NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2017年01月26日宮池社長定例会見

会見要旨

司会

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第121回の定例会見をはじめさせていただきます。

【事業の現況(2016年12月)】

資料1をご覧ください。
営業の状況ですが、12月の料金収入は561億1700万円で対前年同月比1.9%の増加、また、通行台数は日平均194万5000台で対前年同月比3.5%の増加となりました。
12月は、23日から25日が3連休となったことや、新東名や圏央道の開通効果により、料金収入・通行台数ともに増加となりました。

続いて建設の状況ですが、中部横断道につきましては、のちほどトピックでご説明します。

次にサービスエリア(SA)の状況です。
12月のSA・パーキングエリア(PA)の売上高は161億2100万円で対前年同月比7.3%の増加、飲食・物販部門の売上高は、対前年同月比3.2%の増加となりました。
主な要因としましては、昨年と異なり、今年は12月23日から25日が3連休となり日並びに恵まれたことがあげられます。
ガソリン部門の売上高は、昨年との販売単価差が縮小したことや、交通量の増加にともない給油数量が昨年を上回ったことなどにより、対前年同月比16.7%の増加となりました。

【中部横断自動車道 六郷ICから増穂IC間が3月19日に開通します】

資料2をご覧ください。
中部横断道の六郷インターチェンジ(IC)から増穂ICまでの区間、約9kmにつきまして、先月の定例会見で今年の3月に開通する見通しであることを報告しましたが、具体的な開通日時が2017年3月19日(日)15時と決定しました。
また、今回の開通に先立ち、中部横断道のリフレッシュ工事と南アルプス本線料金所の撤去工事をおこなうため、増穂ICから双葉ジャンクション(JCT)の間で、2月20日(月)9時から昼夜連続で通行止めをおこないます。
お客さまには、大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、お手元のリーフレットをご覧ください。
なお、今回の開通により、期待される主な開通効果としましては、別紙と窓際のポスターに記載していますように、清水港などへの所要時間短縮による生産性の向上、甲府市など周辺都市へのアクセス性の向上、救急医療活動の支援などが期待されます。
今後、報道関係の皆さまには、開通前の現場公開を予定しています。
詳細な日程などが決まりましたら、あらためてお知らせしますので、ぜひご参加ください。

【2016年の交通死亡事故について】

資料3をご覧ください。
当社が管理する高速道路では、2016年の1月から12月までの一年間に38件の交通死亡事故が発生し、合わせて41名の方の尊い命が失われました。
昨年11月の会見で、10月以降に死亡事故が多発していると申しあげましたが、その後、12月の死亡事故は1件に抑えられ、結果として、2015年に比べて死亡事故で14件・死亡者数で14名の減少となりました。
警察庁の発表により、全国の交通事故による年間死亡者数が67年ぶりに4千名を下回ったことは、すでに報道されているところですが、当社管内でも過去5年間で最少の件数、人数となりました。
発生した死亡事故の特徴としましては、道路構造物への衝突など、「車両単独の事故」が2015年に比べ大きく減少し、「車両同士の事故」も減少しました。
一方、高速道路上で人がはねられる「車両対人の事故」は2015年から件数が変わらず横ばいとなっています。
万が一、事故や故障などで高速道路上にやむを得ず停止した際には、ガードレールなどの防護柵より外側の安全な場所へ避難していただきますようお願いします。
また、「自動二輪車が関係する事故」が2016年も引き続き発生しており、特に、発生した9件のうち、50代以上の方が亡くなられるケースが4件を占めています。
自動二輪車の急ハンドルや急ブレーキは車両の転倒などに直結しますので、ライダーの皆さまには、周囲の交通状況に十分注意した運転を心掛けていたただきますようお願いします。
なお、事故防止のための安全運転のポイントにつきましては、別紙の2ページ以降や、お手元の「セーフティドライブ」にも記載していますので、参考にしてください。
さて、鳥取、岡山の県境付近では、強い冬型の気圧配置の影響で、1月23日から24日にかけて大雪となり、鳥取道や米子道で多数の車が立ち往生したと報道されていますが、これに関連して、冬の高速道路をご利用いただく際のお願いをさせていただきます。
当社管内でも、1月14日から16日にかけて、強い冬型の気圧配置の影響で広範囲にわたって大雪となり、名二環、伊勢湾岸道で通行止めとなりました。お客さまには大変ご不便をお掛けしました。
今回、伊勢湾岸道では、ノーマルタイヤ車両8台の立ち往生やノーマルタイヤ車両が関連した交通事故2件が発生したことにより通行止めとなりました。
雪による通行止めは、立ち往生車両や交通事故の発生が引き金となる場合があります。通行止めとなると、高速道路ネットワーク機能が大きく損なわれることになります。
冬の高速道路をご利用いただく場合は、当社WEBサイトやアイハイウェイ中日本、目で見るハイウェイテレホンなどをご活用いただき、道路交通情報の確認をお願いします。
大雪のおそれがある場合には、概ね3日前より「大雪事前情報」を発信していますので、ご確認ください。
また、高速道路を走行の際には冬用タイヤの装着、タイヤチェーンの携行など、万全の備えをお願いします。

【EXPASA富士川(上り)に新しい施設が誕生します】

資料4-1、4-2をご覧ください。
東名 EXPASA富士川(上り)に建設中の観覧車についてお知らせします。
昨年11月に東京支社より公募のお知らせをした観覧車の名称が「Fuji Sky View(フジスカイビュー)」と決定しました。1000件をこえる名称のご応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
「Fuji Sky View」は2月23日(木)「富士山の日」に開業します。ぜひEXPASA富士川にお立ち寄りいただき、ご乗車ください。
また、「Fuji Sky View」の開業とあわせ、EXPASA富士川に2階フロアが新たに誕生します。
2階フロアには、新店舗「Café de mori - kun STAND(カフェ・ド・モリ-クン・スタンド)」や、富士山と観覧車を同時にお楽しみいただける展望デッキ・屋上広場をご用意します。
「Café de mori-kun STAND」で販売している商品は観覧車内でもご賞味いただけます。地上60mからの絶景とともに、おいしいコーヒーやスイーツをお楽しみください。
2月23日から26日までの4日間は、『大観覧車「Fuji Sky View」オープン記念イベント』を開催します。
期間中は特設ステージで、富士の和太鼓チームによる演奏や富士市内の高校吹奏楽部による演奏、ご当地アイドルによるパフォーマンスなどのイベントを開催します。EXPASA富士川1階の各店舗でも、お得なサービスやプレゼントをご用意し、皆さまのお越しをお待ちしています。
なお、2月23日当日は、13時の開業に先立ち、11時30分から特設ステージでオープニングセレモニーをおこないます。
また、2月17日(金)は報道関係の皆さまを対象にした「試乗会」をおこないます。
ぜひご来場いただき、大観覧車『Fuji Sky View』をご取材いただきますようお願いします。

【「ドラ旅パック2017」JTBが1月27日より販売開始】

資料5をご覧ください。
高速道路をお得にご利用いただける「JTBとコラボした宿泊付きドライブ旅行商品」について、ご紹介します。
資料5のとおり、ドライブ旅行をされるお客さまに向けて、高速道路が乗り放題となるドライブプランと宿泊をセットにした旅行商品として『ドラ旅パック エースETC割引』2017年度版を1月27日から販売します。
『ドラ旅パック エースETC割引』は、2014年10月から販売していますが、今回の商品は、新たに北陸3県の広域エリアや3日間プランも加えて、11プランから17プランに大幅拡大しました。
ご利用開始は4月1日(土)からです。
今回ご紹介した宿泊付き旅行商品の他、すでに実施中のお得なドライブプランもご利用いただき、ご家族やご友人とご一緒に楽しい旅を満喫していただきたいと思います。

【高速道路の魅力を伝える現場見学会を開催】

資料6をご覧ください。
当社では、これまで、高速道路事業への理解と関心を深めていただくため、高速道路の沿線地域の皆さまや小・中学生の皆さまを対象に、建設現場の見学や高速道路で働く車両の乗車体験などの現場見学会を実施しています。
今回は、初の試みとして、土木技術者を目指す大学生や高速道路の事業に興味がある大学生・大学院生を対象として、愛知県内外問わず広く募集し、高速道路の魅力や役割を伝え、今後の研究などに役立てていただくことを目的に、普段立ち入ることができない高速道路の工事現場や施設を2月24日(金)に公開します。

また、別添の参考資料をご覧ください。
当社では、より多くの皆さまに高速道路の新たな魅力を感じていただくための取り組みとして、旅行会社とタイアップしたインフラツアーも実施しています。
今後は、当社主催の現場見学会や旅行会社主催のインフラツアーをさらに充実させていく予定です。
なお、報道関係の皆さまには、本日発表した大学生・大学院生を対象とした現地見学会の同行取材を予定しています。
詳細な日程が決まり次第、あらためてお知らせしますので、ぜひご参加をご検討ください。

以上が本日ご用意したトピックです。

司会

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

記者

観覧車の件について、確認させてください。新東名と東名のダブルネットワークが形成されているなかで、東名のSAにエンターテイメント施設を充実させる狙いについてあらためてお聞かせください。

社長

当社グループは、地域連携にも力点をおいて経営を進めています。EXPASA富士川は道の駅と繋がっているため、非常に賑わっていますが、さらに多くの方に集まって楽しんでいただけるように、今回、観覧車を設置することとしました。いわゆる地域連携活動の一形態ということです。

記者

高速道路料金についてお尋ねします。現行の料金で普通車を1とした場合、トラックなどは2、オートバイは0.8という負担については、適当であると社長はお考えですか。

社長

料金につきましては、これまで色々と国の審議会などで議論されながら今日に至っています。首都圏では対距離制を基本とした料金体系に整理・統一したうえで、起終点間の最短距離を基本とした料金に変更するなど、シームレスという形の工夫もなされてきており、全体のバランスが取れてきていると思います。これまで単一区間などで均一料金となっていたところを対距離制に統一するなど、改良が進められています。全体としては適切な料金になっているのではないかと思います。高速道路会社としましては、先程お話しました「ドライブプラン」などの割引措置を実施しながら、お客さまがご利用しやすいように努力しているところです。

記者

コーポレートカードなどを使うと、トラックの多頻度割引は深夜割引などを含めると7~8割引かれるということになり、普通車は及ばず、オートバイと同じような料金で実質走れてしまう現状があります。これは2対1対0.8というような公平な負担を維持していると言えるのでしょうか。

社長

高速道路の料金は、いわゆる道路の占有率や建設に要した費用などから算定されています。一方で経済活動の観点から、やはり道路を多く利用される方につきましては、できるだけ協力していくことも必要ではないかとの考えから、今のような形になっていると理解しています。

記者

それは国土交通省も言っていましたが、例えば「多頻度割引の大幅なダンピングは通常料金を支払っている人間が実質は負担することになる。」と、説明をしていました。この現状というのは、全てのユーザーにきちんと高速道路のサービスの提供はできていると言えるのでしょうか。

社長

そのあたりの考え方は難しいところがあると思っていますが、国土交通省はそういうことを話していましたか。

記者

かなり大きな割引なので、通常考えるにトラックとオートバイが同じような料金で走るというのは、先ほど言っていました空間スペースとか、利便供与とか、あるいは道路の損傷率というものを考えれば、イコールになるはずがないものが、たくさん走るほど、道路損傷をたくさん与えるほど、オートバイと同じ料金で走れるという事になっています。では、割引による大幅なダンピングは誰かが負担しないと収支が取れないわけですから「誰が負担しているのか」と、国土交通省に問い合わせたところ「通常料金を支払っている人が負担している」という答えでした。

社長

そういう答えでいいのか私はよくわかりませんが、高速道路の利用料金は、寸法、重量などの他、一方で社会全体に貢献するというのも含めて、バランスを取って決めてきているのではないかと理解しています。

記者

1月9日に朝日新聞に掲載された記事ですが、トンネルなど保守点検業務の管理技術者に対して、国家資格の保有を要件としていないという記事に関して、NEXCO中日本として有資格の基準を設けていなかった理由を教えてください。

社長

当社は過去からずっと長い期間道路点検を実施してきており、内規として管理技術者につきましては、過去の実際のキャリアとして、例えば10年の保全経験があるなどを踏まえたうえで、グループ会社の社員から人材を選定して業務をおこなってきました。しかし、自治体などは、内部に実務経験の豊富な人材が不足して、業務を外注する際に、資格基準がないと問題があるのではないかという事で、資格基準を設けているのではないかと思います。昨今、資格基準を定めるケースが見られ、当社も2017年度から、資格基準を明確化していきたいと思っています。

記者

世間に対して、基準を持った人というのが分かりやすいということでしょうか。

社長

当社としましては高速道路会社間で要件の相違があることなども踏まえて公的資格などの保有を要件に加えるということです。

司会

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。

以上