NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2017年02月22日宮池社長定例会見

会見要旨

司会

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第122回の定例会見をはじめさせていただきます。

【はじめに】

社長

会見をはじめる前に、一言申し上げます。
2月11日、新東名御殿場ジャンクション(JCT)で、約1,000台の車両が滞留する事象が発生し、お客さま、関係機関の皆さまには多大なご迷惑をお掛けしました。この場をお借りして深くお詫び申し上げます。
しばらく冬の気候が続きます。冬の高速道路では、気象が急変し降雪となる場合があります。冬に高速道路をご利用の際は、冬用タイヤの装着・タイヤチェーンの携行をお願いします。

【事業の現況(2017年1月)】

資料1-1をご覧ください。
営業の状況ですが、1月の料金収入は510億3500万円で対前年同月比2.9%の増加、また、通行台数は日平均175万9000台で対前年同月比1.9%の増加となりました。
1月は、新東名や圏央道の開通効果や、大雪による通行止めの影響が昨年より小さかったことにより、料金収入・通行台数ともに増加となりました。

続いて建設の状況ですが、資料1-1の地図をご覧ください。
先月報告しましたが、中部横断道の六郷インターチェンジ(IC)から、増穂ICまでの区間、約9kmが2017年3月19日(日)15時に開通します。
今回の開通に先立ち、中部横断道のリフレッシュ工事と南アルプス本線料金所の撤去工事をおこなうため、2月20日(月)から3月6日(月)まで昼夜連続で通行止めをおこなっています。お客さまには、大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
また、今後の予定としまして、報道関係の皆さまを対象とした開通前の現場公開を、3月15日に予定しています。詳細が決まりましたら、あらためてお知らせしますので、ぜひご参加ください。

資料1-2をご覧ください。
今回の開通を記念して、抽選で500名さまにETCマイレージサービスのポイント2,000ポイント(通行料金最大2,000円相当)をプレゼントする「ETCマイレージポイントプレゼントキャンペーン」を実施します。応募条件などをご確認のうえ、皆さまからの多数のご応募をお待ちしています。

次にサービスエリア(SA)の状況です。
1月のSA・パーキングエリア(PA)の売上高は150億4100万円で対前年同月比9.3%の増加、飲食・物販部門の売上高は、対前年同月比2.7%の増加となりました。
主な要因としましては、NEOPASA岡崎、長篠設楽原PAの開業による増収と、年始の売上が好調であったことがあげられます。
ガソリン部門の売上高は、昨年に対し販売価格がプラスとなったことや、交通量の増加にともない給油数量が昨年を上回ったことなどにより、対前年同月比26.4%の増加となりました。

【東名阪・名二環でリフレッシュ工事、中央道で集中工事をおこないます】

資料2-1、2-2をご覧ください。
中央道では、5月15日(月)から5月26日(金)まで集中工事、東名阪・名二環では5月29日(月)から6月10日(土)までリフレッシュ工事を実施します。
集中工事やリフレッシュ工事は、お客さまに安全な高速道路を安心してご利用いただくために、傷んだ舗装面や老朽化した橋梁付属物の補修、道路の点検や維持作業など、道路を管理するために必要な工事を、短期間にまとめて昼夜連続しておこなうものです。
この集約化により、年間の工事規制回数や工事渋滞回数を大幅に減らすことができます。工事の詳細につきましては、決まり次第、集中工事専用WEBサイトやリーフレットなどでお知らせします。
なお、東名阪につきましては、鈴鹿ICから四日市IC間の上り線の一部で、暫定的な3車線運用の区間を約8km延伸することを昨年11月に発表しています。現地では1月末から測量などの調査を実施しており、3月から工事に着手し、リフレッシュ工事期間中も工事を進めていきます。
また、例年この時期に実施しています名神高速の集中工事につきましては、今年も実施する方向で関係機関と調整しており、具体的な日程が決まり次第、発表させていただきます。
集中工事期間中は、渋滞の発生や混雑により、高速道路をご利用のお客さまや周辺地域の皆さまにはご不便、ご迷惑をおかけしますが、皆さまのご理解とご協力をお願いします。

【SA・PA・料金所で防災訓練を実施します】

資料3をご覧ください。
まもなく東日本大震災の発生から6年が経過します。
当社では、お客さまの安全を第一に考え、3月に全社的な防災訓練を実施することとしています。これは『東日本大震災を風化させない取組み』として、継続的に実施している取組みです。
今年度は、資料3のとおり、お客さまのより一層の安全を確保することを目指し、SA・PA159箇所と料金所258箇所の合計417箇所で、お客さまにも参加のご協力をお願いして防災訓練を実施します。
訓練当日は、SA・PAでのお客さま避難誘導訓練、配備した防災備蓄品を実際に動かすオペレーション訓練、料金所でのお客さま避難誘導のための行動確認訓練を実施します。
報道関係の皆さまには、資料に記載されている4箇所で、訓練の様子を公開します。
詳細につきましては、別途お知らせしますので、この機会にぜひご取材いただきたいと思います。

【地域連携の新たな仕組み、地域のパートナーと協働した人財育成】

資料4をご覧ください。
当社は、”オーダーメイドのきめ細やかな対応による地域づくり・地域支援”をおこなうため、地域連携と人財育成の観点から、4つのプロジェクトを地域のパートナーと協働して立ち上げ、また、高速道路会社で初めてクラウドファンディングを活用した新たな人財育成プログラムを構築しました。
この度、立ち上げたプロジェクト4件のうち3件につきまして、クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」で、目標額を達成しましたのでご報告します。
この取組みによって、地域のNPOや地方公共団体、地元中小企業などとの繋がりや地域連携の強化が期待されます。あわせて、当社としましては、ソーシャルビジネスの知識や事業化ノウハウの習得、チャレンジ(起業家)精神の醸成、新たなビジネスモデルを創造できる社員を育成します。
詳細は、お手元の資料をご覧ください。
なお、東海エリアでの「養老サイダー復刻企画の取組み」は、現在、地域のパートナーと協働してワークショップを開催するなど、実現に向けた準備を進めているところです。
次回、3月10日のワークショップの開催の際には、報道関係の皆さまへの公開を予定しています。
詳細につきましては、あらためてお知らせしますので、ぜひご参加ください。
当社は、今後もこの取組みを継続するとともに、社会・経済の変化も見据えた地域活性化への貢献や社会の要請に応え続けることで経営基盤の強化に努めていきます。

【トラック隊列走行・自動運転について】

最近の高速道路に関する話題としまして、物流業界における深刻なドライバー不足の解消のための、自動走行技術を用いた状態での後続車無人のトラック隊列走行や自動走行の普及に高い関心が寄せられています。
先週の政府の未来投資会議で、トラック隊列走行につきましては、新東名で2018年1月にすべての車両に人が乗った実証実験をスタートさせ、2022年度以降に後続車両を無人化した状態で東京―大阪間での商業化をめざすことになっています。
また、高速道路での自動運転につきましては、2017年9月頃から実証実験をスタートさせ、2020年までに高度な自動運転(レベル3)の市場化・サービス化をめざすことになっています。
当社としましては、今後もトラック隊列走行や自動運転の議論の行方を注視するとともに、それらの実現に向けて、国土交通省をはじめとした関係機関と連携を図りながら、積極的に実証実験などに協力していきます。
なお、ダブル連結トラックの走行実験が昨年の11月からスタートしたところですが、現在、圏央道、東名、東名阪などを使いまして、埼玉県と愛知県の間、群馬県と三重県の間を全部で6台のダブル連結トラックが実験走行中という事を申し添えておきます。

以上が本日ご用意したトピックです。

司会

その他の資料としまして、「速旅 ドライブプラン」に関する資料も配布していますので、ご確認ください。それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

記者

隊列走行、自動運転に関することですが、関係機関と協力しながら実証実験に協力したいとのことですが、何らかの形で積極的な啓発や主体的に何かをやる可能性はありますか。

社長

例を挙げて言いますと、現在、ダブル連結トラックの実験をしていますが、ダブル連結トラックが走行することによって、高速道路の通行にどのような問題が起こるのか、例えば、ICから車が入ってくる場合にダブル連結の長い車が走行していると入りにくいとか、あるいはSAのどこに駐車すればいいのか、事故が起きた場合にはどのように対処するのかなど、実際に運用するためには色々な問題がありますので、実験の状況を注視しながら、どう対処していくかの検討が必要と考えています。

記者

政府の方で2018年に全ての車両に人が乗った状態での実証実験を開始するという話もありましたが、具体的にNEXCOに対してどの区間で実験するなどの情報はありますか。

社長

まだありません。2018年1月に向けて具体的な調整をしていくことになると思います。

記者

隊列走行と自動運転について、対象が新東名ということですが、具体的に新東名のどこからどこまでの区間を想定したものなのか、静岡県区間なのか、愛知県区間なのか、全線なのか、可能な範囲で教えてください。

社長

これから計画を策定していくことになると思われますので、具体的な区間までは決まっていません。

記者

今の段階は、国土交通省から新東名という明示がなされている段階ということでしょうか。新東名以外はないと言う事ですか。

社長

トラック隊列走行につきましては、今のところ新東名ということ以外の話はでていません。

記者

今月、新東名の愛知県区間が開通して丸1年を迎えたということで、開通効果について所感を聞かせてください。

社長

一番大きなことは、これまで慢性的な渋滞が発生していた東名の岡崎ICから蒲郡IC間の渋滞がほぼ解消したことです。この区間は、これまで暫定的に3車線運用にしていたのを2車線に戻しましたが、その後も安定的に通行が確保できています。また、渋滞がなくなることで交通事故も減ってきています。生産性という意味では、渋滞などがなくなったこともあり、東名、新東名を通って豊田JCTから御殿場JCTの間、およそ200kmの走行時間が短縮され、定時運行できるようになりました。さらに沿道周辺の工場誘致も進んでいます。また、新東名と東名のダブルネットワークにより、災害や交通事故などで一方が通行止めになっても他方が利用できるため、信頼性が高まってきていると言えます。当社としましては、できるだけ早く、御殿場JCTから海老名南JCTまでの区間を全線開通させたいと思います。現在は、2020年度を目標に工事を進めています。また、新名神の新四日市JCTから亀山西JCT間が開通すると、東名・新東名、名神・新名神のダブルネットワークが東京、名古屋、大阪の三大都市間で形成されることになります。これは高速道路の整備効果として、生産性を大きく向上させるものと思います。できるだけ早く開通させたいと思います。

社員

2月10日に発表している新東名の開通1年後の効果ですが、先程、社長が申し上げました御殿場JCTから豊田JCT間の延長は約205kmで、所用時間が145分から123分になり、約22分短縮されているという状況です。また、沿道への工場立地につきましては、2012年1月から2016年6月の約4年半ほどで、新たに新東名、東名の沿道に立地した工場の数は、223箇所と確認しています。

記者

新東名の開通により、東名の交通量が減少したことでスピード違反が増えているという話もあります。NEXCO中日本として何か対応は考えられているのか、教えてください。

社長

制限速度が時速100kmだということをこれからもしっかりと周知していくということが当社の責務だと考えています。

司会

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。

以上