NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社




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一般競争入札に「施工省力化技術導入総合評価方式」を試行導入します ~工事における生産性向上に向けた取組み~

NEXCO中日本は、施工省力化に関する技術開発を推進し、工事現場におけるイノベーションの推進や生産性の向上を図る目的として、競争入札参加者が保有する新技術・新工法を一般競争入札総合評価方式の技術評価点で評価する、新たな入札契約方式の「施工省力化技術導入総合評価方式」を、2020年6月以降に公告する高速道路リニューアル工事(詳細設計を含む床版取替工事)で試行導入します。
また、建設コンサルタント会社と工事会社とで構成する「設計工事共同企業体」での競争入札参加を可能とし、幅広く工事の競争入札参加者を募集しますのでお知らせします。

施工省力化技術導入総合評価方式の概要

施工省力化技術導入総合評価方式とは、これまでより幅広い競争入札参加者から自社が保有する施工省力化に資する技術提案を積極的に求め、入札価格と技術提案の総合評価により契約の相手方を決定する方式です。
技術提案は、工事目的物に対する施工方法の省力化や簡略化に寄与する新技術・新工法、工事の品質管理および出来形管理に関するi-Constructionの導入などを優先的に求め、i-Constructionを一層推進することで、工事現場における受注者と発注者双方の生産性向上を図るものです。
今回試行導入する施工省力化技術導入総合評価方式は、基本契約の下で複数の個別工事契約を紐付けて発注する「基本契約工事」と、基本契約によらず一つの工事契約だけで完結する「単独契約工事」に応じて、次の2種類に分類します。

施工省力化技術導入総合評価方式の概要

施工省力化技術導入総合評価方式の概要

施工省力化技術導入総合評価方式で求める技術提案

施工省力化技術導入総合評価方式において、求める技術提案項目は以下のとおりです。
【「施工技術競争型」および「技術提案評価型」共通】
(1)床版取替工における、施工の省力化や簡略化につながる新技術・新工法の採用
(2)品質管理に関するi-Construction(省力化や省人化、ICT、IoT、AI)の導入
(3)出来形管理に関するi-Construction(省力化や省人化、ICT、IoT、AI)の導入
【「施工技術競争型」のみ】
上記(1)~(3)に加えて
(4)基本契約に基づき締結する個別契約で得られた技術的知見やノウハウ・課題などを後続の個別契約に伝承・反映するための体制および方策


技術提案項目(1)の例
プレキャストPC床版の新しい継手など


技術提案項目(2),(3)の例
VR、WEBカメラを活用した検査の省力化など

建設コンサルタント会社と工事会社の「設計工事共同企業体」を新たに導入

詳細設計を含む工事において、建設業界における設計部門の技術者不足を解消するため、工事会社だけでなく、建設コンサルタント会社と工事会社で構成する「設計工事共同企業体」の競争入札参加を可能とする新たな仕組みを導入し、幅広く競争入札参加者を求めます。

試行対象工事

「施工省力化技術導入総合評価方式」および「設計工事共同企業体」の試行対象工事は、高速道路リニューアルプロジェクトの「詳細設計を含む床版取替工事」のうち、2020年6月以降に公告する以下の工事とします。

  • 北陸自動車道(特定更新等) 小一条高架橋(下り線)床版取替工事(単独契約工事)
  • 小田原厚木道路(特定更新等) 狩川橋他2橋床版取替工事(基本契約工事)
  • 中央自動車道(特定更新等) 日之城橋他1橋床版取替工事(基本契約工事)

※工事の詳細については当社公式WEBサイトで公表する入札公告をご覧ください

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