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維持管理用EVとワイヤレス給電システムの共同研究を開始
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。

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2012年11月28日

 

NEXCO中日本は、電気自動車(EV)の普及による持続可能な低炭素社会の実現に貢献するため、高速道路維持管理用EVとワイヤレス給電システムの共同研究を開始しました。

 

共同研究名 2012年度 維持管理用車両のEV化に関する研究
■共同研究者
 
国立大学法人東京大学、昭和飛行機工業(株)、長野日本無線(株)、三菱ふそうトラック・バス(株)、(株)高速道路総合技術研究所、中日本ハイウェイエンジニアリング東京(株)

■研究概要
 

1)維持管理用EV

自走式標識車は、昼夜を問わず、工事の際にお客さまに注意喚起情報を提供します。利用実態に見合った仕様の確認、運用方法などについて共同研究をおこない、2013年に実フィールドでの実験を開始します。

自走式標識車

2)ワイヤレス給電システム

EV普及のカギといわれるワイヤレス給電システムは、EVの日常的な充電の手間を大幅に軽減するツールです。将来の走行中給電につながる技術として注目されています。

 


(磁界共鳴方式)

同一の固有周波数を持つコイル同士が電気的に共鳴する性質を利用した給電方式です。現在の可能給電容量は1~3kWですが、コイル位置のずれに強く、コイル間距離数10cmでも給電できる利点があります。標識車のような大型車両へ応用するため、可能給電容量とコイル間距離などについて共同研究をおこない、2013年に試作機を製作、導入します。

磁気共鳴方式
写真提供: 長野日本無線(株)

(電磁誘導方式)

通電中のコイルに他のコイルを近づけると一体的に通電する性質を利用した給電方法です。100kW級の大容量化が可能ですが、伝送距離は15cm程度が限界とされています。伝送距離について共同研究をおこない、2015年に試作機の導入を目指します。

電磁誘導方式
写真提供: 昭和飛行機工業(株)