5. 安全性向上に向けた事業計画※1

安全性向上に向けた事業計画は、修繕に係る事業から安全性向上に係る施策を優先的に実施するものとし、トンネル天井板や換気ダクトの撤去を最優先で進めています。

具体的な取組み

  • 道路上などに設置された構造物(トンネル天井板や換気ダクト等の重量構造物など)の撤去、移設または二重の安全対策など、3カ年で完了するよう集中的に実施します。
    中央自動車道恵那山トンネル天井板の撤去工事
    中央自動車道恵那山トンネル天井板の撤去工事

    中央自動車道恵那山トンネル天井板の撤去工事
    笹子トンネルと同様の天井板を有する恵那山トンネル(下り線)において、天井板を撤去し、新たに換気用のジェットファンを設置する工事をおこないました。

    門型標識柱・料金所PC上屋
    門型標識柱・料金所PC上屋

    門型標識柱(写真左)・料金所PC上屋(写真右)
    道路上などに設置された構造物の撤去・移設、または、二重に安全対策などを施します。

  • 鉄道など重要交差箇所でのコンクリートの剥落対策を推進します。
  • 点検通路の設置や橋梁床版取替え、特殊橋梁の耐震補強等、事後保全から計画保全への転換など、潜在的リスクへの対応を含め安全を長期的に確保するための施策を計画的に実施します。
  • 商業施設の建物について、高所設置物の二重の安全対策や天井点検口の追加などを集中的に実施するとともに、計画保全の観点から補修を実施します。
    また、接着系ボルトにより固定されているトンネル内の大型標識や情報板についても順次、撤去、移設または二重の安全対策をおこないます。
    なお、修繕に係る事業実施のための事業費(修繕に係る事業費※2)は、次のとおりです。

修繕に係わる事業費

(単位:億円・税込)
従前の計画
(2013~2015)
今回の3カ年計画の安全対策も含めた修繕計画
(2013~2015)
約1,700 約2,450
  • ※1:安全性向上に向けた事業計画には、交通安全対策を含み人材育成などは含まれていません。
  • ※2:修繕に係る事業費とは、日本高速道路保有・債務返済機構との協定上の修繕費(投資)・維持修繕費(費用。ただし清掃等通常経費を除く)、及び会社資産に関する事業費をいいます。
(単位:億円・税込)
今回の3カ年計画の安全対策も含めた修繕計画 計画額
計画額計( Ⅰ+Ⅱ ) 約2,450
Ⅰ. 安全性向上に向けた事業計画 約2,350
(1)顕在化した損傷などに対して集中的に実施する施策
   (3カ年で達成する施策)
770
  道路上などに設置された構造物の撤去・移設
または、二重の安全対策など
  • 直ちにおこなうトンネル天井板等の撤去など
  • 門型標識柱、料金所PC上屋などの撤去
  • トンネル内接着系ボルト使用の大型標識などの移設
  • ジェットファン・撤去できない標識、情報板などの二重の安全対策
430
コンクリート剥落対策(重要交差箇所及び変状があり機能低下している箇所)
  • 橋梁、トンネル、カルバート・ボックス
340
(2)潜在的リスクへの対応を含め安全を長期的に確保していくための施策
   (3カ年及びそれ以降も継続する施策)
1,580
  道路構造物の耐久性向上など
  • 橋梁床版取替え、特殊橋梁耐震補強、電気設備更新など
1,535
点検環境改善施策など
  • トンネル監視員通路設置、橋梁検査路設置など
40
点検データ管理システム改良 5
Ⅱ.その他の事業計画(環境対策、給排水設備改良など) 約100

注:事業費内訳などは、今後の点検結果や潜在的リスクによる優先順位の見直しにより変更となる場合があります。

〈直ちに行うトンネル天井板等の撤去または二重の安全対策などの実施状況〉

  • 対象トンネル数(名称数)13トンネル
  • 撤去等の実施状況(2013年7月26日現在)
    • 撤去:10トンネルの内、6トンネル撤去完了
    • 二重の安全対策:2トンネル(対策準備中)
    • 点検強化:1トンネル(実施中)