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ニュースリリース

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2017年10月25日

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プレストレストコンクリート構造物における 新たなグラウト再注入工法(PC(ピーシー)-Rev(レブ)工法)の開発

中日本高速道路株式会社
中日本高速技術マーケティング株式会社

NEXCO中日本のグループ会社である中日本高速技術マーケティング株式会社とオリエンタル白石株式会社は,PCグラウト(※1)の再充填を目的として,安全で,確実に,かつ効率的にPCグラウトの再注入をおこなうことができる補修工法(PC-Rev工法(※2))の技術開発を進めており,今回一定の成果が得られましたので報告します。

※1 PCグラウト・・・ 「コンクリートとPC鋼材との一体化」と「PC鋼材の防錆」を目的としてPC鋼材とシース管の空隙に充填するセメント系材料です。
※2 PC-Rev工法・・・ 「Prestressed Concrete Revival method」

開発の背景と目的

PCグラウトに関する施工管理基準が整備される以前に建設されたPC構造物では,PCグラウトを十分に充填させるために必要な材料や空気抜きホースの配置,ブリーディング(※3)の発生等に関する知見が必ずしも十分ではなかったため,一部でPCグラウトの未充填が生じている箇所があります。 PC構造物の長期間の耐久性を確保するためには,PCグラウトを再注入することにより,PC鋼材を保護する必要があります。

PCグラウト再注入工法に求められる主な性能は,以下のとおりです。

  1. 削孔時に既設のコンクリート中のPC鋼材や鉄筋を損傷させない。
  2. 削孔時に既設のコンクリートやシース管に過大な断面欠損を与えない。
  3. 空隙量を精度良く推定し、確実にPCグラウトを注入することができる。

上記の性能を満足できるPCグラウト再注入工法を開発し、PC構造物の耐久性を長期間確保することが目的です。

※3 ブリーディング・・・ PCグラウト材の沈降または分離によって練混ぜ水の一部が遊離して上昇して、空隙や脆弱部を形成する現象をいいます。

本工法の施工手順

本工法の概要

本工法の主な特長は以下のとおりです。
(1)削孔時の鋼材損傷の防止
削孔時にドリルの先端が鉄筋やシース管などの鋼材に接触した場合,電流計や金属センサで検知し制御システムにより削孔を自動停止することで,削孔による鋼材損傷を防止できます。
(電流計と金属センサによる二重の安全装置)

(2)必要最小限の削孔径
従来はφ25mm~φ50mmの調査孔をあけてシース管の内部を調査した後,PCグラウトを注入する時に再度φ90mm程度の注入孔をあけ直していました。本工法は,専用工具を用いることでφ15.5mmの調査孔を注入孔と併用することができるため,削孔による既設構造物への影響を必要最小限に抑えることができます。

(3)高精度な空隙量の把握
減圧容器の圧力変化を利用することにより,シース管内部の空隙量を精度良く推定することができます。これにより,目標注入量が設定でき,材料ロスを少なくすることができます。仮に空気漏れがあったとしても,計測値を近似補正することにより推定誤差を少なくすることができます。

お問い合わせ先

・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルが利用できないお客さま/通話料有料)