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東海環状道の建設工事における設計図書不適合への対応について

中日本高速道路株式会社 名古屋支社が施行する東海環状自動車道(東海環状道)の建設工事において、設計図書不適合が確認された件(2021年12月28日公表)は、取り壊し再施工することとしましたのでお知らせします。

経緯

東海環状道 見延第二高架橋橋脚の1基について、受注者がおこなった測量に誤りがあり、橋脚の基礎を誤って設計図書に示す高さより約0.7m高い位置で施工し、その後受注者は誤りに気付いたものの弊社に報告せず、受注者が独自の判断で、コンクリートを取り壊し、鉄筋を切断するなど高さを調整し、柱を約0.7m短く施工したものです。なお、当工事で施工したその他の橋脚についても併せて調査をおこなっており、当該橋脚1基以外は設計図書どおり施工されていることを確認しております。

今後の対応

本件は、コンクリートを取り壊し、鉄筋を切断するなど高さの調整をおこなっているものの、その施工記録が残されていないことから、構造物としての安全性や長期耐久性が確認できないと判断し、取り壊し再施工することとしました。なお、建設工事中の区間であるため、供用中の道路をご利用のお客さまの走行の安全に影響するものではございません。

再発防止

受注者からの報告として、当該現場においては今後、測量の誤りの原因である機器目盛りの読み違いを防止するため、目盛りの確認は複数名かつ複数系統でおこなうこと、上部組織による現場巡回の強化をおこなうこと、また新たに現場に統括責任者を配置し、受発注者との連絡調整を総括的に担わせ、現場内の統制の強化を図ること、とされています。
さらに発注者として、他の現場で同様な事象が発生しないよう指導徹底するとともに、例えば現場管理の強化のため定期的な協議の場を適切に設けるなど、各現場での具体の事例を収集し水平展開することで、再発防止に取り組んでまいります。

再発防止

参考資料: 2021年12月28日公表資料

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