NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2015年05月20日宮池社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第103回の定例会見をはじめさせていただきます。

 

【宮池社長】

それでは、本日ご用意したトピックスをご説明します。

 

【事業の現況(2015年4月)】

資料1の1ページをご覧ください。

営業の状況ですが、4月の料金収入は、518億3千5百万円と対前年同月比7.5%の増加、また、通行台数は日平均185万5千台と対前年同月比1.3%の増加となりました。

料金収入については、昨年4月まで平日昼間の割引など国費によるETC車限定の特別割引がおこなわれていました。この割引が終了されたことなどにより、昨年度を通じて平均23.9%の増加傾向でした。昨年4月以降も、本来3割引の休日割引が6月まで緩和措置により5割引に据え置かれたことで、2割の割引差があることから、対前年同月比7.5%の増加となりました。この傾向は6月まで続くと思われます。

通行台数については、昨年4月の料金制度見直しにより2014年度を通じて、平均3.6%の減少傾向が続いていました。今年の4月は、減少した前年同月と比べてほぼ横ばいでした。

建設の状況です。

2015年度に開通を予定している区間の工事概況です。

新東名 浜松いなさジャンクションから豊田東ジャンクション55kmは、トンネル本体工は全て完成、また開通時期の見直しの要因となった対策工事を実施している区間以外の橋梁や土工は、概ね完成し、全線にわたって舗装工事、設備工事などを展開しています。開通時期の見直しの要因となった切土のり面崩落対策、重金属を含む土砂の処理、橋梁の沈下対策については、予定どおりに進捗しています。

開通目標は現時点では2015年度末です。

新名神四日市ジャンクションから四日市北ジャンクション4kmおよび東海環状自動車道四日市北~東員1kmは全線にわたって、土工、橋梁の工事を全面展開中です。舗装工事は現在、工事着手のための準備作業中で、来月より工事着手予定です。2015年度末の開通をめざし事業を展開しています。

一日も早い開通に向け最大限努力しておりますので、ご理解とご協力をお願いします。

資料1の2ページをご覧ください。

ETCの状況ですが、4月の日平均利用率は91.2%でした。

 

次にサービスエリアの状況です。

サービスエリア・パーキングエリアの総数は、177カ所で変更はありません。

4月のサービスエリアの売上高は134億9千1百万円で、対前年同月比3%の減少となりました。飲食物販部門の売上高は、対前年同月比1.7%の減少となりました。

減少の要因としては、関東地方の季節外れの降雪や雨が多かったことなど、全般的に昨年と比べて天候に恵まれなかったことがあげられます。

また、4月29日の祝日が水曜日にあたり、5月2日~6日の5連休が本格的なGWとなるなど、4月の日並びも影響しました。

ガソリンの売上高は、対前年同月比6.1%の減少となりました。要因としては、全油種とも前年の販売価格を下回っているためです。

 

資料にはありませんが、4月24日に土岐市にグランドオープンしました複合商業施設『テラスゲート土岐』の状況についてお知らせします。

グランドオープンにあたり、これまで多くのメディアに取り上げていただきありがとうございます。

おかげさまで、グランドオープン以降、ゴールデンウィーク期間と重なったこともあり、地元土岐市の方をはじめ、周辺の都市からもお越しいただきました。グランドオープンから約3週間を集計した速報値ではありますが、施設全体で約19万人と多くのお客さまにご来店いただいております。

今後も、魅力ある施設とすることで、引き続きより多くの方にご利用していただき、地域社会の活性化につなげていきたいと考えています。

 

【東海環状道および新名神のインターチェンジ・ジャンクションの名称決定】

資料2をご覧ください。

2015年度末の開通に向け、整備を進めている新名神の四日市ジャンクションから東海環状自動車道の東員インターチェンジの区間について、1つのインターチェンジ(IC)と1つのジャンクション(JCT)の名称を決定しました。

三重県員弁郡東員町に設けるICを「東員インターチェンジ」、三重県四日市市に設けるJCTを「新四日市ジャンクション」としました。

これらの名称は、(1)わかりやすく簡素なもの、(2)所在地を明確に示すもの、(3)他の地名や施設と混同をきたさないことを考慮して、沿線の自治体と協議し、関係機関との手続きを経て決定しました。

この発表により、マスコミの皆さんや県や市の広報誌などに取りあげていただき、ご利用いただくお客さまや地域の皆さまにこれらの名称に親しんでいただければと思います。
今後も、早期の開通に向け工事を進めてまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

 

【逆走対策】

資料3をご覧ください。

高速道路における逆走対策の取組み状況と今後の対策について報告します。

当社は、高速道路における逆走事故が多発していることから、昨年9月10日に高速道路での逆走の発生状況と事故防止対策を公表し、本年3月までに資料2ページの表1に記載した6箇所において、(1)大型矢印路面標示、(2)高輝度矢印板、(3)ラバーポール延伸の対策を完了しました。

その後も、逆走による事故が発生していることから、2011年から2014年の4年間の逆走発生箇所や件数などを分析したところ、当社管内で発生した高速道路での逆走は、過去4年間で126件に達しています。

この逆走の発生箇所や件数を分析するとともに、学識経験者からもご意見をいただき、今年度は新たに表2に記載した5箇所の対策を実施します。

 

逆走車を発見した際のお願いです。

(1)逆走車両は追越車線を走行してくる傾向があります。情報板やハイウェイラジオなどで逆走車情報がありましたら、速度を落とし、十分な車間距離をとって安全運転をお願いします。

(2)逆走車を発見しましたら、お客さまの安全を確保したたうえで、料金所の係員や非常電話・道路緊急ダイヤル(♯9910)などに通報をお願いします。通報をいただくと、逆走車があることを情報板やハイウェイラジオで直ちにお知らせします。

 

【交通事故の状況】

資料4をご覧ください。

高速道路における交通安全のお願いです。

2015年の1月1日から、昨日(5/19)までに当社管内の高速道路では、27件の交通死亡事故が発生し、28人の尊い命が失われています。特に4月以降におきまして、交通事故死亡者数が、過去5年間と比較しても最多となっている状況です。
今年の交通死亡事故の傾向としては、自動二輪車が関係する事故が全体の1/4と非常に多く発生しています。

高速道路をご利用の際には、十分な車間距離をとって、安全な速度でご利用いただきますようお願いします。

当社としましては、高速道路をご利用のお客さまに安全で、安心かつ快適にご利用いただくため、今後も、高速道路の交通安全対策に取り組んでまいります。

 

【集中工事の実施】

最後は、集中工事についてのお願いです。

当社では例年、春と秋の比較的交通量が少なく天候が安定している時期に、集中工事をおこなっています。この集中工事により、高速道路を管理するうえで必要な保全・改良工事を集約化することで、年間の工事規制回数やそれに伴う渋滞発生回数を大幅に削減することが可能になります。

リーフレットをご覧ください。

今週5月18日(月)から中央道の集中工事が始まっています。工事は、29日(金)まで土日を除いて平日、昼夜連続で実施します。期間中、インターチェンジの閉鎖がありますのでご注意ください。

また、来週5月25日(月)から6月6日(土)までインターチェンジやジャンクションの夜間通行止めを伴う東名阪・名二環リフレッシュ工事を実施します。

このリフレッシュ工事に先立ち、明日21日の夜は、建設中の新名神で日本最大級の1250t吊りの大型クレーンによる橋梁架設工事のため、四日市ジャンクションの夜間通行止めを予定しています。

続いて6月8日(月)から6月20日(土)まで名神集中工事を実施します。
名神においても期間中は、インターチェンジの閉鎖や夜間通行止め区間がありますので、ご注意ください。

 

以上が、本日ご用意したトピックスです。

 

【司会】

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けいたします。

 

【記者】

新東名の愛知県区間の開通は今年度末でよろしいですか。また、先行して開通する区間はありますか。

【宮池社長】

計画どおり今年度末に、浜松いなさJCTから豊田東JCT間の55kmを全線開通する予定です。

 

【記者】

テラスゲート土岐のグランドオープン後、累計で19万人の来場者があったということですが、当初の計画では年間170万人のお客さまを見込んでいると聞いていましたが、社長はこの数字をどのように評価しますか。

【宮池社長】

大変大きな数字でありがたいと思っていますが、今回は連休を挟んだ結果ですので、しばらく状況を見て、評価をしたいと思います。

【記者】

売り上げは分かりますか。

【宮池社長】

現在、集計中です。

 

【記者】

今年度は安全性向上3カ年計画の最終年度ですが、次年度以降の安全対策はどう考えているのでしょうか。

【宮池社長】

安全性向上3カ年計画は安全性向上に係る施策をこの3年間に優先的かつ集中的に実施するもので、これで終わりではありません。安全対策は永遠の課題だと認識しており、今後も継続して取り組んでまいります。

 

【記者】

逆走対策について、管内で最近発生した事故を受けて対策箇所を見直すのでしょうか。また、今後、全体でどのように逆走対策を進めていくのかという計画はありますか。

【宮池社長】

現段階では、逆走の多発箇所と死傷事故が発生した箇所を優先的に取り組んでいますが、今回対策した効果や今後の逆走の発生状況を見ながら、今後とも継続的に取り組んでいきます。

【記者】

対策をした箇所のこれまでの成果を教えてください。

【宮池社長】

昨年度対策を実施した箇所で、対策後に逆走は発生していません。

【記者】

過去4年間で全国の発生件数739件に対し、NEXCO中日本管内で126件はあまり多くはない、という理解で良いでしょうか。

【宮池社長】

全国の高速道路約9000kmに対し、当社の管理延長が約2000kmであることや地域性もあると思いますので、一概に多い少ないとは言えないと思います。

【記者】

NEXCO中日本独自の対策はありますか。

【宮池社長】

今回の対策は各分野の学識経験者にご意見を伺い、逆走の70%を占める高齢者の「視野が下に向く」「視野が狭くなる」「漢字の判読能力が低下する」などといった特性を参考に、視認性が高い矢印を路面に標示したり、ランプの部分にラバーポールを立てたり、方向を示す矢印板を設置するなどの対策を、高速道路各社が統一して実施することとしたものであり、当社独自のものではありません。

 

【記者】

テラスゲート土岐について、次の候補地はまだ白紙状態とのことですが、関連事業の柱として、商業施設を強化していく方向なのでしょうか。

【宮池社長】

関連事業では、テラスゲート土岐のような商業施設や高速道路技術の海外展開など幅広く事業を進めています。商業施設については、高速道路が地域と連携して地域活性化に貢献していくという意味でも、今後そのようなお話があれば検討していきます。

【記者】

サービスエリアやテラスゲート土岐などの関連事業は、料金収入以外の事業として拡大を目指していくのか、それともあくまで補完的なものなのでしょうか。

【宮池社長】

関連事業については、商業施設や海外事業、新しい技術の開発など、幅広く進めていく考えで、将来的には、新規高速道路建設の事業量も踏まえながら、展開を考えていかなくてはならないと思っています。

 

【記者】

東海環状自動車道と新名神高速道路の、具体的な開通時期が分かれば教えてください。

【宮池社長】

現在全区間で工事を展開しています。開通の見通しが決まり次第、できるだけ早い時期にマスコミの皆さまに公表させていただきます。

【記者】

四日市JCTから東員IC間は、四日市JCTから四日市北JCT、四日市北JCTから東員IC間で別々に開通するのでしょうか。

【宮池社長】

同時に今年度内に開通できるよう工事を進めています。

【記者】

東員ICの設置に関しては、地元の要望などがあったのでしょうか。

【宮池社長】

東海環状自動車道の整備計画の中で東員ICの設置が決定されており、この計画に沿って進めています。本日名称が決まりましたので、今後地域の皆さまにも親しんでいただければと思います。

【記者】

この区間には、SAPAを作る予定はありますか。

【宮池社長】

予定はありません。

 

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。