日本道路公団が発注した鋼橋上部工工事の入札談合について未納となっている違約金の支払請求訴訟を提起しました
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。
NEXCO中日本[中日本高速道路株式会社、本社・名古屋市中区、代表取締役会長CEO・矢野弘典(やのひろのり)]は、株式会社サノヤス・ヒシノ明昌に対して、本日、未納となっている鋼橋上部工工事の入札談合に係る違約金(約8100万円)の支払請求訴訟を名古屋地方裁判所に提起しました。
これを受け、日本道路公団の権利義務を承継したNEXCO中日本は2006年9月12日、工事請負契約書の違約金条項に基づいて、同社を含む課徴金納付命令が確定した入札参加業者に対し、請負代金額の10%相当額を違約金として請求しました。
しかし同社は2006年9月29日の納付期限までに違約金の支払いを行わず、その後の督促にも応じないため、これ以上任意の支払交渉を行っても入金を得ることはできないものと判断し、民事訴訟を提起することとしました。
(1)訴訟相手方 | 株式会社サノヤス・ヒシノ明昌 |
(2)請求金額 | 81,329,955円及び遅延損害金(年5%) |
(3)提訴裁判所 | 名古屋地方裁判所 |
工事件名: | 近畿自動車道(紀勢線)坂瀬橋(鋼上部工)工事 |
発注者: | 日本道路公団中部支社長 |
請負人: |
松尾橋梁株式会社・株式会社サノヤス・ヒシノ明昌 近畿自動車道(紀勢線)坂瀬橋(鋼上部工)工事特定建設工事共同企業体 |
契約日: | 平成15年7月29日 |
工期: | 平成15年7月30日~平成18年3月15日 |
最終契約金額: | 1,518,389,635円 |
所在地: | 三重県多気郡大台町地内 |
工事件名: | 近畿自動車道(紀勢線)笠木川橋(鋼上部工)工事 |
発注者: | 日本道路公団中部支社長 |
請負人: |
駒井鉄工株式会社・株式会社サノヤス・ヒシノ明昌 近畿自動車道(紀勢線)笠木川橋(鋼上部工)工事特定建設工事共同企業体 |
契約日: | 平成16年7月15日 |
工期: | 平成16年7月16日~平成18年7月5日 |
最終契約金額: | 1,182,157,754円 |
所在地: | 三重県度会(わたらい)郡大宮町地内 |
平成17年9月29日 | 公正取引委員会が独占禁止法に違反したとして橋梁メーカー45社に対して排除勧告。(うち5社が応諾期限までに応諾せず) |
平成18年3月24日 | 公正取引委員会が橋梁メーカー43社に対して課徴金納付命令。 |
平成18年9月12日 | NEXCO東日本、NEXCO中日本及びNEXCO西日本並びに日本高速道路保有・債務返済機構が、25事業者に対して違約金を請求。 |
平成18年11月10日 | 上記請求に対して支払がなされていない事業者に対し、NEXCO中日本が、督促状を送付。 |
平成19年3月29日 | NEXCO中日本が、株式会社サノヤス・ヒシノ明昌に対して違約金請求訴訟を提起。 |
請求件数(金額)
納入件数(金額) 未納件数(金額) 請求中件数(金額) |
|
(1,179,616,204円)
(1,054,303,191円) (81,329,955円) (43,983,058円) |
