ニュースリリース
-
- 本社 安全への取り組み プレスリリース
「イノベーション交流会」での新たな技術実証の開始について
NEXCO中日本は、「i-MOVEMENT(アイ・ムーブメント)」の実現に向けて、コンソーシアム方式によりオープンイノベーションを推進する組織として「イノベーション交流会」を2019年7月に設立し、道路事業者や国内メーカーなど90社を超える会員からの提案内容の実現性などを検討してきました。
2019年度に8件の実証を開始しておりますが、新たに提案された4件の実証を7月から開始することになりましたので、お知らせします。
引き続き、実証メニューの創出、業務への導入の可能性などを検討し、実用化を目指します。
新たな実証項目と概要について
現在進めております8件の実証に加えて、2020年度対象テーマのうち、新たに「高速道路のインフラマネジメント」1件、「現場オペレーションの高度化」3件、計4件の実証について、7月から開始することになりました。
(対象テーマは参考資料参照)
テーマ: 高速道路のインフラマネジメント
概要 | 代表団体 |
実証開始 時期 |
---|---|---|
橋梁床版の劣化要因分析および劣化予測を高度化するために、橋梁における床版内部の状態を画像から診断・数値化し、橋梁点検の既存データなどを組み合わせたシステムの有効性を実証 | ジオ・サーチ(株) | 2020年7月 |
テーマ: 現場オペレーションの高度化
概要 | 代表団体 |
実証開始 時期 |
---|---|---|
舗装修繕工事の施工前の位置出し作業などに伴う車線隣接作業を軽減して安全性・効率性を向上するために、ICT、IoT技術を活用した自動マーキングロボットの実現性を実証 | (株)NIPPO | 2020年8月 |
工事規制作業に伴い現地作業のオートメーション化・遠隔化により安全性を向上するために、現地状況の映像データやエッジセンサデータなどを用いた遠隔制御ロボットの実現性を実証 | 沖電気工業(株) | 2020年7月 |
工事規制箇所への車両侵入などの危険から規制内作業員の安全を確保するために、危険要因の感知、作業員への直接通知が可能となるカメラデバイス(無線通信機能・AI処理機能内蔵)の有効性・即時性を実証 | 富士通コネクテッドテクノロジーズ(株) | 2020年7月 |
※実証内容に関する詳細は、各社との秘密保持契約に基づき、公開できない場合があります。
今回の実証の追加により、全体で12件の実証を進めていくことになりますが、それぞれの実証結果を踏まえて業務への導入の可能性を検証し、導入が可能な場合は速やかに技術開発を進めてまいります。
活動報告会および勉強会の開催について
2020年5月15日に活動報告会を開催して、2020年度対象テーマを大幅に拡大し、「高速道路のモビリティマネジメント」、「高速道路のインフラマネジメント」、「現場オペレーションの高度化」と定めました。また、これまで3回の勉強会を開催しました。
勉強会は、新型コロナウイルスの感染予防の観点から、従前の集合形式からWEB形式へ変更することにより、中止することなく、毎月開催しています。これによって、これまでは1社2名までの参加としておりましたが、人数制限することなく、最大200名と同時接続するなど、多くの方が参加することが可能となりました。
2020年度 対象テーマ
新型コロナウイルスの感染予防のための新たな生活様式(WEB会議方式)による活動状況
活動報告会の様子
勉強会の様子
【参考:イノベーション交流会への応募方法について】
交流会の目的、会則※にご賛同いただいた応募希望者は、「イノベーション交流会 入会申込書」※に記載のうえ、お申し込みください。
※「会則」、「イノベーション交流会 入会申込書」は、当社公式WEBサイトに掲出しています。
参考資料: | 新たな実証項目と概要について |