【社長】

渋滞対策ということでは、先ほど申し上げた渋滞予測をできるだけ早くお知らせして渋滞を避ける計画を立てていただけるよう情報を提供する予定です。高速道路は「あって当たり前」の道路ですので、ご利用くださるお客さまにご迷惑をおかけすることのないよう、対応していきたいと思っています。

【記者】

例えばSAやPAなどで人が足りないとか、料金所の人数を確保するために派遣会社から応援を要請するとかといったことはありますか。

【社長】

現在のところ、今回のゴールデンウィークの対策として、そのようなことは考えていません。

【記者】

ゴールデンウィークの渋滞予測の関係で、今回新名神の新しい区間が開通することによって、東名阪道の渋滞がどれくらい減るのか見込みを教えてください。

【社長】

東名阪道の渋滞は、新名神の開通で大幅に緩和されるものと思っています。連休中の交通集中の状況によっては渋滞することもあるかもしれませんが、新名神の開通により東名阪道で発生する年間の渋滞が約9割減るものと予測していますので、新名神の開通効果は非常に大きいと思っています。

【記者】

名神もよく混雑しますが、そちらはいかがでしょうか。

【社長】

名神につきましては、一宮JCT付近の対策がまだできていませんので、混雑状況が大きく変わることはないだろうと見込んでいます。こちらにつきましては、地域の検討会で検討を進めていますので、できるだけ早く周辺の渋滞対策を進めていきたいと考えています。

【記者】

新名神が新たに開通することに伴って、年間1,550億円の経済波及効果が見込まれると資料にも記載されていますが、この数字はどのように算出されたのかを教えてください。

【社長】

新名神の開通により移動時間が短縮されて企業の生産性が上がり、また、工場が立地したり、観光客が増加したり、色々な効果が現れます。そのようなことを経済モデルを用いて算定した結果、こういう数字が算出されたということです。

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。