NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2012年07月25日金子社長定例会見

会見要旨

【司会】 

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第81回の定例記者会見を始めさせていただきます。

 

【金子社長】

 

いつもお忙しいところ、またお暑いところお集まりいただきましてありがとうございます。

本日も5つほどトピックスをご用意していますが、その前にひとこと申し上げます。

7月2日になりますが、羽田国土交通大臣に高速道路会社6社の新社長が面会しました。

大臣からは、「高速道路会社にとって、これからの2年間が重要な時期である。民営化10年を見据えてしっかりやって欲しい。」という話でした。

特に3点ご指摘があり、昨年の東日本大震災を教訓として防災対策に力を入れて欲しいという点、民間会社としてのノウハウを活用しサービスの向上やコスト削減に努めて欲しいという点、そして、債務の返済を確実におこないながら、ミッシングリンクの解消に努めて欲しいなどの話を受けました。

私個人にとりましても新たに2期目がスタートしたところで、羽田大臣のお話を受け、皆さんに喜んでいただける事業の運営と信頼回復に取り組み、経営をしていきたいという思いを新たにしたところです。

それでは、本日のトピックスです。

まずは6月の事業の現況です。

6月の料金収入は、386億9千万円と、対前年同月比7.3%増でした。

休日特別割引の地方部上限千円の終了、無料化社会実験の凍結に加え、今回新たに4月14日に開通した新東名などの効果により、前年同月比プラスとなりました。

一方、6月の通行台数は、日平均178万1千台と、対前年同月比4.7%減でした。高速自動車国道は、前年同月比0.5%増でしたが、一般有料道路を中心とした無料化社会実験凍結などの影響で、全体では前年同月比マイナスとなりました。

 

建設事業の状況ですが、今月12日に記者発表させていただきましたが、東海環状自動車道 大垣西インターチェンジ(IC)から養老ジャンクション(JCT)間6㎞の開通は、9月15日土曜日15時に決まりました。

今回の区間は、「ぎふ清流国体」までに開通させるために国土交通省と協働して鋭意進めてきた事業であり、2020年度に全線開通が予定されている、関広見ICから四日市北JCTの一部です。今回の大垣西ICから養老JCT間は、西回り区間で初めての開通になります。

西回り区間が開通すると、すでに開通している東回り区間と合わせて、新東名・新名神・東名・名神・中央道・東海北陸道が一体となって広域的なネットワークを形成し、愛知・岐阜・三重の県境を越えた産業の連携や、災害時などに緊急輸送道路としての機能を発揮します。

引き続き、残る区間の早期開通に向け整備を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

ETCの利用状況につきましては、6月の日平均利用率は89.8%でした。

 

サービスエリア事業の状況についてですが、6月のサービスエリアの売上高は125億6百万円と、対前年同月比9.7%増でした。

 

次のトピックは、お盆時期の高速道路における渋滞予測です。

今年は「新東名の開通」や「東名岡崎地区の3車線化」などにより、10km以上の渋滞回数が、昨年の219回から150回と約3割少なくなると予測しています。

渋滞のピークは、下り線が8月11日から13日、上り線が8月14日から16日で、10km以上の渋滞回数は150回、うち30㎞以上は12回と予測しています。

休憩施設では、新東名のNEOPASA(ネオパーサ)などのサービスエリアやパーキングエリアが大変ご好評をいただいており、特に混雑が予想されます。仮設駐車場の設置や駐車場整理員の効果的な配置などの対策を実施する予定です。

なお、NEXCO中日本では、お手元にお配りした渋滞予測ガイドのほか、公式WEBサイトやスマートフォンでも分かりやすくご覧いただける「アイハイウェイ中日本」などで、渋滞予測情報や道路交通状況を提供しております。

また、東名の上り線では、お客さまが混雑しないと予測される時間帯に利用していただくことで渋滞の緩和を図る「東名お盆渋滞減らし隊キャンペーン」を実施します。

ぜひ出発前にご活用いただき、渋滞を避けた分散利用をお願いします。

 

次のトピックは、新東名開通後の交通状況です。

新東名開通後3ヶ月間の1日平均断面交通量は、新東名が約4万台、並行する東名が約4万3千台でした。新東名と東名の交通量を合わせると約8万3千台となり、開通前の前年同時期と比較して約14%増加しました。

一方、東名の交通量は約4割の減少となり、新東名への転換が図られたと考えています。この交通の転換により、御殿場JCTから三ヶ日JCT間を先頭とする渋滞は大幅に減少しています。なお、事故件数については7月18日に静岡県警高速隊より公表されていますが、約9%の減少が見られます。

また、大変ご好評いただいているNEOPASA7箇所の利用状況は、3ヶ月間の来場者数が延べ約1300万人と非常に多くのお客さまにご利用いただきました。

サービスエリアとパーキングエリアの売り上げは、新東名の13箇所で64億円、並行する東名の20箇所で26億円、合計で90億円でした。昨年同時期の東名の売り上げが41億円であったことから、49億円の増加となります。残念ながら、並行する東名は、交通量の減少もあって15億円の減少となりましたが、NEOPASAなど新東名のサービスエリアに、多くのお客さまが目的地として訪れていただいた結果と捉えています。今後も、より良いサービスの提供を続け、魅力あるイベントを開催するなど、何度でも訪れたくなるエリアを目指していきたいと考えています。

 

ところで、7月11日の夜に、東名から新東名に向かう清水JCTにおいて、大型貨物車がJCTのランプから落下し、ドライバーの方がお亡くなりになる事故が発生しました。また、7月14日の夜には、新東名下り線藤枝岡部IC付近で3台の車両が関係する事故が発生し、車外放出されたドライバーの方がお亡くなりになる、2件の死亡事故が発生しました。

お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

清水JCTにおきましては、スピード抑制の対策として、「急カーブ」などの路面標示工や仮設のLED表示板を設置するとともに、道路外への落下を防ぐ対策についても、警察・地元の皆さまのご意見を伺いながら検討していきます。

また、お盆などの交通混雑期は、例年、交通事故が多発しています。最近では、乗っていた人が車外に放出される死亡事故が多発しています。お客さまにおかれましては、全ての座席でシートベルトを着用していただき、速度を控え、安全に走行していただきますよう、改めてお願いします。

 

次のトピックは、「ニュー・ブリッジ」を活用した研修についてです。

昨年の9月に、撤去された橋梁を再利用した施設「ニュー・ブリッジ」を名古屋大学構内に設置しました。これまで、大学や当社で教育や研修を試行し、効果的な橋梁点検技術者の育成や技術の継承方法等を検証してきましたが、このたび、研修の内容が決まり、本日から受付を開始し、9月25日からスタートすることとなりました。

実際に使われた古い橋梁を使い、保全点検に関する臨床的な講義や実技を学ぶため、研修効果は非常に高いと考えています。中部地域の大学や官公庁・民間企業の技術者に多数参加していただけるように、産官学が参加して橋梁保全技術研修協議会を組織し、研修の支援をしていただく体制となっています。

その他に、研修受講修了者を対象とした技術レベルの認定試験、授業として活用される際のサポート、研究開発のフィールド提供、なども実施していきます。

お手元に、研修の概要が掲載されたパンフレットをご用意しました。CSR活動の重点領域である「地域連携の強化、地域社会・経済への貢献」の一環として、学生や若手技術者の皆さまに「ニュー・ブリッジ」を有効活用していただくことで、点検技術の研さんに寄与するとともに、道路構造物の長寿命化の研究のお役に立てればと考えております。

 

次のトピックは、第2回スイーツコンテストのお知らせです。

今年で2回目となるスイーツコンテストの本選を、明日、名古屋市中区のニチエイ調理専門学校で開催します。

このコンテストはサービスエリアとパーキングエリアの最優秀スイーツを決定するもので、レストラン37店舗が参加し、各地区の予選を勝ち抜いた10店舗が本選に挑みます。

今回のテーマは、「地力(じちから)スイーツ」です。地域の野菜や果物を気軽に味わえ、そのエリアでしか味わえない新作スイーツになっています。

審査員は、野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジェ」柿沢安耶氏、歌手・フードアナリスト鈴木亜美氏をお招きしてします。

会場には、マスコミの皆さま向けの試食も用意しますので、ぜひ新作スイーツをご取材いただけますようお願いします。

 

最後に、弊社の元社員による不祥事に関する事案について、皆さまへのご報告が遅くなっています。これまでご説明したとおり、工事事務所を中心とした業務のあり方等について検討をおこなうとともに、所得税法違反あるいは詐欺事案を踏まえ、用地の補償関係等の調査を全社にわたって実施しているためです。

現在、まとめの段階に入っているところであり、関係機関と調整の上、できる限り早く公表をさせていただきたいと考えています。

 

本日、ご用意したトピックスは以上です。

 

【司会】

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けしたいと思います。

 

【記者】 

清水JCTの対策工事は、いつ終わるのですか?

 

【社長】

導流レーンマーク、急カーブの表示、仮設LED表示板は既に実施しています。注意喚起看板や矢印板の増設など短期で出来るものについては8月までに施工する予定です。防護柵や視線誘導灯等は、地元住民の方や警察など関係機関と協議してから設計・施工しますので、半年ほどかかる見込みです。

 

【記者】

明日のスイーツコンテストは、サービスエリアやパーキングエリア自体の魅力を高める取り組みだと思いますが、改めてコンテストの意義を教えてください。

 

【社長】

サービスエリアやパーキングエリアに何度も何度も目的地として来ていただけるようにするためには、飲食やショッピングなど、お客さまにとって新しい魅力あるサービスを当社が提供し続けることが大事だと思っています。今回のスイーツコンテストは、それぞれのサービスエリアやパーキングエリアの魅力をお伝えしていく1つの手法だと考えています。

 

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例記者会見を終了いたします。