NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2007年03月22日矢野会長定例記者会見

会見要旨

(会長)

中日本高速道路 代表取締役会長CEO 矢野弘典(やのひろのり) みなさんこんにちは。お集まりいただきありがとうございます。
では、最初に事業の現況から始めたいと思います。
そのあと、今日はいくつかトピックスについて、発表、説明をさせていただきたいと思います。

2月分の事業概況ですが、料金収入は全体で、対前年同月比プラス2.3%。内訳は高速が2.4%、一般有料が1.4%です。いずれも好天に恵まれ、降水量、降雪量ともに少なかったための増収と考えています。通行台数は対前年同月比でプラス7.0%。高速が6.4%、一般有料が9.5%のプラスとなっています。

建設の状況は変わっておりません。

主な工種の工事契約落札率ですが、2月は9件で落札率が80.16%でした。年度累計で81.76%となっています。
低入札工事の品質確保方策を進めておりますので、資料配付はしていませんが、口頭で説明させていただきます。
粗雑工事や工事事故などで工事品質の低下がないように、また、下請け業者などへのしわ寄せなども懸念されますので、今年になってから新しく次のような事項に取り組んでいます。
まず、2月15日以降に入札公告した工事の入札から低入札調査重点価格を設定しました。これは契約制限価格の70%に線をひいて、それ以下、すなわち低入札調査重点価格を下回った入札者に対して、その価格で履行可能であるか否かを確認するために、入札価格の内訳や根拠などを厳格に調査することがひとつです。同時に品質、安全の確保、下請け業者へのしわ寄せのない旨の誓約書を提出していただく事としました。
次に平成19年4月からは、入札契約段階、入り口段階の工事の品質確保対策として、入札手続中に不良・不適格業者を排除する、特に技術的難度の高い工事に対して、優良な工事請負業者を選定することを目的として、品質確保を重視した入札契約方式の試行導入を検討中です。導入が決定次第、記者発表させていただこうと考えています。
これまで、品質確保の問題は、施工段階でのチェックを行ってきましたが、もう一つ前の入札契約段階で品質確保に取り組んでいきたいと考えている次第です。詳しくは改めて、発表の時に説明させていただきます。

ETCの状況ですが、3月9日から15日で69.3%となっています。平日が71.6%、休日が62.8%でした。2月末の車載器取付累計台数はだんだんと増えており、1月末と比較してプラス2.6%、プラス36万台となっています。だんだんとETCに対する理解が深まっているようですが、なかなか利用率が増えていかないという状況になっています。

SAの状況ですが、対前年比109.9%増、年度累計でも105.6%となっています。通行台数を見ていただくと、対前年比7.0%増となっていますが、売上高はそれを上回るプラス9.9%となっています。プラス9.9%の内訳ですが、飲食部門が12.2%、物販部門で11.7%、サービス部門は横ばい、ガソリンスタンド部門で4.2%増となっています。

以上が事業の現況です。

次にトピックスの最初として、機構との協定変更、国交大臣との事業変更許可についてご説明します。ご承知の通り、社会実験をやってきたスマートICの本格導入と地域活性化ICの追加整備について、機構との協定変更を行うと共に国交大臣から事業変更許可を受けた次第です。

まず、本格導入するスマートICはお手元の資料にありますが、東名高速の富士川スマートIC、遠州豊田スマートIC、それと東名阪道・亀山PAスマートICの3ヵ所で、3月末まで実験を続け、4月から本格導入となります。
それから、追加整備をする地域活性化ICは北陸道の白山ICです。このICは現在、国と石川県で整備を進めている金沢外環状道路と北陸道の交わる地点に整備されるものです。
なお、この件については、先日、国交省道路局から全国版の新しい計画の発表があったことを付け加えます。今日付けで事業許可を受けましたので報告いたします。

次にSAPAでの新店舗開店をご説明します。お手元の資料のように、デザートショップとコンビニ新規4店舗がオープンという事です。海老名の下りにソフトクリームで有名なキハチソフト、東名高速・美合PAの下り、東名阪の大山田PA下りにローソン、大山田PAの上りにサークルKの計4店舗を4月に新規オープンします。日程などはお手元の資料の通りです。これまでオープンした一覧も添えておりますので、参考にしていただければと思います。

新しい店の建設にあたってはエコショップという環境対策に配慮した店作りをしています。だんだんにSAをそういう特色のある場所にしていきたいと思います。

次にサイバーモールの開店について説明します。3月29日にサイバーモールをオープンします。これはSAで販売している商品を、インターネットを活用して自宅で購入できるシステムで、ヤマト運輸と事業提携して進める事としております。第一弾はSAの売れ筋商品33商品です。これはだんだんに拡大していきます。将来はSAで売っているものだけでなく、各地の特産品なども買い物ができるという便利なウェブサイトに育てていきたいと思っています。当面、どういった商品を販売するのかというリストは資料にありますので、参考にしていただければと思います。

次に企画割引の実施です。これは2月の会見のときにご紹介しまして、詳しい発表は3月1日にさせていただいたものです。去年からこの企画割引を開始し、徐々に範囲を拡大したいと考えていまして、ドライバーに対するサービス向上を目的にした企画です。今年は「甲斐の山々風林火山の里めぐり」として、やっていこうと考えています。首都圏を出発点とするという事と、平日を使うということです。だんだんと高齢化時代となってきて、そういう点も配慮して、金土日は個人の旅行の多い時期ですが、平日の企画をやってみようということです。いろいろやってみて企画の内容を充実させていこうと考えています。宿との関係も大事ですので、「そくやど」も合わせて企画しております。我々の持つ情報ネットワークを生かしてやっていこうと思っています。ニュースとしては既に発表済みのものですが、なんとかこういう形で観光と我々の道路を結び付けていきたいと思い、改めてご紹介させていただいたものです。

それから、資料はないのですが、話題としてお聞きいただきたいと思います。
昨日から速弁の売出しを開始しました。これまでは上郷SAと養老SAと南条SAでやっていましたが、東の方も含めて販売を開始しました。休日ということもあり、なかなかの反応でした。しかし、先発の方が売れ行きが良く、だんだんと知れ渡ってきた証拠ではないかと思います。なにしろ、昨日、販売を始めたばかりですので、これから時間をかけて、知名度を高めていけば、お客様の反応も増えてくると思います。だんだん協力していただける料亭なども増えてきており、高速道路の名物として皆さんからご愛顧いただけるようにしていきたいと思います。
皆さん自身もお試しいただいて、色々とご意見があったらお聞かせいただければと思います。

こちらも資料がないですが、サービスエリアコンシェルジュを導入することにしたので、ご紹介します。SAでお客様を積極的におもてなしするという趣旨なのですが、これまでもインフォメーションサービスというものをやってきましたが、それに替えましてサービスエリアコンシェルジュという新しいやり方を導入します。情報提供という点では今までと同じなのですが、さらに親身になってお客様のお役に立つという前向きな行動をするサービス体制として、こういった考え方を導入することにしました。海老名SAなど主要7エリアで4月1日からサービスを開始します。詳しくは3月26日に東京で行う発表会でご説明させていただく予定になっています。

以上です。


(司会)

私どもからの説明は以上です。では、ご質問がありましたらよろしくお願いします。


(記者)

工事契約落札率のところで、低入札重点調査の説明の後にお話いただいた4月1日以降の入札契約手続段階での取り組みのご説明を再度お願いします。


(会長)

改めて、計画が決まりましたら発表の場を設けさせていただきますので、詳しくはその場に譲りますが、基本的な考え方は、工事は最初に入札契約段階があり、次に施工段階があり、最後に工事完了後にどうするかとなってきます。今までは、施工段階での施策が行われてきたのですが、それに入る前の入札契約段階での品質確保の方策が必要だと考えました。その入札手続中に不良・不適格業者を排除する、特に技術的難度の高い工事に対して、優良な工事請負業者を選定することが大事であり、それを目的として、新しく品質確保を重視した入札契約方式の試行導入を検討中であるという趣旨です。

試行をしてから本番となりますが、その具体的スケジュールや中身については、先ほど申し上げたように改めて記者発表を設けさせていただきます。


(記者)

サービスエリアのお土産のネットショップについて、これを始められるきっかけ、そしてどういったところを目標にされるのか伺いたいのですが。


(会長)

ひとつはやはりできるだけお客様に喜んでいただける魅力あるSA・PAをつくりたい、ということと、それから「あ、しまった。あそこで買っておけばよかったのに」というようなことに対して、家に帰ってからでも買えるようなサイバーモール、両方のサービス向上を図りたいと思っているわけです。SA・PAの方は有名店、スターバックスや浜名湖のドナテロウズ、先ほどお知らせしたキハチソフトなどがありますし、またコンビニなども新しいところの反応が非常にいいんですね。ですからそれはそれでSAにおいでになる方々へのサービス向上。それと最近は電子商取引が活発になって、いろいろなものを買ったり、あるいは切符の予約なども自由にできるようになってきました。そういった新しい流れというものを、利用者が増えているという事実に着目して、私どもも本当にまだまだわずかな分野からですがそこから始めて、範囲を広げていきたいと考えているわけです。


(記者)

29日以降に中日本高速のホームページに行けばいいということですね。

 

(会長)

そうですね。


(記者)

サービスエリアの持ち込みゴミに対する対策としてどのようなことをお考えでしょうか。

 

(会長)

私もテレビなどの報道を見ておりまして、いろいろな方がいろいろな意見を言っておられるというのを知ったわけですが、全体のゴミの発生量は減っては来ているんですよね。しかし問題は持ち込みゴミの量が増えていることだと思います。大体で持ち込みゴミの比率が6割ということですから、これは報道されているとおり、まことに由々しき事態になっていると考えています。

私どもとしては、とにかくやはりドライバーの皆さんに、公共の場所なんだということについてのご理解を深めていただく努力を、もっともっとしなくちゃいけないだろうと思っております。ですからそういう意味ではポスターを出したりですね、あるいはこれからやろうと思っているんですけれども、ゴミの不法投棄というのは犯罪行為なんだということを知っていただくために、法律によって罰せられることもあるんだというような警告も出す必要があるだろうと思っております。例の不正通行で団体があったのを、首謀者を摘発したというようなことがありましたけれども、この問題についても法律上問題があるということについてはまず皆さんに知っていただいて、場合によっては現行犯逮捕もありえるということを知ってもらう必要があると思っています。

われわれ自身もいろいろ努力しなければならないことがいっぱいあります。例えば従来のゴミ箱をもう少し分別しやすいようなリサイクルボックスにする。しかし、そこに入れるものはSAやPAで発生したゴミでなければならないわけで、家から持ってきて捨てるということは本当にあり得べからざることだと思っているんです。社員がいつも見ておりますし、SAには大勢の人たちが働いております。みんなで力をあわせてきれいな、快適なサービスエリア、地域をつくっていく必要があるだろうと思っています。設備の面でも例えばやはり暗くしておくとだめだということで、明るくするですとか、カメラを付けるとか、それから草ぼうぼうのところをきれいにする。やはり花を植えれば人はそこにはモノを投げませんからね。そうしてきれいなサービスエリアをつくっていく。のり面もきれいにする。そうしたわれわれ自身の努力も必要だし、そうしたことを罰則も含めてホームページでお伝えして、皆さんに理解を深めていただこうと。

あのような形でテレビ放映や新聞報道していただけるのはたいへんありがたいことです。捨てる人たちが得するようなことは誠に不公平極まりない話でして、やはりSAはみんなのものなんだというふうになっていく必要があるだろうと思っています。私どもも全力を挙げてこれから取り組んでまいりますので、皆さんのご協力もお願いしたいと思っております。


(司会)

その他特にご質問がなければ、本日の定例記者会見はこれで終了させていただきます。

 

(会長)

どうもありがとうございました。