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(株)栗本鐵工所からの円筒型枠強度試験結果の改ざん等の報告について
この記事は過去のニュースリリースです。
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2007年11月21日

東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社

東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社(以下NEXCO3社)が管理・建設する高速道路のコンクリート中空床版橋の工事に使用する円筒型枠の強度試験について、円筒型枠の製作メーカーである株式会社栗本鐵工所(大阪市西区、以下(株)栗本鐵工所)から「円筒型枠の試験データの改ざん等が行われていた」との報告を受けました。製作メーカーがこのような改ざんを行なったことは、品質を確保する上で非常に遺憾であります。
コンクリート中空床版橋に使用されている円筒型枠は、橋梁本体の構造部材ではなくコンクリートが硬化するまでの仮設材です。また、NEXCO3社では日常点検等により橋梁路面等を確認し、定期的な橋梁の詳細点検を実施していることから、直ちに安全性に影響することはありません。
しかしながら、本報告を受け、NEXCO3社では緊急点検を実施するとともに、施工品質および長期的な影響について、早急に第三者の学識経験者による委員会を設置し、調査検討を実施いたします。

1.(株)栗本鐵工所からの報告内容
NEXCO3社では『床版用円筒型ワク試験方法(JHS401)』を定めて、施工時のコンクリート打設の際に生じる浮力等に対して所要の変形性能を確認してきたところです。本試験は、支間2mの円筒型枠供試体の支間中央に荷重を載荷して変位を計測するものです。
今般、(株)栗本鐵工所からNEXCO3社に、「この試験の荷重を低減させて変形量を基準値内に収まるよう試験データの改ざんが行われていた」旨及び「製品カタログに記載の板厚に関する改ざんがあった」という旨の報告を受けました。
2.今後の対応
緊急点検を行なうとともに、対象となるコンクリート中空床版橋の施工品質および長期的な影響について、早急に第三者の学識経験者による委員会(委員長:池田尚治 横浜国立大学名誉教授)を設置し、調査検討を実施いたします。
3.対象橋梁
NEXCO3社の供用中のコンクリート中空床版橋
  対象橋梁数 対象橋梁延長
東日本高速道路株式会社 約1200橋 約200km
中日本高速道路株式会社 約850橋 約200km
西日本高速道路株式会社 約5300橋 約750km
※本線橋は上下線別の計数で、ランプ橋を含む