NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2016年04月21日宮池社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第113回の定例会見をはじめさせていただきます。

【宮池社長】

会見を始める前に、一言申し上げます。
4月14日以降に発生した熊本県を震源とする地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い被災地の復旧を心からお祈り申し上げます。
当社としましては、地震発生直後より、西日本高速道路へ人員や資機材などの応援要請に対応できる体制を整えるとともに、熊本県内の被災地救援などを目的とする災害派遣等従事車両に対して、高速道路の通行料金を無料とする措置を4月16日からおこなっています。
さらに、警察、自衛隊など支援部隊の給油や集結場所として、名神高速道路 尾張一宮パーキングエリア(PA)下り線や多賀サービスエリア(SA)下り線の駐車場を一部規制して使用していただくなどの協力や、飲料水の支援にあたり受け入れ先の調整をしているところです。
また、被災地の1日も早い復興に役立てていただくため、51箇所のサービスエリアでお客さまからの義援金の受付を昨日から開始していますので、高速道路をご利用される皆さまのご協力をお願いします。
次に、伊勢志摩サミットが来月26日から始まりますが、例年に比べて、前倒しして実施してきました「東名阪・名二環リフレッシュ工事」は、4月16日(土)に終了しました。工事期間中は、高速道路をご利用のお客さまや周辺地域の皆さまには、大変ご迷惑をお掛けしました。ご協力に感謝します。
工事期間中の最大渋滞長は、昨年に比べ上り線で2割、下り線で5割程度、少ない状況でした。リフレッシュ工事で予定していた工事につきましては、伊勢志摩サミットへの対応工事も含め、概ね完了することができました。
伊勢志摩サミットへの対応につきましては、引き続き、関係機関と調整していきます。
併せて三重県を訪れるお客さまを対象とした、お得なクーポン券付き「伊勢志摩サミット開催記念パンフレット」を配布しています。また、『オリジナルケータイマグ』、『サミット ガトークッキー』などのお土産や、『参加国にちなんだ期間限定メニュー』、『伊勢うどんをアレンジしたオリジナルメニュー』などをご用意して、お客さまをおもてなしいたします。
なお、記念メニューは、グルメサイト「食べログ」で特集していますので、ご参照ください。
また、外国人のお客さま向けには、高速道路が定額で乗り放題となるCEPと連携したクーポン券付きチラシを配布しています。
【宮池社長】

それでは、本日ご用意したトピックスをご説明します。

【事業の現況(2016年3月および2015年度)】
資料1をご覧ください。
営業の状況ですが、3月の料金収入は、577億6,500万円と対前年同月比1.5%の増加、また、通行台数は日平均196万9,000台と対前年同月比1.1%の増加となりました。当月は、天候に恵まれたことや新東名・圏央道の利用が好調であったことにより、料金収入・通行台数ともにやや増加となりました。
2015年度の料金収入は、6,575億9,200万円と対前年度比3.7%の増加、また、通行台数は日平均191万台と対前年同月比2.3%の増加となりました。主な要因としては、前年度に比べて台風や雪による影響が少なかったことや、新東名・圏央道の利用が好調であったこと、また前年度の4月~6月の休日割引が激変緩和措置により3割引から5割引に据え置かれていたこともあり、料金収入・通行台数ともに増加となりました。

次に建設の状況です。
2016年度に開通を予定している区間の工事概況について説明します。
新名神および東海環状道四日市ジャンクション(JCT)から東員インターチェンジ(IC)間の6kmは、開通遅延の要因となっていた切土のり面対策と道路本体工事が3月までに完了し、現在、舗装工事や標識工事、照明や情報板などの設備工事を実施中です。中部横断道六郷ICから増穂IC間の9kmは、現在、土工、橋梁、トンネル工事などの道路本体工事が概成し、舗装工事や標識工事、設備工事は、来月からの工事着手に向けて準備作業中です。新東名海老名南JCTから厚木南IC間の2kmは、昨年7月の定例会見で報告しましたが、用地取得や軟弱地盤層の改良工事に相当の時間を要したことから、全体工程を精査した結果、開通予定時期が、当初計画していた2016年度末から、一年遅れの2017年度末となる見通しとなりました。
一日でも早い開通に向け最大限努力していきますので、引き続き、ご理解とご協力をお願いします。
各区間について、完成の目途が立ちましたら、あらためて、開通時期についてお知らせします。

次にサービスエリアの状況です。
サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の総数は、3月は新たな開設がないため、180箇所で変わりありません。
3月のSA・PAの売上高は159億8,300万円で、対前年同月比0.9%の増加、飲食・物販部門の売上高は、対前年同月比3.9%の増加となりました。
増加の要因としては、2月に開業したNEOPASA岡崎、長篠設楽原PA上下線によるものです。
ガソリン部門の売上高は、ガソリン単価差の影響で対前年同月比6.4%の減少となりました。
2015年度のSA・PAの売上高は1,841億4,200万円で、対前年度比1.2%の増加、飲食・物販部門の売上高は、対前年同月比3.2%の増加となりました。
増加の要因としては、2月のNEOPASA岡崎、長篠設楽原PA上下線の開業に加え、台風、降雪などの大きな天候不良が少なく、シルバーウィーク・うるう年などの暦が好条件であったこと、『エヴァンゲリオン足柄』やEXPASA海老名の『北海道物産展』などの集客イベントが好調であったことが挙げられます。
ガソリン部門の売上高は、対前年度比3.5%の減少となりました。

【GW期間中の渋滞予測と交通安全啓発】
資料2をご覧ください。
今年のGWの大型連休期間の渋滞予測につきましては、すでに3月25日に発表させていただき、多くのマスコミの皆さまに取り上げていただきました。ありがとうございます。
当社管内の渋滞のピークは、下り線が5月3日(火)、上り線が5月3日(火)と4日(水)です。また、期間中の10km以上の渋滞回数は146回、うち30km以上の渋滞回数は13回を予測しています。
当社では、さまざまなツールで渋滞予測情報や道路交通情報を提供していますので、出発前にご活用いただき、渋滞を避けたご利用をお願いします。
次に、高速道路での安全運転についてのお願いです。
資料のとおり、2016年1月1日から4月21日までに、8件の交通死亡事故が発生し、10名の尊い命が失われました。
図1のとおり、発生件数の半分を対人事故と車外放出が占めており、また、図2では、土・日・祝日に多く発生する傾向を示しています。対人事故の特徴としては、事故などにより停車し、車外に出られた方が本線上で轢かれるというものです。
万が一、事故・故障などで停止した際には、本線や車内に残らず、ガードレールの外など安全な場所へ避難していただきますようお願いします。
また、高速道路をご利用の際には、全席シートベルトを必ず着用していただきますようお願いします。
図3をご覧ください。昨年は、4月から5月にかけて、自動二輪車による死亡事故が6件、7名と多発しています。ライダーの皆さまは、十分な休憩と車間距離をとって、安全な速度で走行していただきますようお願いします。

【『テラスゲート土岐』グランドオープン1周年】
資料3をご覧ください。
昨年4月24日にグランドオープンした『テラスゲート土岐』が、まもなく1周年を迎えます。昨年度の累計で約150万人のお客さまにご来場いただき、これまでマスコミの皆さまには数多く『テラスゲート土岐』を取り上げていただきました。誠にありがとうございました。
今年の4月24日からゴールデンウィーク中にかけ、さまざまな1周年感謝イベントを開催しますので、多くのお客さまに楽しんでいただければと思います。
特に、「よりみち温泉」は、ゴールデンウィーク中には、ご来場者50万人に達する見込みで、50万人目の方には記念品の贈呈を予定しています。
今後も、さらに魅力ある複合商業施設づくりを目指して新たな施設の誘致にも取り組み、多くのお客さまにお越しいただいて、地域社会に貢献していきたいと考えています。

以上が、本日ご用意したトピックスです。

【司会】

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

【記者】

熊本地震に伴う九州地方の高速道路の被害が報告されていますが、今回の損傷事例を踏まえて、今後どのような対策を検討していくのでしょうか。

【宮池社長】

高速道路の本線の橋梁につきましては、全て落橋防止装置を設置しており、地震に対して効果があったものと思いますが、跨道橋につきましては、落橋したものや支承が損傷したものがあるようです。跨道橋は、県や市町村などの自治体が管理しており、落橋防止装置が設置されていないところも一部あります。熊本地震による被害の状況と原因に関する情報を収集し、当社の社員も派遣して調査したいと思っています。

【記者】

会社としてどのような応援や支援をおこなっていますか。

【宮池社長】

人員や資機材などの応援要請があればすぐに対応できる体制を整えています。これまでの対応としては、高速道路を使って支援に行かれる自衛隊や警察の皆さまの集結場所の協力や、派遣車両の通行料無料化、現地で不足している飲料水やその他資材の支援、またサービスエリアなどでお客さまから義援金を募るといったことをおこなっています。

【記者】

東日本大震災の時には、応援に行かれたのでしょうか。

【宮池社長】

応援に行っています。

【記者】

新東名(愛知県区間)の開通に伴って、通行台数と商業収入(SA・PAの売上高)がそれぞれ伸びたということですが、それぞれ過去最高でしょうか。

【社員】

通行台数、商業収入ともに、過去2番目です。通行台数は各種料金割引を実施していた2013年度が、商業収入は新東名(静岡県区間)が開通した2012年度が、それぞれ最高でした。

【記者】

政府の意向で、経済対策のために工事や調査の予算を上半期のうちに8割を執行してほしいといった要請があるようですが、会社として考え方はいかがでしょうか。

【宮池社長】

年度計画も立てておりますが、できるだけ前倒しで仕事を進めていきたいと考えています。 入札時の不調不落対策を含めて、しっかりと仕事を進めていきたいと思っています。

【記者】

伊勢志摩サミット関連で、高速道路の安全対策や備えはいかがでしょうか。

【宮池社長】

防犯対策を目的にのり面の草刈や120基の仮設カメラの設置を進めています。

【記者】

高速道路の通行規制について、可能な範囲内で教えていただけますか。

【宮池社長】

県警の警備の関係があるので、現時点では申し上げられません。

【記者】

通行規制については、いつごろ分かりますでしょうか。

【社員】

直近になって、要人の方々の移動計画が分かると聞いておりますので、交通規制の計画が分かり次第、お知らせしていきたいと思っています。

【記者】

それまでに何かできることはありますか。

【社員】

交通総量抑制のお願いなどの事前広報を始めているところです。

【記者】

『テラスゲート土岐』の今後の新たな展開がありましたら教えてください。

【宮池社長】

おかげさまで、オープン後、たくさんのお客さまにご来場いただき、お楽しみいただいています。 今後は、新しい施設としてコンビニやホテル、飲食店舗などの検討を進めています。

【記者】

コンビ二、ホテルや飲食店というのは具体的なイメージはありますか。

【宮池社長】

現在、検討中なので具体的なことを申しあげる状況ではありません。

【記者】

いつ頃までにという目標はありますか。

【宮池社長】

できるだけ早い時期に、と思っています。

【記者】

来場者数150万人という数字はどのように評価していますか。

【宮池社長】

150万人という数字は、3月末時点でスーパーマーケット、商業施設、温浴施設の各レジ数の合計です。 開業1年後の4月24日時点では160万人ほどになると想定しており、当初目標は概ね達成できたと評価しています。

【記者】

『テラスゲート土岐』のような高速道路外の複合商業施設の計画は、他にありますか。

【宮池社長】

今のところありません。

【記者】

当面は『テラスゲート土岐』に集中するということですか。

【宮池社長】

そのとおりです。

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。