NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社




2008年05月21日矢野会長定例記者会見

会見要旨

(司会)

では定例会見を始めさせていただきます。


(会長)

NEXCO中日本代表取締役会長CEO・矢野弘典みなさんこんにちは。
きょうもいくつかトピックスがありますので、順をおって説明させていただきます。

最初に事業の概況、4月分です。
4月の料金収入は対前年同月比マイナス3.4%でした。内訳は、高速がマイナス4.7%、一般有料はプラス11.9%です。高速は、ETCの普及にともなう割引額の増加で減収となりました。一般有料は圏央道の開通効果によるものです。
通行台数はプラス2.8%となっています。高速がプラス1.7%、一般有料はプラス7.7%です。
ETC割引額は153億円で、前年同月の133億円に比べ、15.1%割引額が増えています。ETC割引がなかった場合の料金収入633億となり、前年同月比プラス0.5%です。したがって、今月のETC割引率は24.2%になっています。

建設の状況は変わっていません。

主な工種の工事契約落札率ですが、4月は6件で、平均落札率は84.29%でした。

次にETCの利用状況です。4月は74.8%です。前年同月が69.2%でしたので、5.6%増えています。直近のデータを見ますと5月9日から15日までの1週間で76.4%となっています。ほぼひと月前の75.3%に比べて少し増えています。平日が78.1%、土日休日が71.2%となっていて、土日もだいぶETC利用者がふえてきているということです。車載器の取付け累計台数はもうすぐ2,000万台となりそうな、1,950万台となっています。

SAの売上げは対前年比で99.3%でした。飲食部門が102.1%、物販部門が105.2%、サービス部門が97.1%、ガソリン部門が84.2%となっています。ガソリンはご承知のとおり、値下がりがあって、その影響が出てきたということです。それ以外の部門は、まずまず順調なスタートをきったと見ています。
以上が事業の現況です。

次にトピックスを説明します。
まず東海北陸自動車道4車線化の状況です。この件はきょう、名古屋支社から記者発表を行いますが、その概要について私からも説明させていただきたいと思います。
この4車線化の区間は瓢ヶ岳PAから郡上八幡IC間まで、2008年度内の完成予定ということで、既に発表済みですが、これまで工事を進めてきました。一方で東海北陸自動車道の全線開通が7月5日と決まり、夏休みには多くのお客さまがこれをご利用されるだろうということを考えて、工事を集中、集約化し、なんとかぎりぎりではありますが、夏休み前に4車線での交通開放を行うこととしました。この4車線化に伴う車線切り替え工事を5月27日から昼夜連続規制で行ってまいります。この間はご利用されるお客さまにはご迷惑をおかけしますが、ぜひご理解とご協力をお願いしたいと思っています。詳細については、お手元の資料のとおりでして、最後のページに地図がありますが、今回開放区間というのが今説明したところで、その後、順をおって、ぎふ大和ICから白鳥ICまでが年度内完成予定、郡上八幡ICからぎふ大和ICまでが2009年度完成予定となっています。
これがトピックスの1番目です。

2番目が東名高速、東名阪道「GW半額割引」、渋滞解消のための半額割引を実施しました。その結果を速報でありますけれども、ご説明します。担当の小室部長から報告します。

 


(部長)

NEXCO中日本 保全・サービス事業部 小室部長

保全・サービス事業担当の小室です。
「GW半額割引」料金TDMの結果について説明します。資料の1ページのイメージ図をご覧ください。料金TDMは混んでいる時間帯のお客さまに、その前後の料金を割り引くことによって、前後の比較的すいている時間帯にご利用の時間帯をシフトしてもらうということによって、交通混雑の緩和を図るというものであり、このGW時期は東名と東名阪道で実施しました。1ページの下の表にあるように、東名は上り線の大和トンネル付近の渋滞、東名阪道は上り線の四日市IC付近の渋滞を対象として行っています。
対象時間は先ほど申し上げたとおり、混雑する時間の前後の比較的すいている時間帯に、表の右にあるように50%割引、半額でTDMを行いました。
対象料金所は2ページ目に図がありますので、そちらをご覧いただいた方が分かりやすいと思います。東名については、静岡から厚木の間で入って、横浜町田から東京で出た方が対象です。東名阪道は伊勢、伊勢西、あるいは大宮大台から四日市の間で入って、四日市東から名古屋西、豊田東あるいは豊川で出た方を対象としています。3ページ目に結果の速報概要を表していますが、まず、3ページ目、東名高速ですが、中央の棒グラフ4つをご覧いただきたいと思います。赤い斜線の棒が昨年の結果、青い棒線が今年の結果です。左上のグラフ、日平均交通量のグラフは昨年に比べて4.6%減少しています。これは、昨年に比べて天気があまりよくなかったことが影響していると考えられます。また、右上のグラフですが、日平均割引対象時間帯累計交通量も同様に減少しています。結果が4つのうちの左下のグラフになりますが、渋滞量としては、残念ながら昨年に比べて14%ほど増加した結果となっています。これは、天候が不良なことにより、高速道路の交通容量自体が下がってしまったことが、最も大きな要因であると考えています。なお、下の2つの棒グラフで、もし、TDMを行わなかったら、どうであろうかという計算の結果と比べたものを示しています。黒い棒が、もしTDMを行わなかったらどれだけの渋滞が出たかというのを、アンケートを元に計算した結果で、青い方が実際の実績です。
ご覧いただけますように、渋滞量も最大渋滞長も14~18%ほどTDMにより減少したという結果が得られています。
4ページ目が東名阪の結果の概要です。東名と同様に中央の4つの棒グラフ、赤い棒が昨年、青い棒が今年ですが、日平均交通量、割引時間帯の交通量、それぞれ17.8%、15.4%と、昨年に比べてかなり増加しています。これは新名神が開通したことによって、東名阪ご利用のお客さまがかなり増加していることによるものと考えています。また、4つの棒グラフの左下、日平均渋滞量ですが、こちらも残念ながら20.2%と、昨年に比べて、かなり増加した結果となっています。下の2つのグラフは東名と同様に、TDMを行わなかったらどうなっていたかというのをアンケートから計算したもので、右のグラフ、日平均最大渋滞長は1.0%と若干の減少、左の渋滞量については3.6%と若干の増加になっていまして、各日で見ると効果の出ている日もありますが、トータルとしてみると効果があまり見られなかったという残念な結果になっています。
説明は以上です。

 


(会長)

次のトピックスですが、公募型見積協議方式などの試行導入ということで、お手元の資料でご説明します。
昨今の工事発注において、標準的な施工計画の立案が困難な工事や標準価格の設定が困難な工事が出てきており、入札の不落・不成立・不調といわれているものの発生原因のひとつとなっています。
この表に記載したように、2006、2007年の2年間の競争入札で執行した工事件数は全体で659件、そのうち不落は62件、不成立が57件の合計119件で、その発生率は18%です。しかも2006年度には36件だったものが、2007年度には83件とほぼ2倍以上に増えているという実態になっています。
積算要領や歩掛は標準的な施工計画のある工事に設けられている仕組みですが、不落・不成立の工事の案件を調べてみると、その工事の積算要領とか歩掛がないと、あるいは積算要領や歩掛が実態と合っていないということによるものもあると分析しています。こうした工事の標準的な施工計画や歩掛の把握を目的として、契約制限価格というものを今まで用いてきましたが、これを契約目安価格と読み替えまして、その目安価格を上回っても契約できるような新たな入札契約制度を試行的に導入することにしたというのが、本日のご説明の主旨です。
新たな制度は2つに分かれていて、1つは公募型見積協議方式、もうひとつは施工技術競争型総合評価方式というものです。公募型は絵にもありますが、競争参加者を募り、競争参加資格を確認した者と見積もりあわせをします。最低価格提示者の見積価格、これが契約目安価格を上回った場合に、その会社と契約目安価格を上回った理由を確認するための価格協議を行い、それをやった上で、協議後の価格で契約締結をするというやり方で、この方式は26.3億円未満の工事に適用しようというものです。
次の施工技術競争型総合評価方式というのは、この競争参加申請者から技術提案書と入札書を提出していただいて、技術提案の審査の結果、技術評価点が50点以上の会社を入札参加者とする方式で、これは実は2007年度から試行しています。今回、特別な条件を有する工事の場合で、契約制限価格を契約目安価格と読み替えまして、その価格の120%までの入札額を提示した者の中から、技術評価点と価格評価点を加えた総合評価点の最高の者を落札予定者としようという仕組みです。今まで100%であったものが、120%に緩和することによって、やりやすくしようという考え方です。当該企業の入札価格が契約目安価格を上回った場合は、その会社と契約目安価格を上回った理由について、先ほどと同じですが、確認するための価格協議を行い、その上で、協議後の価格で契約締結をするというものです。
試行導入する工事は本年の6月以降に入札公告する工事から順次試行導入していくことになっています。
これは、本日、私からの発表事項です。

次のトピックスです。「第3回新聞紙で作る橋コンテスト」の参加者を募集することになりました。おかげさまでマスコミ各社、新聞社やテレビ各社にご後援をいただいて、だいぶ広く知られるようになりまして、ここでお礼申し上げたいと思います。きょうは名古屋支社から吉岡副支社長が来ていますので、説明をお願いしたいと思います。

 


(副支社長)

NEXCO中日本名古屋支社 吉岡支社長

名古屋支社の副支社長の吉岡です。それでは「第3回新聞紙で作る高速道路(橋)コンテスト」の参加者募集について、説明させていただきます。
お手元の資料のサブタイトルで、「目指せ、40kg!新聞紙だけで重さに耐える」とありますが、これは昨年のコンテストで、後ほど種目の説明は致しますけれども、耐荷の部一般で37㎏という記録が出ました。窓際に実際のものが3橋飾ってありますが、そのうち真ん中のものがそれです。37㎏という記録が出ましたから、今年はそれを上回る記録にチャレンジしていただこうという事でこのようなサブタイトルをつけました。
コンテストの主旨、目的ですが、NEXCO中日本では道路にふれあい、親しんでいただくことを目的に親しんでいただくことを目的に、「第3回新聞紙で作る高速道路(橋)コンテスト」への参加者を募集します。このコンテストは、誰にでも簡単に入手して加工できる新聞紙を材料に、高速道路の橋を製作、作品のデザインや強さを競い合うものです。作品の製作を通じて、橋などの力学的な技術を肌で感じ、高速道路に興味を持っていただけたらと考えております。また、読んだあとは捨てられてしまう新聞紙を再利用することによって、「資源の有効活用」にもつながればと願っております。
今年のコンテストの開催スケジュールですが、お手元の資料にあるとおり、明日から9月上旬まで募集します。競技、表彰式は10月18日を予定しています。開催場所は記載のとおりです。
競技種目は3種目あり、耐荷の部、軽量の部、デザインの部です。耐荷の部というのはどれだけの重さに耐えられるのかを競うものです。軽量の部は1kgのおもりに耐える橋をいかに軽く作るかを競い合うものです。デザインの部は美しさのほか、独創性、機能性、企画力など、デザインを競うものです。それぞれの種目には部門として、中学生以下の部と一般の部と分かれていて、計6部門になります。表彰、副賞は記載のとおりですが、一番下をご覧いただきたいのですが、参加賞としては応募全作品には図書券を進呈します。さらに当社の会員カードであるプレミアムドライバーズカードをお持ちの方については、1,000ショッピングポイントを図書券に加えて進呈します。
次のページ以降は製作条件などなので説明は割愛させていただきますが、カラー刷りの昨年のコンテストの開催状況を簡単にご説明させていただきます。募集期間は今年よりも1ヵ月遅い6月末から8月末まで行いました。表彰などは記載のとおりです。
応募いただいた作品数は記載のとおりで、計90橋の応募をいただきました。小学生、中学生からご老人にいたるまで、また親子で参加いただいた方もいらっしゃいます。西は兵庫県から東は埼玉県の範囲に及ぶ方々からご応募いただきました。
昨年は今年よりも約1ヵ月遅い募集開始だったものですから、夏休み入りが近いということで、学校などへの参加の働きかけに十分な時間がなく、多くの先生が6月末以降ということで、既に夏休みの宿題を考えられた後だったこともあり、中学生以下の部については必ずしも多い参加ではありませんでした。
協力及び後援は、報道各社の皆様、教育委員会、学校法人の方などから多数の後援をいただきました。ありがとうございました。
それでは、その下の写真はありますが、ビデオを用意していますので、昨年のコンテストの状況を見ていただきたいと思います。

(昨年のコンテスト状況のビデオを紹介)

あちらに3つの作品を展示しています。前方の作品がデザインの部の一般の部の最優秀の作品です。真ん中が耐荷の部の最優秀作品。それから、後方がデザインの部の中学生以下の部の最優秀作品です。以上です。

 


(会長)

どうもありがとうございました。私も耐荷一般の部の37kgの重しを持って見ましたが、これは大変重いものです。ズシッときまして、迂闊にやると腰を痛めるかなと。よくあのような軽さの橋で支えられるなと思いました。皆様方のご後援によりましてこうしてやっています。学校の皆さんにも認識をしていただけるようになってたいへん良かったと思っています。

それでは次のトピックですけれども、「39東名キャンペーン」、これはすでに発表した内容です。ちょうどいい機会だと思いますので私からも説明させていただきます。この5月26日に東名が全通から39年を迎えるわけです。そこで日ごろご利用いただいているお客さまへの感謝としまして「サンキュー」東名キャンペーンを実施します。これは私どもの横浜支社、名古屋支社、子会社の中日本エクシス、パトロール会社が力をあわせて取り組んでいまして、5月24日の土曜日にはお客さま感謝イベントを東名高速道路の6つのサービスエリアで行います。またETCマイレージポイントサービスとして、5月26日から6月30日までの応募期間にホームページ、あるいは葉書でご応募いただいて、一定の条件を満たしたお客さまの中から抽選で3,900名様にETCマイレージポイント390ポイントをプレゼントします。それから各サービスエリア、パーキングエリアのレストランや売店で、一部の商品を「サンキュー」価格、390円で提供する、というような内容です。お手元にこれまで発表した資料がありますので、そちらをご参照くださると幸いです。

最後にCSR懇談会のご案内をいたします。これまで私どもは「環境懇談会」を行ってきていまして、去年最初の環境報告書を作成しました。そして今年度からはこれを「CSR報告書」に拡大発展させることにしました。去年作成した環境報告書が母体となるわけですが、ステークホルダーに対しいかにわれわれが事業を通じて社会的責任を果たしていくか、という観点でまとめようとしているものです。それにあわせて環境懇談会も、CSR懇談会と名称を変更したというわけです。環境報告書は去年の8月下旬に発表しましたが、今年は6月下旬に開催予定の株主総会と同日に、このCSR報告書を発表させていただく予定です。懇談会は5月30日に東京都内で開催します。懇談会後にはブリーフィングもさせていただく予定です。よろしくお願いいたします。

私からの冒頭の説明は以上です。

 


(司会)

では、ご質問がありましたらよろしくお願いします。


(記者)

入札制度のことで伺います。この新しい入札制度は入札者からみた場合、独自技術で入札できる技術提案型入札とは違うんでしょうか。


(会長)

この件は専門家から説明させます。猪熊さん、お願いします。当社の技術開発部長です。


(部長)

NEXCO中日本 技術開発部 猪熊部長 技術提案方式と比べてどうか、というご質問ですが、きょうご案内したものは2つのタイプがあります。そのうちの資料の2枚目、施工技術競争型総合評価方式、こちらの方が技術提案をいただくもので、その比率は価格点と50対50になっています。この技術提案書にはわれわれの方で設問を設けるわけですが、架設の具体的な方法であるとか、工期短縮であるとか、環境や安全に対する配慮などについて提案をいただきます。その内容中に入札者からの技術提案をいただけると考えています。

 




(記者)

広い意味の公共事業で技術提案型を取り入れるというのは、よそでもやっているんでしょうか。今回が初めてだとか、そういうことではないんでしょうか。


(部長)

総合技術評価方式というものを以前からやっていますし、この施工技術競争型総合評価方式も2007年度から導入しています。ただ今回の特筆すべき点としまして、これまでは契約制限価格というものを設けていまして、それを超えることは認められなかったんですが、不落・不調という状況もありますし、あと必ずしもわれわれが想定している標準的な工法でなくても、良いものがあれば多少高くても採用していく、というようなことも念頭に置いて、契約制限価格を上回っても契約できる方式を設けた、ということがあります。


(記者)

そうするとゼネコンなどは、これまでは協議会などをつくって技術を広めた上で入札する、という形がありましたね。標準化した技術で入札するという形だったと思いますが、一層独自の技術で入札しやすくなる、ということでいいんでしょうか。


(部長)

はい。独自の技術をどんどん提案いただけるだろうと考えています。


(記者)

御社としては不落や不成立の場合に再入札をすると、積算のやり直しなどによって入札関連コストが相当増えて、かなり困った状態だったということでいいですか。


(部長)

はい。資料でも比率で約18%と示していますが、それらの工事については再入札のためのさまざまな準備が必要になります。積算も含めて見直すべきところは見直しますし、再公告など手続き的な時間・手間を要しているというのが昨今の状況です。


(記者)

標準的な施工計画の立案が困難だったり、標準価格の設定が困難とのことですが、例えばどのような工事があてはまるんでしょうか。


(部長)

どういった工事に適用するかは今後公告の中で逐次お知らせしますが、例えば標準的な施工計画の立案が困難なものというのは、すでに供用している道路の上に新たに橋を複数架けるような場合で、私どもも過去の事例を参考にして標準的な計画を考えるんですが、必ずしもそのとおりやっていただかない新しい提案もありえるというものです。また料金所では安全のために地下通路を設けようとしていますが、車を通しながら施工する必要があり、当社にとっては新しいタイプの工事ですので、われわれとしても施工計画が立案しにくい、というものです。そして標準価格の設定が困難なものですが、主に想定しているのは支承、橋の橋げたと橋脚の間に設置するものですが、この取り替え工事や、橋の継ぎ目にある伸縮装置の取り替え工事のようなものが、交通を通しつつ取り替えを行う必要があるため、価格の設定が難しいものです。われわれもいろいろと想定して積算しているんですが、いろいろとヒアリングを含めて調査しますと、そのような状況でなかなかお金が合っていないのではないか、という状況です。


(記者)

不落・不成立の発生状況について、工種別で何か特徴があるのかということと、2タイプあるうちで、26.3億円で区切られている理由を教えてください。また2007年度に不落・不成立が倍以上に増えたことで、事業計画には何らかの影響が出ているんでしょうか。


(部長)

工種別で不落・不成立の多いのは土木工事、鋼上部工工事、道路補修工事、舗装工事、建築工事などでした。26.3億円の区切りはWTO、政府調達協定で一般競争入札になるかならないかの区切りの数字です。最初のご質問にもありましたが、再入札などを行っていますので、そのために時間の遅れや手間が生じている、という状況はあります。


(記者)

道路特定財源の暫定税率の復活の関係で、通行量などに影響はあったでしょうか。


(会長)

全体の傾向については先ほどご説明したとおりです。ガソリンの売り上げに相当影響が出ました。通行料のほうは大体想定の範囲と言っていいと思います。交通量は増えていますが、去年に比べて収入が減った理由はETCの普及がもっとも大きかったと思います。大きな因果関係は変わっていないと思います。ガソリンスタンドの売り上げが相当落ち込んだということがありました。これは、今後どのように回復していくのかということだと思います。


(司会)

その他特にご質問がなければ、第31回の定例記者会見をこれで終了させていただきます。
本日はどうもお忙しい中ありがとうございました。


(会長)

どうもありがとうございました。