新東名高速道路の建設工事における鋼製橋桁の製作間違いについて
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。
中日本高速道路株式会社東京支社[東京都港区、支社長・高松隆久(たかまつ・たかひさ)]が平成22年5月28日にお知らせいたしました、新東名高速道路の建設工事における鋼製橋桁の製作間違いに関する原因及び再発防止策をまとめましたのでお知らせします。
今後このような事態が起こらないように、再発防止に取り組んでまいります。
なお、今回の件に関し、工事担当部署の責任者である当時の工事事務所の工事長を戒告処分としました。また、併せて、事務所の責任者である当時の工事事務所長に対し文書厳重注意を行いました。
また、上部工工事の発注前に、発注図書を確認していた担当者が支間長の間違いに気付いたものの、上部工工事の担当者との連携が不十分であったため、結果的に図面修正がなされませんでした。
これは、工事担当部署における情報伝達・共有が有効に機能されていなかったこと及び上部工工事における設計図書の照査項目が明確に規定されていなことに起因するものと考えられます。
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情報伝達・情報共有の効果的な取り組みの徹底
- 今回の事案については、所長会議を開催して情報共有し、注意喚起を行いました。
- 工事担当部署単位で、情報を仕分けして、重要情報は文書化することとし、その処理状況も関係者間で確認することを徹底します。
- 上記対策を効果的・継続的に実施するため、所長による実施状況の点検を強化します。
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設計図書の照査機能の改善
- 上部工工事請負人において実施する設計図書の照査について、関連する下部工工事等との照査項目を具体的に規定することで、確実にチェックする仕組みに改善します。
以上の取り組みを確実に実行することにより、工事の発注および現場施工においてミスを生じさせない工事管理体制を確立してまいります。
以上
新東名高速道路の建設工事における鋼製橋桁の製作間違いについて
2010年5月28日
中日本高速道路株式会社東京支社[東京都港区、支社長・高松隆久(たかまつ・たかひさ)]が発注している新東名高速道路(御殿場~引佐)の工事において、鋼製の橋桁を誤って計画より1m長く製作したことが判明しました。現在、製作工場において長さを調整する修正作業を行っています。
今後このような事態が起こらないように、再発防止に取り組んでまいります。
- 新東名高速道路浜北高架橋の下り線(国道362号交差部)に架設する予定の鋼製橋桁について、本来は支間長55mで設計すべきところを56mで図面を作成して橋梁工事を発注し、橋桁の製作を行ったものです。
- 本件については、橋桁を現場へ搬入する前に判明しました。現在、製作工場において必要な修正作業を行っているため、構造・安全上の問題はございません。また、この修正作業による工事工程への影響はありません。
- 弊社としましては、本件に関して詳細に調査のうえ、早急に再発防止策を講じてまいります。