ニュースリリース
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- 本社 経営 プレスリリース
週休2日制モデル工事の取り組みについて ~建設現場における働き方改革の推進に向けて~
NEXCO中日本は、建設業における週休2日の休日確保を後押しする取り組みとして、2018年度から一部の工事で、週休2日制モデル工事(発注者指定方式)に取り組んできました。
2019年度からは、改正労働基準法の施行を踏まえ、対象となる工事を土木工事(全工種)と施設工事に拡大し、週休2日制モデル工事(発注者指定方式)に取り組んでいきます。対象となる工事では、週休2日を前提とした工期設定や経費に見直します。
また、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みとして、調査等業務(測量、調査、設計業務)を対象に、「ワンデーレスポンス※1」および「ウィークリースタンス※2」に係る確認を義務付けました。この取り組みにより、生産性を向上させて円滑な業務進捗を図ります。
※1:受注者と発注者の両者が、お互いの問い合わせに対して、1日または期限を決めて回答することをいう。
※2:受注者と発注者の両者で、1週間の仕事の進め方を確認し共有することをいう。
1.週休2日制モデル工事
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週休2日制モデル工事とは
現場作業を実施する期間に対して、現場作業と現場事務所での事務作業のすべてがおこなわれなかった日数の割合が、4週8休にあたる休日の割合、具体的には8日/28日=28.5%以上の割合で休日が確保された工事をいいます。
なお、当社の週休2日制モデル工事では、週休2日の確保を発注者が指定しています。 -
週休2日制モデル工事の実施状況
【2019年4月現在】
契約済工事:土工工事3件
入札公告中工事:土工工事など4件
<実施状況>
今後のモデル工事については、当社公式WEBサイトで順次公表していきますので、詳しくは入札公告 をご覧ください。 -
工事成績評定における加点評価
週休2日の休日を確保した場合は、成績評定における「4週8休の推進」に係る項目で加点評価することで、インセンティブを付与していきます。
2.調査等業務における取り組み
労働基準法の改正を受けて2019年4月に調査等共通仕様書を改定しました。
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ワンデーレスポンスの実施
受注者と発注者の両者が、お互いの問い合わせに対して、1日または期限を決めて回答することにより、課題解決に向けた迅速な対応を徹底し、円滑な業務進捗を図ります。 -
ウィークリースタンスに係る確認
受注者と発注者の両者が、1週間の仕事の進め方(ウィークリースタンス)を確認して共有することで、お互いの労働環境を理解して計画的に業務を進捗させていきます。
例1)休日明け日(月曜日など)を、依頼した仕事の期限日としない
例2)定時退社日(水曜日など)は、勤務時間外に仕事の依頼をしない
例3)休前日(金曜日など)に、新たな仕事を依頼しない
3.その他
当社では、調査等業務の業務改善に向けた取り組みや、魅力ある工事発注および適正な工事管理に向けた取り組みをおこなっております。詳細は当社公式WEBサイトをご覧ください。
調査等業務 → https://www.c-nexco.co.jp/corporate/contract/point/pdf/improveoperations.pdf
工事 → https://www.c-nexco.co.jp/corporate/contract/point/pdf/attractive_wo.pdf