NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


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工事渋滞の発生を抑制する新たな床版取替工法の開発

NEXCO中日本は、株式会社大林組と共同で、これから本格的に進めていく高速道路リニューアル工事のうち、長期間の車線規制を要する橋梁の床版※1 取替工事による渋滞を極力減らすため、新たな橋梁床版取替工法を開発しましたので、お知らせします。
この工法は、片側車線を昼夜連続で長期間車線規制する従来の工法と比べて、交通量が比較的少ない夜間の時間帯に1車線を規制して工事をおこない、昼間の時間帯は車線規制を解除して交通開放することが最大の特徴です。

新たな床版取替工法イメージ
図1 新たな床版取替工法イメージ(大林組提供)

この工法は、当社のニーズに対して大学や企業から技術提案を求める手法(RFI:Request For Information)を活用して共同研究で開発したもので、当社が推進する「i-MOVEMENT」の戦術の一つである「工事規制の高度化・省力化」につながる技術です。

※1 床版:自動車などの荷重を受ける橋の床部分の部材のことで、受けた荷重を橋桁や橋脚に伝えます

従来の工法と新たな工法の違い

従来の床版取替工事は、床版を取り替える側の車線を長期間車線規制して、反対側の車線を対面で通行していただきながら工事を進めていました(写真1・図2)。そのため、特に交通量の多い区間では、工事に伴い渋滞が予想される時間帯を避けた利用や迂回誘導など、高速道路をご利用になるお客さまへの影響が大きな課題となっています。
今回の新たな工法は、これらの課題に対して、大林組が従来保有していた技術を活用するとともに、舗装と防護柵を一体化させた仮設床版や新たな床版の接合構造(図4,5)※2 などを共同で開発し取り入れ、夜間の限られた時間内で工事をおこない、昼間は車線規制を解除しながら床版を取り替える工法です。

床版取替工事(従来工法)
写真1 床版取替工事(従来工法)

従来工法による車線規制
図2 従来工法による車線規制

※2 技術の詳細については、参考資料を参照

新たな工法による車線規制と施工ステップ
図3 新たな工法による車線規制と施工ステップ(大林組提供)

床版取替施工用の仮設床版
図4 床版取替施工用の仮設床版

新たなプレキャストPC床版の接合構造
図5 新たなプレキャストPC床版の接合構造
(大林組提供)

本工法の効果

(1)交通量の多い昼間の時間帯を避けて工事をおこなうことができるため、以下の効果が得られます。

  • 工事渋滞の発生を大幅に抑制
  • 渋滞時に迂回していただく必要がない(一般道など他の道路に影響をおよぼさない)
  • 他の工事への影響が少ないため施工時期の制約を受けにくい

本工法では車線規制を連続的におこなう必要がないため、工事期間中でも土・日など工事休止日を設定することができ、建設業界の「働き方改革」にも寄与します。

今後の展開

E20 中央自動車道 諏訪南インターチェンジ(IC)~諏訪IC間のリニューアル工事で本工法による試験工事をおこなっています。また、今秋にも上記区間のリニューアル工事で本工法を用いた工事を計画しております。

今後、試験工事により安全性や施工性などを確認したのち、都心部など交通量の多い区間での床版取替工事での適用を検討してまいります。
※現在実施中の試験工事では、当該工法の施工時の通行車両に対する安全確保などの確認が主な目的であるため、車線規制ではなく、対面通行規制により実施しています

i-MOVEMENT(アイ・ムーブメント)とは

i-MOVEMENTは、最先端のICT技術・ロボティクス技術の導入により、人口減少などの高速道路を取り巻く環境の激変に対応しつつ、高速道路モビリティの進化を目指すNEXCO中日本の活動(ムーブメント)を表しています。
innovative -Maintenance & Operation for Vital-Expressway Management with Efficient "Next generation" Technology (次世代技術を活用した革新的な高速道路保全マネジメント)

i-MOVEMENT

お問い合わせ先

・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルがご利用になれないお客さま/通話料有料)
参考資料: 新たな床版取替工法

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