NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2018年11月21日宮池社長定例会見

会見要旨

司会

皆さまお待たせいたしました。
本日は、社長からご説明します資料1から5のほかに、資料6-1「速旅『東京ベイ舞浜ホテル ドライブプラン』が12月からスタート」と、資料6-2「速旅『南信州・白馬エリアスキードライブプラン』が1月からスタート」をお配りしています。いずれも資料に記載のとおり、大変お得な商品ですので、ぜひご利用ください。
詳しくはお手元の配布資料をご確認ください。
それでは、ただいまから第142回の定例会見をはじめさせていただきます。

社長

【事業の現況(2018年10月)】
資料1-1をご覧ください。
まず、営業の状況ですが、10月の料金収入は601億1900万円で対前年同月比7.3%の増加、また、通行台数は日平均203万台で対前年同月比6.8%の増加となりました。
10月は、台風による通行止めの影響が昨年より小さかったことや、大型車のご利用が引き続き好調だったことから、料金収入・通行台数ともに増加となりました。
通行台数で見ると、大型車が昨年と比べ8.9%増加しています。このような大型車の増加傾向は、2年程度続いています。

続いて建設の状況です。
資料1-1に、2018年度に新規開通や4車線化の完成を予定している区間を記載しています。
各区間とも、現在、土工や橋梁上部工などの道路本体工事が概ね完了し、舗装工事や標識工事、情報板など設備工事を全面展開しているところです。
このうち東海北陸道の4車線化事業と新名神につきましては、後ほどあらためてご説明します。

次にサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の状況です。
資料1-1の裏面をご覧ください。
10月のSA・PAの売上高は182億3600万円で対前年同月比13%の増加、飲食・物販部門の売上高は対前年同月比4.8%の増加となりました。
10月は、台風による通行止めの影響が昨年より小さく、特に月後半の週末の売上が、天候にも恵まれ好調に推移したことから、売上高は昨年を上回る結果となりました。
ガソリン部門の売上高は、昨年に対し販売価格が上昇したことと、軽油の販売数量が増加したことにより、対前年同月比28.3%の増加となりました。

続いて当社の新事業に関して2つご紹介します。

一つ目は、今年7月5日に設立した「中日本ファームすずなり株式会社」についてのお知らせです。
資料1-2をご覧ください。
10月3日に作付式をおこないましたロメインレタスの初めての収穫作業が、11月17日から始まりました。当初は11月下旬を予定しておりましたが、天候が良好で生育状況が良いことから、予定を前倒しての初収穫となりました。
そこで、報道関係の皆さまからご要望のありましたロメインレタスの収穫の様子を、12月6日(木)に浜松市都田地区の農場で公開しますので、ぜひご取材ください。
二つ目は、資料はありませんが、9月12日に事業を開始した中継物流拠点「コネクトエリア浜松」の利用状況についてです。
オープン当初の利用契約は2社23台でしたが、現時点は3社33台となっており、東西を結ぶ中継輸送にご活用いただいています。
利用者さまからは、
(1)長距離運行で車中泊の多い労働環境だったものが、日帰り運行に変わり毎日帰宅できる労働環境となり、非常に良い取り組みである。
(2)予約した駐車場に確実に停車できストレスが無い。
(3)毎日帰宅でき休憩も確実に取れるため、安定的な輸送につながる。
などの声をいただいています。
この施設は、トラックドライバーの労働時間の短縮や労働負担の軽減に寄与し、運輸業界の働き方改革を支援する取り組みです。引き続き多くの物流事業者さまにご利用いただきたいと考えています。

【12月2日 笹子TN天井板落下事故 追悼慰霊式のご案内】
2012年12月2日の中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故から、まもなく6年になります。
お亡くなりになられた9名の皆さまのご冥福を衷心よりお祈りしますとともに、「安全こそが企業経営の根幹である」との考えのもと、高速道路の安全性向上に弛むことなく取り組んでいくこと、事故の尊い教訓をNEXCO中日本グループ全体で次世代へ承継し風化させないことをお誓いするため、追悼慰霊式を実施します。
お手元にお配りした資料2をご覧ください。

昨年までと同様、12月2日の当日は、事故が発生した午前8時3分に事故現場付近の「笹子トンネル東坑口付近」で、ご冥福をお祈りし黙とうと献花をおこないます。
その後、場所を移動して午前9時30分から、都留市内にある「シティホール都留」で追悼慰霊式を実施します。
今回の追悼慰霊式も、ご遺族さまのお気持ちにお応えしつつグループを挙げて事故の教訓を風化させないよう、今年入社した社員や現場を担う若手のグループ社員など、およそ30名が式典に参列するとともに、参列できない社員に対しては事故発生時刻に合わせてメ-ルを送信して、各自が黙とうをおこなう予定です。
また、12月2日を当社グループの「安全の日」と定めており、この週には全職場で慰霊式の模様を視聴し、安全に関する職場討議をおこないます。
さらに、この「安全の日」を迎えるにあたり、当社役員が全支社(4支社)・全現場事務所(34事務所)を訪問し、社員との直接的な対話を通じて「二度とこのような事故を起こさない」との強い決意のもと、安全性向上に継続して取り組むことをあらためて心に刻み込むための「安全対話」も実施しています。
なお、追悼慰霊式には、ご遺族さまをはじめ、国土交通省関係者の方、山梨県の行政機関の関係者の方などに参列していただく予定です。
ご取材にあたりましては、プライバシーに十分な配慮を求めているご出席者もいらっしゃいます。
報道関係の皆さまには、取材場所や時間の制限など、ご協力をいただきたい点もありますので、ご理解とご協力をお願いします。

【(1)E41 東海北陸自動車道 白鳥インターチェンジ(IC)~高鷲IC間ほかの4車線化工事が完成します (2)E41 東海北陸自動車道 白鳥IC~高鷲IC間ほかの4車線化工事完成記念 速旅「岐阜奥美濃エリア スキードライブプラン」が1月からスタート (3)E1A 新名神高速道路のICなどの名称が決定】
資料3-1をご覧ください。
東海北陸道4車線化工事の状況についてお知らせします。
今年度内の完成に向けて鋭意事業を進めてきましたが、このたび、白鳥ICから高鷲IC間は11月30日(金)15時から、また、ひるがの高原SAから飛騨清見IC間につきましては12月8日(土)6時から、4車線でご利用いただけることとなりました。
本格的なスキーシーズンが始まる前に白鳥ICから高鷲IC間の4車線化運用を開始できることで、この区間における冬季の渋滞が概ね解消され、安全でスムーズにご利用いただけるようになります。
また、渋滞の解消に加えて、重大事故の防止や災害時のリダンダンシー確保の観点からも大きな効果が見込まれ、地域の発展に大きく寄与することを期待しています。
開通に伴う効果につきましては、資料3-1の3ページ以降に記載していますので、詳細は資料をご確認ください。
なお、4車線化工事の一部完成にともない、12月15日(土)、ひるがの高原SAで地域と連携したイベントを開催する予定です。詳細がまとまりましたらあらためてお知らせしますので、ぜひご取材をお願いします。
残る高鷲ICからひるがの高原SA間につきましては、本年度内の完成を目指し引き続き工事を進めていきます。
また、「平成30年7月豪雨」により被災したのり面につきましては、先月より本復旧工事に着手し、2019年度内の完成を目指して工事を進めています。のり面復旧工事中の区間は、白鳥ICから飛騨清見IC間の4車線化工事の完成後も引き続き、暫定的に2車線でのご利用となります。十分注意してご利用いただきますようお願いします。
なお、資料3-2のとおり、4車線化工事の完成を記念して、来年の1月7日(月)からご利用いただける「周遊エリア内乗り放題」と「スキーリフト券など」をセットにした「ドライブプラン」を12月3日(月)から発売します。この機会にぜひご利用いただきたいと思います。
次に、資料3-3をご覧ください。
新名神につきましては、今年度内の開通を目指して鋭意工事を進めていますが、ICやPAなどの名称が正式に決定しましたので、お知らせします。
今回決定しましたICなどの名称は、「菰野IC」「亀山西ジャンクション(JCT)」「鈴鹿PA」です。
具体的な開通時期につきましては、見通しが立ち次第、あらためてお知らせします。

【2018年度雪氷期に向けた取り組みの強化】
今年も本格的な雪氷シーズンが到来しました。
昨年度は2月の北陸地方の記録的な大雪の影響で、北陸道の通行止めのほか、国道8号に多くの滞留車両が発生するなど、社会的に大きな影響を与えお客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしました。
資料4をご覧ください。
当社でのこの冬期シーズンにおける取り組みにつきまして、今年度からの新たな取り組みや昨年度から継続または強化する取り組みなど、資料に記載の順にご紹介します。
(1)事前情報の提供
高速道路ご利用の参考にしていただくため、気象予測をもとに、降雪の3日ほど前から大雪に関する通行止めなどの情報を提供します。
情報提供は、報道各社への記者発表、当社公式WEBサイトによる情報提供、情報板やSA・PAでの情報提供などによりおこないます。
(2)降雪状況のリアルタイム映像の配信
お出かけ前や旅行中に高速道路の降雪状況をご確認いただけるよう、iHighway中日本による56箇所のライブ映像の提供や、72箇所のSA・PAで降雪状況のライブ映像の配信をおこないます。
(3)タイムラインに基づく関係機関との連携強化
大雪が予想される場合には、他の道路管理者や警察などの関係機関との連携を強化します。連携にあたっては、
・あらかじめ共有しているタイムラインに基づき、3日ほど前から関係機関で構成する本部を設置します。
・本部内で気象予測・道路状況・通行規制などの情報を共有します。
・道路ネットワーク機能の確保に向けた相互調整をおこなうことにより、交通への影響を最小限にとどめます。
(4)予防的通行規制の導入
今年2月に北陸地方で、大型車をはじめとした立ち往生車両に起因する大規模な車両の滞留が発生しました。 このような事態を回避するため、除雪能力を超えるような降雪が予想される場合には、予防的通行規制(事前通行止め)をおこない、集中除雪により通行止め時間の最小化を図ります。
そのため、監視カメラ32基、時間降雪計46箇所を追加し、監視を強化します。
(5)その他の対策の強化
広域的な大雪時に、当社グループが保有する除雪作業車両が不足する場合があります。
その場合には、気象予測をもとに他の道路会社と連携して応援を要請するなどの相互支援をおこない、除雪体制を強化します。
また、北陸道を中心に定置式薬液散布装置の設置区間を14km追加、トラクターショベルなどの立ち往生車両救援機械を6台追加します。
(6)広報の強化
雪道を安全に走行していただくため、12月から3月までの間、当社管内のAMラジオ局でのラジオCMや、当社管内の高速道路上での利用履歴のあるスマートフォンユーザーへの広告配信を活用し、冬用タイヤ装着やタイヤチェーンの携行などを呼びかける広報を実施します。
また、当社公式WEBサイトでの「雪道ドライブガイド」や、本日お配りしていますリーフレット「冬道走行に気をつけガイド」を配布して、冬期の高速道路走行に関する安全啓発に努めます。
(7)雪氷作業出陣式
この他、各雪氷対策基地で雪氷出陣式を実施しています。
なお、昨年の冬に東海北陸道の一部で試行導入した「プロピオン酸ナトリウムを活用した新たな凍結防止剤」につきましては、試行結果を踏まえて本格導入に向けて今年の冬はさらに試行導入範囲を拡大する予定です。
昨年の試行結果や今年の試行計画の詳細につきましては、来月の定例記者会見で公表する予定です。

【橋梁の桁端部における調査・補修技術を募集します】
次に、技術の公募に関するトピックです。
資料5をご覧ください。
当社では、安全で安心・快適な高速道路空間を提供するために、大学や企業などの研究機関とのオープン・イノベーションによる技術開発を推進しています。
資料5の図1に橋梁の各部の名称を記載したイメージ図を付けていますが、今回、技術を募集する箇所は「橋梁の桁端部」と言われる箇所です。
高速道路では冬季に凍結防止剤を散布しますが、橋梁の桁端部で漏水が発生すると、その水の中に凍結防止剤が含まれ、鋼材やコンクリート部材の劣化の原因となります。
橋梁の桁端部を健全に保つためには、桁端部からの漏水を止めたり、すでに劣化した部分を調査・補修したりする必要があり、当社でもこれまでいろいろな製品や工法を用いて対策をとってきました。しかし、これまでの製品や工法には、長時間の交通規制を要することや桁端部の狭い空間での施工性、補修後の耐久性などに課題がありました。
そのようなことから、これらの課題を解決する技術について公募をおこない、試験施工などによって施工性や耐久性を確認したうえで、道路の保全に活用していくこととしました。
多くのご応募をお待ちしています。
なお、資料5の2ページに記載のとおり、当社ではこれまでも新たな技術開発や共同研究に向けたご提案を募集しています。
詳しくは、当社公式WEBサイトをご確認いただきたいと思います。

司会

以上が本日ご用意したトピックです。それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

記者

東海北陸道の4車線化についてですが、白鳥ICから飛騨清見ICまでのすべてが開通するのは、まだ「年度内」としか言えないということでしょうか。

社長

全線開通は年度内ということです。そのうち、先ほど申し上げました「平成30年7月豪雨」でのり面被害のあった箇所は、当面2車線での運用となります。

記者

雪による予防的通行規制は他の高速道路会社もおこなうのでしょうか。

社長

昨年度の大雪を踏まえ、全国的に他の道路会社とも情報を共有して予防的通行規制を進めていこうとしています。

記者

予防的通行規制はどのタイミングで判断されるのでしょうか。

社長

例えば、1時間にどれくらい積もるかなどの降雪の予測に対して、これ以上なら除雪が追いつかないと判断された場合や、モニター監視により、立ち往生車両が発生してしまった場合に、あらかじめ通行止めをおこなうなど、色々な方法があるかと思いますので、状況を見ながら判断していくことになります。

記者

先日、国交省から一部区間でのチェーン装着の義務化の話がありましたが、この指定区間に北陸道も一部の区間が入るのではないかという報道もありました。これに対する対応はどのようにお考えでしょうか。

社長

12月になって省令化されるということですので、まだ検討段階ですが、私どもとしましては、省令化された段階で、対応できるようにしていきたいと考えています。

記者

コネクトエリア浜松について、現在3社33台の契約ということですが、この契約数は順調ということなのか、目標が確か1日50台ということだったと思いますが、このあたりについてお聞かせください。

社長

オ-プン当初から1社増え、台数としても10台ほど増えていますので、これからも増えてくるものと期待しています。少なくとも利用者さまの評判は良いと理解しています。

記者

新名神の開通時期についてですが、本日発表がないということは2019年1月以降になるということでしょうか。

社長

現在舗装工事や設備工事を進めている段階です。2019年3月末までに開通できるように工事を進めています。

記者

東海北陸道の4車線化について、松ノ木峠PA前後ののり面復旧区間で、暫定2車線で運用する区間の暫定運用方法を詳しく教えてください。

社員

資料3-1の4ページをご覧ください。復旧工事側の2車線を工事のため通行止めにして、反対側の2車線を対面通行で運用します。

記者

対面通行箇所が何箇所で、延長がどのくらいか分かりますか。

社員

箇所は2箇所で、延長はそれぞれ2㎞ずつの合計4㎞です。

記者

復旧工事をおこなう車線は東側か西側かどちらですか。

社員

西側です。名古屋から高山方面に向かって左側になります。

記者

本来下り車線となる車線を通行止めにして、上り車線で対面通行するということで良いでしょうか。

社員

そのとおりです。

司会

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。