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- 本社 CSR プレスリリース
名古屋市で “コーヒーの試験栽培” を開始! ~持続可能な農業と地域の活性化に向け、国内栽培にチャレンジします~
NEXCO中日本と公益財団法人名古屋市みどりの協会(以下、「みどりの協会」)は、コーヒーの栽培を通じて農業振興と栽培技術の習得を図るため、2023年11月8日に「農業振興に向けた施設栽培の協業に関する基本協定」を締結し、名古屋市にある農業文化園・戸田川緑地で2024年3月1日からコーヒーの試験栽培を開始しましたのでお知らせします。
当社はアグリ事業での経験と知見から、農業従事者の高齢化や重労働による担い手不足、天候不順による不作リスクなどを課題として捉え、その解決策のひとつとして、比較的軽作業で、天候の影響も受けにくいコーヒーの施設栽培に着目しました。
コーヒーは、世界的な気温上昇や降雨量の変化により、生産量が大きく減少する可能性があると指摘※されていますが、日本は世界有数のコーヒー消費国であるものの、沖縄などの亜熱帯地域を除き、国内ではほとんど生産されていません。
栽培にあたっては、農業との触れ合いと学びの場を提供し、農業体験やレクリエーションなどさまざまな取組みをおこなっている、「みどりの協会」が、名古屋市農業文化園・戸田川緑地のガラス温室を栽培施設として提供しました。
今後は、地域の皆さまに本州では珍しいコーヒーの成長過程をご覧いただくことや収穫体験などのイベント開催も考えています。また、コーヒー栽培を通じた地方創生を目指している大成建設株式会社から今回の試験栽培に対し協賛いただくとともに、相互に情報共有するなど連携していきます。
当社は試験栽培によりコーヒー栽培のノウハウを習得するとともに、収益面なども考慮しながら、将来的には国内で栽培し、サービスエリアでの提供や6次産業化、観光農園による地域社会の活性化も視野に入れて取り組んでいきます。
※コーヒー研究機関のWORLD COFFEE RESEARCHによれば、地球温暖化による気候変動がこのまま進めば、コーヒー豆生産量の約6割を占めるアラビカ種の栽培適地(コーヒーベルト)が2050年までに半減すると指摘されています。
参考
試験栽培施設
NEXCO中日本のアグリ事業
農業従事者の高齢化、次世代の担い手不足および耕作放棄地の増加など、地域課題の解決を図り、高速道路沿線地域の活性化や人・物の交流を促進するため、2018年に静岡県で農業を営む株式会社鈴生と共同で中日本ファームすずなり株式会社を設立し、浜松市においてレタスや枝豆などを栽培している。
お問い合わせ先
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