NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2017年03月22日宮池社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第123回の定例会見をはじめさせていただきます。

【はじめに】

【宮池社長】

会見を始める前に、一言申し上げます。
すでにご承知のことと思いますが、中部横断自動車道の六郷インターチェンジ(IC)から増穂ICまでの約9kmの区間につきまして、3月19日15時に無事に開通することができました。
開通にあたり、多大なご理解とご協力をいただきました地元の皆さまをはじめ、ご尽力いただきました関係者の皆さまに、あらためてお礼申し上げます。また、開通前には工事通行止めにご協力いただき、合わせてお礼申し上げます。
多くの報道関係の皆さまにも、開通前の現場見学会や開通式典などをご取材いただき、誠にありがとうございました。
なお、開通直後の利用状況ですが、開通翌日の祝日である20日は約5,700台、平日である21日は約2,200台のお客さまにご利用いただいています。
今後、より詳細に利用状況やストック効果などを整理し、あらためてお知らせしたいと考えています。

【事業の現況(2017年2月)】

資料1をご覧ください。
営業の状況ですが、2月の料金収入は482億8500万円で対前年同月比0.4%の減少、また、通行台数は日平均185万1000台で対前年同月比2.0%の増加となりました。
料金収入につきましては、うるう年であった昨年よりも営業日数が1日少なかったことからやや減少となりました。通行台数につきましては、新東名および圏央道の開通効果により増加となりました。

建設の状況につきましては、冒頭にご説明した通りです。

次にサービスエリア(SA)の状況です。
2月のSA・パーキングエリア(PA)の売上高は127億8000万円で対前年同月比4.3%の増加、飲食・物販部門の売上高は対前年同月比6.9%の減少となりました。
主な要因としましては、うるう年であった昨年よりも営業日数が1日少なかったことや、昨年に比べて休日が1日少なかったことがあげられます。
ガソリン部門の売上高は、昨年よりも販売価格が上昇したことにより、対前年同月比31.9%の増加となりました。

資料はありませんが、続いてリニューアルプロジェクトの現況についてお話しします。
高速道路の大規模更新・修繕事業「高速道路リニューアルプロジェクト」につきましては、2016年度から本格的に工事に着手しました。
昨年春と秋に東名、中央道、北陸道で実施しました6橋5件のリニューアル工事は、計画どおり終了しました。ご協力ありがとうございました。
2017年度は、床版取替工を20数橋で4万m2余りおこなうなど、30件程度の発注を予定し、今後も段階的に増加していきます。
詳細は、4月3日に当社WEBサイトで発注見通しを公表します。
なお、この春実施するリニューアル工事として、中央道の岡谷ジャンクション(JCT)から伊北IC間で実施する工事につきまして現在関係機関と調整中ですので、準備が整い次第詳細を発表します。

【スマートICの整備状況について】

資料2をご覧ください。
当社は、高速道路の有効利用や地域の活性化を促進するためスマートICの整備を着実かつ効率的に進めています。
今年度につきましては、すでに開通した3ヶ所に加え、今週末には更に3ヶ所が開通し、全部で28ヶ所のスマートICが開通することになります。
これによって、高速道路の利便性が一層高まるものと期待していますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
また、別紙1をご覧ください。
すでに開通しているのが22ヶ所、今年度中の開通が予定も含め6ヶ所、これに2017年度以降に開通を予定している27ヶ所を加えると、スマートICは合計55ヶ所となります。開通している通常のICは241ヶ所あります。事業中のスマートICにつきましては、早期開通に向けて、事業を一層推進していきますので、ご期待ください。

【重量違反車両等の撲滅に向けた厳罰化の推進】

資料3をご覧ください。
先程ご説明したとおり、当社では高速道路の老朽化に伴い、リニューアル工事を進めています。
一方で、老朽化を加速させる大きな要因のひとつである「重量違反車両」につきましては、後をたたない状況にあり、当社では、違反車両の撲滅を目指して、取締りの強化や厳罰化を推進しています。
本日は、当社が進めている4つの取組みをご説明します。
まず一つ目は、昨年9月に公表しました、大口・多頻度割引停止措置の見直しです。これは4月から運用を開始しますので、あらためてご説明します。主な見直し内容は次のとおりです。
1.重量が基準の2倍以上、例えば、総重量の法令基準25トンの2倍以上となる50トンで走行するような、悪質な違反者に対して刑事告発を実施していますが、従来ETC車で最大4割引、ETC2.0車では最大5割引となる大口・多頻度割引のカード利用者を刑事告発した場合、ただちに割引停止措置をおこないます。
2.現行では違反点数を課していない指導警告レベルの違反につきましても違反点数を科します。
3.違反時に科す違反点数の累積期間を「四半期」から「2年間」に拡大します。大口・多頻度割引のカード利用者で違反を繰り返す者につきましては、累積違反点数に応じて厳しい措置が適用されます。
悪質な違反や繰り返し違反をおこなう大口・多頻度割引のカード利用者に対して確実に割引停止措置等を実施します。
二つ目は、自動計測装置による常時取締りの強化です。
現在、IC入口などに「重量の測定」と「ナンバー読み取り」ができる自動計測装置を整備し、重量違反車両の常時取締りを実施していますが、今後は自動計測装置の整備箇所を拡大していきます。
三つ目は、悪質な重量違反車両に対する刑事告発の実施です。
悪質な違反者に対する刑事告発は、当社では18件実施しています。最近では「起訴」事案も出ており、今後も悪質な違反車両に対して厳格に対応していきます。
最後に四つ目は、重量違反車両等に対する措置命令の強化です。
当社では車両制限令等違反取締隊(通称「車限隊」)をIC入口などに配置し、取締りをおこなっています。最近では、その場で積荷を降ろさせる、新たな措置を導入するなど取締りの強化に取り組んでいます。
以上のとおり、当社では、4月から厳罰化や取締りの強化により、重量違反車両等の撲滅に向けて取組みを推進していきますので、大型車の運行などにかかわる皆さまには、あらためて法令の遵守をお願いします。

【春の全国交通安全運動を実施します】

資料4をご覧ください。
4月6日(木)から15日(土)までの10日間、春の全国交通安全運動が実施されます。当社でも、交通安全キャンペーンを関係機関と連携して実施します。
期間中の交通安全イベントの実施日時や場所などにつきましては現在調整中ですが、決まり次第当社WEBサイトでお知らせしますので、報道関係の皆さまには、ぜひ取材にお越しいただきたいと思います。
なお、4月の交通死亡事故件数ですが、2015年は10件、2016年には9件の交通死亡事故が発生しており、4月は死亡事故が増える傾向にあります。
これからの季節、高速道路をご利用される際には、ゆとりをもった安全運転を心掛けていただきますようお願いします。
当社が管理する高速道路では、今年の1月から3月20日までに合計7件の死亡事故が発生しており、7件中6件が高速道路上の停止車両や人に後続車が追突する事故となっています。
高速道路上でやむを得ず停止した際には、ガードレールなどの防護柵より外側の安全な場所へ、足元に注意しながら避難し、通報をお願いします。
また、高速道路の逆走による死亡事故も1件発生しています。
万が一、逆走をしてしまった場合には、周囲を確認したうえでハザードランプを点灯して非常駐車帯や路肩に停止し、安全な場所から速やかに通報をお願いします。
高速道路の逆走につきましては、2020年までの逆走事故ゼロを目指し、ハード面では、すべてのIC・JCT・SA・PAで、1.大型矢印路面標示、2.高輝度矢印板、3.ラバーポール延伸、などの対策を2017年度の完了に向けて進めているところです。ソフト対策としましては、道路情報板やSAなどでの逆走防止の呼びかけをおこなってきているところですが、今後、春の全国交通安全運動期間をはじめ、お客さまへの呼び掛けを強化していきます。
一方で、当社としましては、今月1日に発表しました「暫定二車線の高速道路の正面衝突事故防止策」も喫緊の課題と認識しており、東海環状道、紀勢道、舞鶴若狭道の一部区間でワイヤロープの試行設置を実施していきます。
設置にあたりましては、4月にそれぞれ夜間通行止めを予定しており、高速道路をご利用のお客さまや周辺地域の皆さまにはご不便とご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
なお、ワイヤロープ設置工事につきましては、報道関係の皆さまに現場を公開する予定です。
詳細が決まりましたら、あらためてお知らせしますので、ぜひ取材にお越しいただきたいと思います。

【東名高速道路 駒門PA(下り)が生まれ変わります】

資料5をご覧ください。
東名 駒門PA(下り)は、新東名の建設により支障となることから、約1.7km静岡方面に移転し、新しい駒門PA(下り)として4月20日(木)にオープンします。
新しい駒門PA(下り)は、規模も広がることでより快適にご利用いただけるようになります。
また、国道246号と隣接することから、一般道からもご利用いただけるよう、国道側にも出入り口と駐車場「ぷらっとパーク」を整備します。ぷらっとパークとしては初めて大型車用の駐車マスもご用意しています。
商業施設では、地元の名産品を中心とした幅広い品揃えのショッピングコーナー「時之栖(ときのすみか)ファクトリーストア」や、コンビニエンスストア、フードコートがオープンし、ビジネスやレジャー、日常使いなど様々な目的にご利用いただけます。
フードコートは、永く親しんでいただけるお店となるよう願いを込め、店名を『無量寿(むりょうじゅ)』としました。定食、うどん・蕎麦、ラーメンやステーキなど、幅広いメニューを取り揃えています。
東名に誕生する新しい駒門PA(下り)をぜひご利用さい。
なお、現在営業している駒門PA(下り線)の売店は4月19日(水)19時30分をもって営業を終了します。
新たにオープンする駒門PA(下り)につきましては、オープン前日の4月19日(水)の内覧会で報道関係の皆さまへの公開を予定しています。
詳細につきましては、あらためてお知らせしますので、ぜひご参加ください。

以上が本日ご用意したトピックです。

【司会】

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

【記者】

スマートICの整備状況に関して、2016年度内の開通が6ヶ所で、それを合わせると28ヶ所の開通となり、2017年度以降は27ヶ所で、合わせて55ヶ所となりますが、最終的には何ヶ所までスマートICを増設する計画なのか教えてください。

【宮池社長】

最終的な計画はありませんが、地元から要望などが出された場合には、協議して整備するプロセスになっており、現在決まっているのが、55ヶ所ということです。

【記者】

資料に養老SAスマートICの記載がありますが、養老SAのスマートICは、すでに発表されているものか教えてください。

【宮池社長】

だいぶ前に発表されていたかと思います。今回ご説明しました内容には、未発表のものはなく、完成予定年度で集計したものです。今年度内に開通するものと来年度以降に整備されるものを整理した資料です。

【記者】

新名神の鈴鹿PAスマートICの開通は、新名神の開通と同時期にオープンというイメージでしょうか。

【宮池社長】

その予定です。

【記者】

スマートICに関連して、より予算を抑えながら、地元の要望に応えてICを設置できるという点で意味があると思いますが、通常のICを追加するというケースもあったかと思います。すでに開通している路線に関して、地元要望があればスマートICでの対応を検討して、通常のICは設置しないということなのか、そのあたりの基本的な考えを教えてください。

【宮池社長】

通常のICにつきましては、新しく造る、造らないという議論はありません。

【記者】

議論がないというのは、方針があるという訳ではなくて、地元の要望が通常のICであれば通常のICで検討するし、スマートICであればスマートICで検討するということでしょうか。

【宮池社長】

地元の要望ということであれば、スマートICで整備することになります。例えば新たな道路計画により、国家的観点から追加で通常のICが必要だということになれば、通常のICも制度上では整備できることになっています。今のところ新たな計画は具体化していないので、スマ-トICを整備して地元の要望に応えていくというのが一般的です。

【記者】

重量違反車両の厳罰化に関して質問です。2015年度頃からこのような摘発をされていたかと思いますが、実際始められてから摘発される件数は減ってきているのか、それとも、増えているのか教えてください。

【宮池社長】

検問台数につきましては、2014年度から2015年度にかけては増加しています。

【記者】

2014年度は対策を取り始めた年度でしょうか。

【宮池社長】

2015年度から対策を始めました。

【記者】

2016年度分はこれからの集計でしょうか。

【宮池社長】

これからの集計になります。

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。