NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2006年08月22日矢野会長定例記者会見

会見要旨

(会長)

会長

どうもこんにちは。今日は最初に2点説明させていただきます。
一つは7月の事業の概況です。もう一つは高速道路で「速弁(はやべん)」という名前の新しい弁当を発売することにしましたので、そのことについてご説明したいと思います。

最初に事業の概況をお手元の資料の順序に従って説明します。

まず高速道路ですけれども、7月の料金収入は全体で対前年同月比マイナス5.1%になっています。内訳は高速がマイナス6.0%、一般有料道路がプラス4.6%です。高速道路が減収になった理由は、ETCの普及による時間帯割引額の拡大、さらには長雨と通行止めの影響などがあります。
一有の方は、東海環状あるいは伊勢湾岸道路などでネットワーク効果が出まして、これが増収につながっています。
通行台数ですが、全体で対前年同月比マイナス0.9%です。高速はプラス1.6%、一有がマイナス10.0%です。高速が少し伸びた理由は、ETC普及による時間帯割引と景気拡大によるものと見ていますが、長雨と通行止めの影響で伸び悩んだと考えています。
一有の方が10%減りましたのは、豊川橋や真鶴道路のような道路が無料化あるいは公社へ引き継がれたといったようなことで、路線そのものが減っていることが影響しています。

建設の状況は前月と同様です。

主な工種の工事契約落札率の状況ですが、7月全体では88.01%、年度累計では87.2%です。
舗装工事については、96%という落札率です。この7件の内容は老朽化した既設の舗装路面を切削したり、あるいはオーバーレイしたりするものであるとか、橋梁の床版を特殊コンクリートを用いて補強・改良するといったような工事です。ご承知のとおり、時間の制約や施工ヤードの限定といった非常に特殊な環境条件があったり、機械の専用化が進んでいることや、見積もりに必要な積算基準が公表されていて、材料単価の資料も市販されていることなどから、どうしても精度の高い見積もりが出てくる、このように思っています。

次にETCの状況です。8月4日から10日の期間を取りますと、前月の7月7日~13日との対比では、利用台数でプラス10.5%、ETCの利用率ではマイナス2.2%となっています。7月末の車載器の取り付け累計台数は、6月末と比べてプラス4.0%、プラス約45万台ということになっています。

サービスエリアの状況です。売上高は対前年比97.6%と若干落ち込んでいます。飲食部門が96.9%、物販部門が97.6%です。ガソリン部門は98.4%ということで、いずれも7月につきましてはマイナスになっています。
8月に入ってからガソリンステーションは行列が出来るほどの状況になっていまして、大幅な売り上げ増になっています。

ここまでが営業の概況です。

次にこちらもお配りしている資料をご覧いただきたいのですが、高速道路で「速弁」という名前の新しいブランドのお弁当を発売することにいたしました。JR、鉄道の方は「駅弁」というものがありますし、飛行機では「空弁」というものがあるのですが、高速道路は「速弁」でいこうということになりまして、この行楽シーズン、10月頃をメドに現在数カ所の場所を選定中でして、そこで発売を開始したいと思います。秋の行楽シーズンに向けての試みです。私どもとしては、ちょっと贅沢な弁当で、地域の有名な料亭や、あるいはお弁当業者とよく相談して、その料亭の監修を受けたりして売り出してみたいと考えています。その中では女性をひとつの重要なターゲットとして取り組んでみたいと考えています。

私からの冒頭のご報告は以上です。

 

(司会)

では、ご質問はございますでしょうか。

 

(記者)

「速弁」は他社もそろって開発するのですか。

 

(会長)

中日本だけです。私ども独自の施策であり、他の会社の動向については存じません。7月に商標登録出願しまして、登録完了までにはまだ半年以上かかるのではないかと思います。

 

(記者)

他社での「速弁」の使用は認めないお考えですか。

 

(会長)

いいえ、そんなことはありません。名前が広まれば売り上げも上がるということで相乗効果がありますから、そういうご希望があれば自由に使っていただく。少なくとも原則的には、そういう風にしていきたいと思っています。

 

(記者)

価格はどのくらいをお考えですか。

 

(会長)

1,000円から3~4,000円くらいを考えております。3~4,000円と言いますとちょっと高めですが、幅を持って、何種類か作ってみたいと思っています。

 

(記者)

弁当は数箇所でそれぞれ違うものを販売するのですか。

 

(会長)

何種類か値段の違うものを作りまして、それを最初の数箇所に置いてやることになると思いますが、細かいところまでは決めていません。

 

(記者)

SAの売り上げが前年より落ちているということですが、要因はなんですか。

 

(会長)

色々考えられると思いますが、中部地区は万博の影響が大きかったと思います。去年との対比となると、どうしても厳しい数字になってきます。それが一番大きな要因だと思っています。

 

(記者)

GSは8月に入ってから大幅に売り上げが伸びているということですが、どのくらい伸びているのですか。

 

(会長)

月全体は次回お知らせしますが、一番ピークのお盆時期の数字になりますが、9日から18日までの10日間で売り上げが、前年の同じ時期に比べ176.8%です。飲食・物販はほぼ横ばいの99.5%です。GSは8割近く増えているということです。

 

(記者)

給油所は何箇所ですか。

 

(会長)

当社の管内全てです。箇所数については、後ほどお知らせします。

 

(記者)

お弁当での年間目標売り上げは、どのくらいですか。

 

(会長)

とりあえずは4億円くらいです。既存の物も速弁に衣替えするかもしれないですが、一応4億円くらいが目標です。おにぎりやサンドイッチといった弁当類の年間売り上げが大体40億円なので、その1割くらいを目指したらどうかなと考えています。

(記者)

この弁当は独自に小さな店舗を作って売るのですか、それとも、既存の店舗で売るのですか。

 

(会長)

どういうやり方が良いのか、そこまではっきり決めてはいません。特別の店舗を設けるほどの量になるのかということもありますし。始めてみて、反応を見て、ご購入いただける量が多くなってきたら、特別の場所も必要かなと思っておりますので、その辺も含めて検討していきたいと思います。

 

(記者)

第一号店をどこにするか決まっているのでしょうか。

 

(会長)

今は「数箇所で」ということで検討しております。私もどこになるか聞いていませんが、2ヵ月後の行楽シーズンに間に合うように、それぞれのエリアと相談しながら「ここは立ち寄る車が多い」とか、いろんな条件を見ながら決めていきたいと思います。来月の段階では、どこでやるかということを、お話できるのではないかと思います。

 

(記者)

弁当には地域性を持たせるのですか。例えば、浜名湖でうなぎの弁当を作って、そこだけ売るのですか。それとも同じ弁当を信州でも売るのでしょうか。

 

(会長)

地域の弁当業者や有名料亭と相談してやっていくことになりますから、地域性の出たものになると思います。

 

(記者)

JTB中部と出願登録で相互協力したということですが、その経緯は。

 

(会長)

これから観光というのが増えていくことが基本にあり、そういう点でJTBさんは最も有力な観光のエキスパートであり、相談相手として選び、色々と知恵を借りてやってきました。その過程で弁当の話になり、「速弁」という名前を考え出して、それを「登録しよう」ということになったわけです。これは両方で相談して決めたアイディアです。

 

(記者)

弁当に関してだけJTB中部と相談したのではなくて、包括的にやっていく予定なのですか。

 

(会長)

まだ、広い範囲での話し合いの具体化はありませんが、これをきっかけに話が広がっていく可能性は十分あると思います。

 

(記者)

弁当に関して、JTB中部はどういう役割を果たすのでしょうか。

 

(会長)

一緒に発想して、一緒に権利を取得するという、我々と平等な立場にあります。実際に弁当を作るのは専門の業者さんです。共同権利保有者という立場です。

 

(記者)

東海北陸道の開通の時期ですが、取材で08年3月とお話されていますが、改めて具体的な時期をお話いただきたいのですが。

 

(会長)

はっきりとした日時は決まっていませんが来年度の最後、平成20年3月に開通したい。前倒しが可能であれば、それもやりたいですが、現在の日程からみまして、再来年の3月がちょうど良い頃ではないかと思っています。
実際の作業の進捗状況をお話ししますと、飛騨トンネルは10.7キロありますが、あと1,200mという状況で、工事は順調に進んでおります。今のままでいくと、年内には貫通し、来年から内部の路面や壁面の整備、関連機器の取りつけなどの内装作業にかかります。それに1年はかかると思っております。私どもとしては3月には開通して、皆様の利用に供したいと考えております。

 

(記者)

ガソリンの販売が好調ということですが、ガソリンが高くなり、車の利用を控える傾向も出てきていると思いますが、その影響について、どのようにお考えですか。

 

(会長)

自動車の通行台数は微増という程度ですが、今まで、街中でガソリンを入れていたドライバーが、高速道路のGSで入れるようになったという変化が現れていると思います。やはり価格が大きな理由ではないか思います。

 

(記者)

長期的に見ますと、このガソリンが高くなることは高速の利用全体にも影響があると思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。

 

(会長)

運転を手控えたり、大きい車から小さい車に乗り換えたり、乗り合いで移動したりといったようなドライバーの考え方、行動が変わってくる可能性は十分にありますし、そのひとつとして、交通量が減るかもしれません。それは我々のひとつの検討課題になっています。

 

(司会)

その他特にご質問がなければ、本日の定例記者会見はこれで終了させていただきます。

 

(会長)

どうもありがとうございました。