NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社




2012年06月28日金子社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第80回の定例記者会見を始めさせていただきます。

 

【金子社長】

 

いつもお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。

はじめは、新執行体制についてです。

お手元にお配りした資料のとおり、昨日おこなわれました株主総会において、私をはじめとする取締役と監査役が選任され、株主総会終了後におこなわれた取締役会で、執行役員が選任されました。

この新しい執行体制で、引き続き2015年度の「世界一の高速道路会社」をめざして、総力を挙げてお客さまに感動と満足をお届けしてまいりたいと考えていますので、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

また、新執行体制の公表と併せて「CSR報告書2012」を公表いたしました。

この機会に、皆さまに改めて2012年度の経営方針についてご説明させていただきます。

お手もとにお配りした「CSR報告書」の7~8ページをご覧ください。こちらにNEXCO中日本グループの企業ビジョンを掲げています。「経営理念」や「道を通じて感動を人へ、世界へ」というコーポーレート・スローガン、そして2015年に「世界一の高速道路会社」をめざすという経営の根幹をなす部分は不変のものとし、その上で、2012年度の経営方針として、「世界一の高速道路会社に向けた施策の確実な実行」「期待を超える感動のお届けと揺るぎない信頼の獲得」「新たな事業領域への果敢な挑戦」と定め、さまざまな施策に取り組んでいます。

昨年度から、2015年に世界一の高速道路会社を目指す具体的な指標として、全部で24項目の重要業績評価指標KPIを設定し、できるものは毎月、場合によっては3ヶ月または半年に1回、実績を検証しています。7~10ページに、昨年度の実績値と今年度の目標値を記載しています。

2011年度の実績欄をご覧いただければ、目標を達成した緑色のマークが多く目立つと思いますが、上から2行目の死亡事故率は、目標を達成できずに赤色のマークになるなど、一部の項目について目標が達成できなかったものもありました。2015年度の目標達成に向け、今年度は検証と実践を繰り返し、新たな事業領域へも果敢に挑戦していきたいと思っております。

また、コーポレート・スローガンにも示している“感動”についても、7ページの一番下に、感動を見える化する「感動指数」の目標値を新たに設定しました。これについてもグループ一体となり、目標達成に向け取り組んでまいります。

お配りしている「CSR報告書2012」は、このような経営計画の進捗状況や「世界一の高速道路会社」をめざして日々挑戦する私たちの姿をご紹介するものです。是非、ご一読いただき、NEXCO中日本グループへの理解を深めていただく一助にしていただければと思います。

 

次は5月の事業の現況です。

5月の料金収入は、418億3百万円と、対前年同月比21.7%増でした。

休日特別割引の地方部上限千円の終了、無料化社会実験の凍結に加え、新東名開通などの効果により、前年同月比プラスとなりました。

一方、5月の通行台数は、日平均181万2千台と、対前年同月比3.8%減でした。

高速自動車国道は、前年同月比3.9%増でしたが、一般有料道路を中心とした無料化社会実験凍結などの影響で、全体では前年同月比マイナスとなりました。今年4月に開通した新東名は、1日平均で新東名が43,300台、並行する東名が43,900台、合わせて87,200台で、開通前の同年同時期と比較して約2割の増加となっています。

 

建設事業の状況ですが、2012年度は、すでに開通した新東名を合わせ5区間の開通を予定しております。

このうち東海環状自動車道の大垣西IC~養老JCT間6kmにつきましては、今年9月から開催される「ぎふ清流国体」までの完成を目指して、現在、舗装・標識・施設等の工事を鋭意進めているところです。

なお、正式な開通日時が決定しましたら、改めてお知らせさせていただきます。

 

ETCの利用状況につきましては、5月の日平均利用率は89.5%でした。

サービスエリア事業の状況についてですが、5月のサービスエリアの売上高は166億1700万円と、対前年比110.6%でした。そのうち、新東名は31億円、並行する東名は14億円で、昨年同時期の東名と比較して22億円の増加となりました。これは、先ほどご説明したとおり交通量が約2割増加したことと、新しいサービスエリアに多くのお客さまが立ち寄っていただいた結果だと思います。さらに、新東名の開通区間の前後の交通量も増加しており、新東名と並行区間以外の東名のサービスエリアも全体的に売上が増加しました。

また、大変ご好評いただいているNEOPASA(ネオパーサ)7箇所の来場者は、開通後1ヶ月で596万人となり、5月末までの累計来場者数は833万人でした。

一方、東名では新東名とは異なった売場づくりに取り組み、東名らしさを打ち出していきますので、ぜひ東名もご利用ください。

なお、当社の部門別の売上高については、お手元の資料に掲載しているとおりです。

 

今月の最初のトピックは、当社が新たな事業として始めるレンタルバイクのご紹介です。

当社とレンタルバイク事業を運営する株式会社キズキレンタルサービスは、全国で初めて、高速道路のぷらっとパークでバイクをレンタルできる店舗『レンタルバイク NEOPASA清水』を7月21日にオープンします。

“車・バイク”を通じたライフスタイルを楽しむ人々の集いの場をコンセプトに作られた清水パーキングエリアのぷらっとパークにて、実際にバイクを楽しめるサービスを提供します。「ハーレー」や「ドゥカティ」などの海外ブランドから国内ブランドまで、バラエティ豊かに20台ご用意します。

子育てが一段落するなど生活に余裕ができたお客さま、新型バイクや珍しいバイクを試してみたいお客さま、自宅と周遊地をバイクで往復するには遠すぎるお客さまなど、手ぶらでご利用が可能ですので、ぜひ、レンタルバイクによる新しい旅行スタイルをお楽しみください。

なお、予約は明日から受け付けます。お電話にてご予約いただいたお客さまのうち先着10名さまに、レンタルバイク基本料金を半額にてご提供します。また、7月20日には報道関係の皆さま向けに内覧会をおこないます。レンタルバイクの試乗会もご用意していますので、ぜひご取材いただきますようお願いします。

 

次のトピックは、夏休みに向けて開催するサービスエリアでのキャンペーンの紹介です。

NEXCO中日本が管理する51箇所のサービスエリアやパーキングエリアにおいて、「フェアリーテイル  スタンプクエストラリー キャンペーン」を7月14日(土)から9月23日(日)まで開催します。

このキャンペーンは、週刊少年マガジンで連載中の人気漫画「フェアリーテイル」が初めて映画化されることを記念して、タイアップした企画です。

スタンプラリーやサービスエリアでのお買い物やお食事など3,000円以上のレシートを集めて応募すると「フェアリーテイルオリジナルグッズ」や「ご当地グルメ」など素敵な賞品が抽選で1,500名さまに当たります。さらに、ARアプリを使ったスマートフォン限定のスタンプラリーも同時開催します。

今回、ご用意させていただいた「フェアリーテイルオリジナルグッズ」は、NEXCO中日本限定版となっているため、他では手に入らないレアアイテムとなっています。

今年の夏休みは、スタンプラリーに参加してサービスエリアを巡っていただき、ぜひ素敵な商品を当てていただきたいと思います。

 

次は、旅行ガイドブック『「ことりっぷ」新東名×ふじのくに』のご紹介です。

お手元にお配りした小冊子をご覧下さい。20代から30代の旅好きの女性から絶大な支持を得ている人気旅行ガイドブック「ことりっぷ」とタイアップした小冊子、『「ことりっぷ」新東名×ふじのくに』を明日より新東名高速道路のNEOPASAや東名高速道路のサービスエリアなど24箇所において数量限定で無料配布します。

『ことりっぷ』とは、地図や旅行雑誌でおなじみの昭文社が発行する累計750万部を超えるガイドブックです。新東名を使ってドライブが楽しくなる旅行プランや、NEOPASAで食べられる静岡ならではの御飯、テイクアウトできるメニュー、グッズなどを紹介した『ことりっぷ 静岡・浜松』が明日全国で発売されるのにあわせ、その一部を抜粋したものがこの小冊子です。

この小冊子の配布に合わせて、新東名のサービスエリア・パーキングエリア全13箇所に、各エリアの特産物や風景などをデザインしたオリジナルスタンプを用意しました。小冊子の巻末に、旅の記念としてコレクションすることができます。7箇所以上のスタンプを集めていただいたお客さまにはみかんの香りがする「ことりっぷオリジナルしおり」を先着1万名さまにプレゼントします。

是非この機会にふじのくに静岡の魅力を再発見していただくとともに、新東名のサービスエリア・パーキングエリアをお楽しみください。

 

次のトピックは、6月12日に名古屋支社が発表した企画割引についてです。

NEXCO中日本は、今年9月29日から10月15日まで岐阜県で開催される「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」を記念して、お客さまサービスの向上や高速道路を活用した観光振興を通じ、地域経済の活性化を図ることなどを目的とした、『速旅 清流の国「ぎふ」ドライブプラン』を発売しています。

この商品は、東京エリアから岐阜県内までの高速道路往復と岐阜県内の乗り放題がセットになった「東京発着エリアコース」と、岐阜県内の高速道路が乗り放題の「周遊エリア内乗り放題コース」の2つのコースをご用意しました。

既にNEXCO中日本公式Webサイトで申込の受付を開始しており、7月12日からご利用いただけます。

お手元に、岐阜県の観光スポットやお得なクーポン券が付いたパンフレットをご用意しました。ぎふ清流国体等の観戦や夏休みの旅行などにぜひご活用いただき、楽しいひと夏の思い出を作っていただきたいと思います。

 

次のトピックは、当社の環境への取り組みについてです。

4月に開通した新東名高速道路では、自然豊かな区域を通過するため、建設にあたって地域生態系への影響を極力回避・低減し、新たな生息・生育環境の創出に取り組みました。その結果、この6月にホタルの飛翔が確認され、観賞イベントを実施しましたのでご報告します。

工事前にホタルの生息が確認された場所は、自然型護岸によりホタルの餌であるカワニナの生息環境を整備するなど、ホタルの新たな生息・生育環境の創出に努めました。

例えば、藤枝パーキングエリアの下り線は、ホタルが飛び交うパーキングエリアとして整備し、地域のホタルの会や小学校の協力により、ホタルの育成・放流を行いました。6月に実施したホタルの観賞イベントでは、ホタルが毎日飛び交う姿を観賞できました。

当社は、今後もホタルの生息環境の保全と地域との連携を目標に維持管理を実施し、引き続き『地域環境への配慮』を推進していきます。

 

最後に、弊社元社員による不祥事に関する事案につきましては、現在も調査委員会で調査・検証を実施しているところです。所得税法違反や詐欺事案を踏まえ、全社にわたって用地の補償関係の調査を実施しており、資料が多く時間がかかっているのが現状です。公表時期については、できるだけ速やかにという気持ちは毎回申しあげておりますが、日にちが確定次第、ご連絡させていただきます。

 

本日、ご用意したトピックスは以上です。

 

【司会】

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けしたいと思います。

 

【記者】

レンタルバイク事業ですが、高速道路の中のお客さまも、外からパーキングエリアに入ったお客さまも使えるサービスということでよろしいでしょうか?

 

【金子社長】

場所がぷらっとパークですので、高速道路でいらしたお客さまは本線から一度インターチェンジで降りていただき、ぷらっとパークの駐車場にお車を止めていただくことになります。仮に名古屋からのお客さまであれば、新清水ICで一度料金をお支払いいただき、ぷらっとパークにお越しいただくことになります。

 

【記者】

レンタルしたバイクは、まずは一般道を出て、その後は高速道路に乗ってもいいし、そのまま一般道を走り続けてもいいということでしょうか。

 

【金子社長】

そのとおりです。

 

【記者】

この新規事業をいつから考えていたのか、経緯を教えてください。

 

【社員】

当社の事業創造部では新たな事業領域を模索しており、そのうちの一つがレンタルバイク事業です。今年の2月位からいろいろな企業を回って、高速道路空間を利用してお客さまに利便性や付加価値をつける事業ができないか考えてきました。

レンタルバイク事業については市場の伸びが非常に右肩上がりで、ここ3年間で約180%の伸びです。特に需要が伸びているので、高速道路のサービスエリアにレンタルバイクがあれば面白いのではないかと考えました。このことをキズキレンタルサービスさまにお話をし、具体化に向けた検討をおこない、今回の発表となりました。

 

【記者】

期間を限定した理由と、NEOPASA清水以外の場所へ展開する見通しを教えて下さい。

 

【社員】

これは日本で初めての試みです。世界的にみても高速道路のサービスエリアでのレンタルバイク事業はないかと思います。ですからこの5ヶ月の間で本当に需要があるのかどうか、ビジネスとして成り立つのかどうかの検証を行い、お客さまに好評で需要があるということになれば、本格的な事業として実施していきたいと思っています。NEOPASA清水以外でも、例えば中央道沿いにもいい観光地がありますので、水平展開をしていきたいと思っています。

 

【記者】

需要があるからビジネスとして手掛けるということではないのでしょうか。

 

【社員】

高速道路におけるレンタルバイク事業は、全く経験がなく、需要の予測もたちません。この5ヶ月で事業化の見込みがたたなければ、本格的な事業化は困難だと思います。

 

【記者】

料金に保険は含まれていますか?

 

【社員】

任意保険は料金の中に含まれており、対人・対物補償はこの料金の中に入っています。車両保険については、別途オプションで入っていただけるようになっています。ヘルメット・グローブについても別途オプションでご用意しています。

 

【記者】

昨日静岡市で、新東名の安全対策協議会がありまして、静岡県警から御社に4項目申し入れがあったと思います。野生動物の侵入対策・料金所のトラブル対応・自然災害対策・逆走防止対策だったと思いますが、その申し入れについてどのような姿勢で臨むのかお考えをお聞かせください。

 

【金子社長】

お申し入れいただいた4項目については従前より対策に取り組んでいます。進めています。野生動物の侵入では、開通直後は1日当たり4件ほどでしたが、6月に入ってからは2件ほどに減少してきています。柵が壊されたり、われわれが想定していなかった溝から動物が入ってきたこともあり、侵入防止策を進めていますが、これらの成果が少しずつ出てきたのではないかと思っています。逆走防止や人の立ち入り、異常気象時や災害対策の話もいただいたと聞いてます。これらは規制のかけ方や基準を併せて見直そうと思っています。開通直後に落石等でご迷惑をお掛けしたことについては、ネットをかけたりコンクリートで表面を覆うなど対策を実施しています。

 

【記者】

CSR報告書2012の中で、休憩施設の防災拠点化について触れられていますが、これはすべてのサービスエリア・パーキングエリアにおいて進められるのでしょうか?

 

【金子社長】

規模は違いますが進めています。例えば、新東名では13箇所のサービスエリア・パーキングエリアの内、12箇所で当社敷地内にヘリポートを設置しています。もう1箇所についても近傍に市の消防署のヘリポートがあります。したがって13箇所すべてにヘリポートを持っています。また、広い駐車場スペースを持っていますので、自衛隊・消防・警察などの救援車の拠点として、あるいはお客さまや地域の方の避難場所としてお使いいただくなど、それぞれ少しずつ規模が違いますが全てのサービスエリア・パーキングエリアで進めていきたいと思います。

 

【記者】

元社員の脱税・詐欺事件についてですが、2月の会見では判決が出てから調査結果の公表まで時間がたつことはないとおっしゃいました。3月の会見ではもう最後のまとめに入っているとおっしゃいました。ちょうど昨日で判決から3ヶ月が経ちますが、常識的に考えてかなり時間が経っています。先月の会見では、1人の社員が懲戒解雇処分をして一件落着ということではないとおっしゃいましたが、つまり何らかの形で元社員の犯行に加担あるいは黙認していた、もしくは全く別の不適切な事案が調査の結果出てきたのではないかと受け止めています。だからこれだけ時間がかかっており、定例会見での社長のお話が少しずつ変わってきていると思うのですがいかがでしょうか。

 

【金子社長】

内容については改めて詳しく発表させていただきますが、確かに調査の内容が少しずつ変わっていることは間違いありません。4月の定例会見で15,000件くらいと申し上げましたが、補償関係を中心にかなり膨大な資料を調べているところです。

できる限り早く発表すると毎回申し上げていますが、それは今でも変わりません。実態をきちんと把握することが第一で、二度とこういったことが起きないような再発防止策を併せて検討しているところです。

 

【記者】

先月おっしゃった元社員という1人の人間を懲戒解雇して一件落着ということではなくなってきているという認識でよろしいでしょうか。

 

【金子社長】

道路公団時代を含め長い歴史のある会社でもあります。我々はその長い間にやってきた仕事のやり方やプロセスなどを見直そうと考えています。

 

【記者】

つまり、程度や詳細は言えないとしても、当該事件以外に不適切なことが他にもあったということですか。

 

【金子社長】

内容については改めて詳しく発表させていただきます。

 

【記者】

今回、高速道路会社で社長の交代がありました。5社の社長が交代という中で、金子社長だけが残られましたが、国側からは何か説明がありましたか。

【金子社長】

特にありませんでした。

 

【記者】

社長ご自身、なぜ自分は残ったと思われますか。

 

【金子社長】

今回お辞めになった皆さんと同時に社長になったわけですが、たびたび会って、いろいろ相談し合ってきました。それぞれ経営のタイプが違うのは、人の性格が違うのと同じです。ただし、一生懸命会社のためにやろう、高速道路をより良くしていこうという思いだったことは間違いないと思います。

 

【記者】

社会インフラを扱っている会社としては2年での交代はやや早すぎるような気がしますが、一般論で構いませんのでどう思われますか。

 

【金子社長】

何年が適正であるのかはなかなか難しいと思います。1期2年は短いかもしれませんが、2期がいいのか3期がいいのかは分かりません。高速道路の建設は時間がかかります。例えば、新東名のように19年もかかるわけですから、どこかでバトンタッチをすることになるのだと思います。

 

【記者】

最後に、2期目に向けて社長の抱負をお願いします。

 

【金子社長】

1つ目は、建設の事業許可をいただいている区間が353kmあり、これを完成時期は早くコストは安く建設します。また、営業中の道路が老朽化しています。百年道路計画と呼んでいますが、今後も良い状態で使っていただく、あるいは自動運転ができるような新しいテクノロジーを使った次世代道路に生まれ変わらせていきます。

2つ目は、拡大・成長です。大枠では高速道路の14,000kmあるいは当社で事業中の353kmが、いずれ2020年前後に建設を終える計画です。その先の我々の役割というのは、地方と中央を結び地方の活性化あるいはその延長で日本の経済に少しでも貢献していくことです。そういった役割を全うするために、社会インフラの輸出等も含め、企業を存続させることが重要だと考えています。新規事業を含めて、これからどうやって我々はそういう分野に伸びていくのかというのが大きな課題です。

3つ目は、CSR報告書の中にも書かせていただきましたが、揺るぎない信頼の回復です。今回の不祥事、これによって多くの皆さまの信頼を損ねたと思っています。これを一日も早く信頼を回復していくことが、この2012年度の我々の大きな課題だと思っております。

 

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例記者会見を終了いたします。