NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2012年01月19日金子会長兼社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第75回の定例記者会見を始めさせていただきます。

 

【金子会長兼社長】

 

今年初めての定例会見になります。本年もよろしくお願いいたします。

はじめに、昨年は、当社元社員が起こした不祥事により、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまからの信頼を大きく損うこととなってしまいました。昨年12月27日から公判が始まりましたが、公判を見守りつつ、社内の調査委員会では、引き続き事実関係の調査をおこなうことと合わせて、業務プロセス全般について、改めて検証しているところであり、これらが明らかになった段階で、再発防止策と関係者の処分を明らかにしたいと考えています。

この教訓をしっかりと受け止め、再発防止策を徹底するとともに、失った信頼を回復するため、気持ちを新たに「新生NEXCO中日本」として再出発してまいりたいと考えております。

さて、今年は、初夏に新東名の御殿場ジャンクションから三ヶ日ジャンクションまでの162kmが開通します。まもなく開通する圏央道の高尾山インターチェンジから八王子ジャンクションや、岐阜の清流国体に向けて開通を予定している東海環状道の大垣西インターチェンジ~養老ジャンクションなどと合わせて、道がつながりネットワークがひろがります。

高速道路のあり方検討有識者委員会の中間とりまとめの中でも、ネットワーク機能の強化は最優先で取り組む柱とされています。我々の役割は、ネットワークを整備し、経済・文化の交流を活発化させ、経済の発展や観光に寄与すること、そして、ダブルネットワークを形成し、災害に強い高速道路を作ることです。

また、重要な交通インフラである高速道路を健全な状態で百年以上維持する「百年道路」計画を推進し、後世に優良な資産を継承するとともにお客さまに安心して高速道路をご利用いただくこと、EXPASA(エクスパーサ)など魅力的で個性豊かな商業施設づくりを進め、お客さまに新たな発見と感動をお届けすること、これらも我々の役割と考えています。

こうした役割を全うし、国民の皆さまのご期待にお応えできるよう、NEXCO中日本グループは一丸となって邁進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いします。

 

2011年12月の事業の現況です。

12月の料金収入は、415億7千7百万円と、対前年同月比9.7%増でした。内訳は、高速が378億8千4百万円、7.4%増、一般有料道路は36億9千3百万円、40.8%増となっています。

一方、12月の通行台数は、日平均182万1千台と、対前年同月比5.5%減でした。内訳は、高速が日平均145万台、0.1%増、一般有料道路は37万2千台、22.5%減です。

料金収入が前年同月と比べプラス、通行台数がマイナスとなった理由は、無料化社会実験の凍結や、休日特別割引の地方部上限千円の終了によるものです。

なお、今月のETC割引額は281億円で、前年同月の288億円に比べ、2.6%割引額が減少しています。割引率としては、約40.3%となります。

 

次に建設の状況です。

今年初夏に開通を予定している新東名高速道路の御殿場ジャンクションから三ヶ日ジャンクション間(162km)の地すべり追加対策工事について、予定どおり、全ての追加対策工事を完了しました。

現在、対策工事の効果などについて、外部有識者に最終確認をおこなっていただいているところです。

正式な開通日は、地すべり対策工事の効果や残る舗装・施設工事などの進捗状況を踏まえ、お客さまに安全・安心にご利用いただけることを確認し、関係機関と調整のうえ、次回の定例会見までにはお知らせできると考えております。

 

次にETCの利用状況です。

直近の1月6日~1月12日は、前月の12月2日~12月8日と比較して、日平均利用台数は4.2%減少しましたが、日平均利用率は88.6%から89.3%と0.7%増となっています。平日、土日休日別に見ると、平日平均利用率は88.8%から89.6%と0.8%増、土日休日平均利用率は87.8%から89.0%と1.2%増となっています。12月末の車載器取付け累計台数は、11月末と比較して0.9%増、台数にして32万台増加し、約3,658万台です。

 

次は、サービスエリアの状況です。

12月のサービスエリアの売上高は129億5千5百万円と、対前年比102.6%でした。そのような中で道路別に見ると、中央道が104.1%と好調でした。中央道は、昨年11月25日に「EXPASA(エクスパーサ)談合坂」がグランドオープンし、お客さまにご好評いただいた影響と考えています。

売上を部門別に分けると、「飲食・物販部門」は、対前年比100.0%で4百万円減でした。

「飲食・物販部門」の更なる内訳は、「飲食部門」が対前年比98.3%で5千7百万円減、「物販部門」が対前年比100.9%で5千3百万円増となっております。

続いて、「サービス部門(レストイン、風呂)」では、対前年比95.3%で2百万円減でした。

最後に「GS部門」では、給油数量が対前年比103.6%と昨年度を上回り、単価差もプラス11円あることから、売上高は対前年比111.0%で3億3千4百万円増となっています。以上が12月の事業の現況です。

 

次のトピックは、「年末年始時期の交通状況について」です。

昨年12月22日から今年1月4日までの14日間の交通状況は、交通量が昨年に比べて約2%減少し、10km以上の渋滞回数が約2%増加しました。今年は、休日上限1,000円割引や無料化社会実験の終了により交通量が若干減少したものの、クリスマス時期の寒波で、除雪作業に伴う渋滞が多く発生したことが影響しています。

一方、昨年10月より暫定3車線運用を開始した東名高速道路岡崎地区では、交通量が昨年に比べて約2%増加したのに対し、10km以上の渋滞回数は16回から2回へと約87%も激減しました。交通事故の件数も38件から18件と半減しています。渋滞の減少により車両どうしの追突事故が減っており、効果を確認しています。

暫定3車線区間では、車線幅員が狭く、規制速度が時速60㎞になっておりますので、規制速度を守り、安全に走行していただけますよう、よろしくお願いします。

 

次のトピックは、本日名古屋支社から発表しました企画割引についてです。

NEXCO中日本では、外国からのお客さまに高速道路をご利用いただくことにより、国際相互理解の増進に寄与し、観光振興や地域経済の活性化、ビジネス拡大を図ることなどを目的に、岐阜県と連携して「速旅 Central Nippon Expressway Pass 2012」を発売します。

このパスは、外国からのお客さまが、セントレア中部国際空港で指定のレンタカー会社からレンタカーをお借りになり、事前にお申し込みの対象区間をご利用いただくと、対象区間が定額で最大7日間乗り放題となる割引です。ETCのご利用で通行料金が定額となるため、外国からのお客さまでもお気軽にご利用いただけます。

このような取り組みは、本州初の取り組みとなります。

外国からのお客さまに、この機会に高速道路を利用していただき、飛騨地方、美濃地方、北陸地方、日本アルプスなどの魅力あふれる観光地へお出かけいただきたいと思います。

本割引は3月21日からご利用いただけますが、詳細については、別添の記者発表資料を用意していますのでそちらをご覧ください。

 

次のトピックは、「ハイウェイまちなかラーメンフェスタ~中日本観光まつり~」の開催についてです。

昨年5月に栄の久屋大通公園で開催し大好評いただいた「ハイウェイまちなかグランプリ」に続いて、第二弾を2月18日(土)、19日(日)の2日間、東京・渋谷の代々木公園で開催します。

このイベントは、各地域のSA・PAで提供している名物ラーメン「27メニュー」を一堂に介し、お客さまに召し上がっていただき、投票によってSA・PAナンバーワンを決定するイベントです。

会場では、今年初夏に開通予定の新東名高速道路のご紹介や、高速道路沿線の観光紹介、郷土芸能など地域色豊かなイベントも開催します。ぜひ、この機会に会場に足を運んでいただき、高速道路の名物ラーメンを味わってみてください。

また、お手元の資料には、ラーメンフェスタとは別に「SA・PAメニューコンテスト」本選会のお知らせをつけさせていただきました。

予選会から「地元食材を使用して、季節の移り変わりを感じていただけるメニュー」が9つ選ばれ、1月23日(月)に東京・新宿にあります東京調理師専門学校において本選会を開催します。

記者の皆さまにおかれましては、グランプリを目指して料理長が腕を振るった料理を、ぜひご取材ください。

 

最後のトピックは、新東名開通プレイベント「ラストチャンスウォークツアーin新東名」についてです。

初夏に開通予定の新東名を開通前に歩いていただく、ウォーキングツアーを2月26日(日)に開催します。今回は、たっぷり歩ける12㎞コースと気軽に参加できる3㎞コースを準備しており、12㎞にもおよぶ大規模なウォーキングは開通前最後の企画です。

この企画は、昨年11月に開催したウォーキングイベントが好評で、参加できなかった方もおられたことから、NEXCO中日本が同様な形態で企画したものです。

是非、皆さまの参加をお待ちしております。

以上が、本日準備いたしましたトピックスになります。

 

【司会】

それでは、これから記者の皆さまからのご質問をお受けしたいと思います。

 

【記者】

「速旅 Central Nippon Expressway Pass 2012」は、御社としてどういった意義があるのでしょうか?

 

【金子会長兼社長】

当社の役割は、高速道路の建設・運営・管理が1つの柱であることは間違いありませんが、もう少し広く考えています。地域の活性化や観光などが、日本の地域及び日本全体の経済の活性化になると考えています。また、東日本大震災を踏まえ、防災というものも当社の役割の1つと思っています。このようなことが、前回の高速道路のあり方検討有識者委員会の中でも明記されており、改めて当社の役割の重要さというのを鑑みています。このような当社の役割を果たすべく、包括協定を結んでいる県と連携を図りながら、今までになかったことも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 

【記者】

本州初とありますが、北海道や九州では実績があるのですか?

 

【金子会長兼社長】

北海道で実績があると聞いています。北海道以外では初めてということです。

 

【記者】

純粋に外国人がどのくらい使うのかという見込みはありますか?

 

【社員】

外国人向けのパスは初めてですので、どれだけのお客さまにご利用頂けるのか分からないところがあります。まずやってみるということ、それからこの取り組みがどのくらい使っていただけるかということを見ながら、徐々に色々なところに拡げていきたい思っております。

 

【記者】

利用期間は3ヶ月くらいになっていますが、よければ続けようという試行ですか?

 

【金子会長兼社長】

おっしゃるとおりです。岐阜県さんとも話をしながら、好評であれば続けたいと考えています。

 

【記者】

本州初というのは、外国人向けのパスを条件にしたものという定義でいいですか?

 

【金子会長兼社長】

そのとおりです。

 

【記者】

岐阜県や国から費用は出ていますか? また、今回は外国人が対象ということですが、国内向けに拡大することはありますか?

 

【社員】

岐阜県や国からの直接の費用はいただいていませんが、岐阜県とタイアップしていますので、いろいろな広報についても協力をしていただきます。今後につきましては、外国人のお客さま向けのものに限らず、様々な地域と連携をしながら、商品を提供していきたいと考えています。

 

【記者】

新東名についての質問です。先ほど正式な開通時期は、「地すべり対策の効果の確認や残りの舗装工事の進捗状況から、次回の定例会見までには」ということでしたが、静岡県の川勝知事は目途として「ゴールデンウィーク前にも」ということを定例会見で言っていました。開通時期は今のところ初夏とおっしゃっていますが、前倒しになる可能性はありますか?また、その発表時期についても、定例会見の前に前倒しになるということはありますか?

 

【金子会長兼社長】

まず発表の時期ですが、次回の定例会見の前には発表したいと思っています。現在の作業は、関係機関との調整と具体的な開通日についての調整です。調整が終わり次第、速やかに発表したいと思っています。また、川勝知事とはいろいろとお話をさせていただいていますが、開通日をお話ししたことはありません。皆さまと同じように「初夏」に、そしてできるかぎり前倒しを心がけているというお話を申し上げています。繰り返しになりますが、関係機関との調整が整いましたら、速やかに皆さまにお知らせしたいと思っています。

 

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例記者会見を終了いたします。