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交通規制内の路上作業時における安全対策製品の開発 ~規制作業中事故減少に向けた取り組み~

中日本高速道路株式会社
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社
中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社

NEXCO中日本のグループ会社である中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社および中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社は、高速道路などの交通規制を伴う路上作業時に作業員の安全確保を目的とした製品「緊急遠隔しらすんだー」を開発しましたので報告いたします。

開発の背景と目的

交通規制を伴う高速道路上の路上作業中に、通行車両が規制内に誤進入し、工事車両や作業員に衝突する事故や、事故に至らないまでも規制材に接触する事象が多数発生しています。
交通規制時は、お客さまに対し情報板、後尾警戒車両および交通規制標識による注意喚起に力を入れているものの、交通事故は完全には無くならない状況です。
そこで、規制内で作業する作業員の安全を確保するために、これまでエンジ名古屋では自社製品「緊急遠隔通報システム」、メンテ名古屋では自社製品「しらすんだー」を活用して安全対策に取り組んできました。
今回開発した「緊急遠隔しらすんだー」は、規制内に一般車両の進入を瞬時に検知し、広範囲に危険を知らせる「緊急遠隔通報システム」の機能と、安全旗を持った保安員が、安全旗に内蔵された送信機により、直接作業員に緊急事態を知らせる「しらすんだー」の、それぞれの機能を組み合わせることにより、路上作業時における更なる安全性の向上を目的としたものです。

本開発製品の概要

  1. 「緊急遠隔しらすんだー」の構成
    「緊急遠隔しらすんだー」は、写真1に示す「(1)安全旗送信機」「(2)突入検知センサ」「(3)受信機付ヘルメット」「(4)可搬型受信機」の4つで構成されており、図1のように配置されます。

    緊急遠隔しらすんだー 配置イメージ
  2. 連携機能の追加
    「緊急遠隔通報システム」の電波送信に使用している周波数と「しらすんだ―」の電波送信に使用している周波数が異なるため、周波数変換機(写真2)により、両製品を連携させました。これにより「しらすんだー」の安全旗送信機だけでなく、「緊急遠隔通報システム」の突入検知センサからも瞬時に作業員のヘルメットに緊急事態を知らせることができ、退避時間をより長く確保できるようになりました。

    周波数変換機

お問い合わせ先

・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルが利用できないお客さま/通話料有料)
参考資料: 既製品の概要

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