NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社


2014年01月21日金子社長定例会見

会見要旨

【司会】

皆さまお待たせいたしました。ただいまから第91回の定例会見を始めさせていただきます。

 

【金子社長】

 

お忙しいところ、お集まりいただきましてありがとうございます。
本日は、5つほどトピックスをご用意しています。

 

【事業の現況(2013年12月)】

資料1をご覧ください。

12月の料金収入は、432億7千3百万円と、対前年同月比9.1%の増、また、通行台数は日平均193万3千台と、対前年同月比7.0%の増でした。
12月は好天に恵まれ、年末年始の日並びも良く、また、圏央道一部区間の開通効果などもあり、収入・台数ともにプラスとなりました。

次に建設の状況です。
昨年末に、国土交通省との連名で公表させていただきましたが、圏央道 相模原愛川IC~高尾山IC 15㎞については、2014年6月に開通する見通しとなりました。これまでは2013年度内の開通としていましたが、トンネル工事において想定よりも固い岩盤が確認されたことなどにより、工事の進捗が遅れたことによるものです。
なお、開通日につきましては、工事の進捗状況を見ながら、改めてお知らせする予定です。

その他に、2014年度には、新東名高速道路の愛知県区間である浜松いなさJCT~豊田東JCT 55km、舞鶴若狭自動車道の小浜IC~敦賀JCT 39km、圏央道の寒川北IC~海老名JCT4kmの開通を目指し、鋭意工事を進めています。4月14日に圏央道 茅ヶ崎JCT~寒川北ICが開通しましたが、同じく圏央道 相模原愛川IC~高尾山IC 15㎞も、2013年度の開通を目指し、関係機関との調整を含めて事業を進めているところです。

次にETCの利用状況です。12月の日平均利用率は91.2%でした。

次にサービスエリアの状況です。
12月のサービスエリアの売上高は157億1千2百万円と、対前年同月比14.8%の増でした。
「飲食・物販部門」の売上は、対前年同月比10.0%の増でした。12月は好天に恵まれたことから平日・休日ともにご利用が多かったこと、年末年始の日並びが良く年末のご利用も多かったことが要因と考えています。

「ガソリン部門」の売上は、対前年同月比26.8%と、先月と同様に大幅に増えました。給油量が増加したことに加え、ガソリン単価が1リットルあたり約12円プラスになっていることが要因と考えています。

また、年末年始期間における高速道路の交通状況とSA・PAの売上状況については、資料2をご覧ください。
交通状況については、今月6日に発表させていただきましたが、年末年始期間の交通量は、1日当りの当社管内の平均断面交通量で47,600台で、前年同時期の44,300台に比べ約7%増加しました。

また、SA・PAの売上高は80億9千7百万円と、対前年比12.1%の増で、全路線で昨年を上回りました。
好天に恵まれたことや、年末年始の曜日配列が良く長期間の連休が可能であったこと、さらに景気の回復などが、大きな増加要因になったと考えられます。

 

【高速道路における交通安全のお願い】

資料3をご覧ください。

2013年の1年間で、当社管内の高速道路で発生した交通死亡事故は50件、合計57人の尊い命が失われました。昨年の交通事故死亡者数55人を上回り、依然として悲惨な交通事故が後を絶たない状態が続いています。

交通死亡事故の傾向としては、事故・故障などで高速道路上に停止した車両に関する事故が多くなっています。後続車が衝突・追突する「対停止車両事故」で20人、降車した人が後続車にはねられる「対人事故」で8人と、停止した車両が原因で全体の約半数の28人の方が亡くなっています。

高速道路をご利用の際、万が一、事故・故障などで停止してしまった場合は、「後続車が気づいてくれる」と過信をせずに、発炎筒や停止表示器などにより後続車への合図をしてください。そして、後続車に注意しながらガードレールの外など安全な場所への避難をして自分の身を守ったのちに、事故や故障状況の通報をおこなってください。

走行中は「前方に思わぬ停止車両や人がいることもある」という意識をもって前方に十分注意し、特に深夜・早朝の漫然な運転になりがちな時間帯においては、安全な走行に心がけていただきますようお願いします。

また、参考資料に示すとおり、大型車が追突・衝突する交通事故は重大事故につながりやすいことを受け、その事故削減に大きな効果があるとされる「衝突被害軽減ブレーキ」の大型車への装着が、今年の11月から段階的に義務付けされると聞いています。

従来からおこなわれている国土交通省等による助成制度や自動車税の減税措置に加え、新たに自動車保険料の割引や安全性能のテストによる格付け評価などの動きがあるとの報道もあり、衝突被害軽減ブレーキの普及や技術向上による交通事故の大幅な削減に期待しているところです。

当社としては、交通死亡事故が多発する状況を踏まえ、引き続き事故傾向などの分析をおこなうとともに、警察機関との連携や関係団体との協働などにより、衝突被害軽減ブレーキの普及促進の広報も含め、各種広報媒体を活用した交通安全啓発を積極的に展開していきたいと考えています。

 

【新東名の遠州森町スマートインターチェンジの開通】

資料4をご覧ください。

先週の17日に、新東名遠州森町スマートインターチェンジ地区協議会より発表がありましたが、当社が静岡県周智郡森町とともに整備を進めてきた新東名の遠州森町スマートインターチェンジが、3月29日土曜日15時に運用を開始します。

遠州森町スマートインターチェンジは、森掛川インターチェンジと浜松浜北インターチェンジ間の遠州森町パーキングエリアに接続するスマートインターチェンジで、ETC車載器搭載の車長12m以下の車両が24時間出入可能となっています。

このスマートインターチェンジの開通により、地域生活レベルの向上、地域産業の活性化、地域医療への貢献などの効果が期待されています。
小国神社、大洞院など、遠州森町スマートインターチェンジ周辺には、森町の主要観光施設が点在しています。新東名を使って、ぜひ美しい自然と豊かな歴史の香りの森町にお出かけください。

 

【「エクスパーサ」が羽田空港にオープン】

資料5をご覧ください。

当社のグループ会社である中日本ハイウェイ・アドバンス株式会社は、羽田空港国際線旅客ターミナル5階の「東京ポップタウン」に、当社の商業施設『エクスパーサ』を高速道路以外で初めて出店し、カフェとして3月1日土曜日にオープンします。

『エクスパーサ カフェ 羽田』は、当社が高速道路ネットワークで培ったノウハウを活かし、高速道路沿線地域の選りすぐりの野菜や果物を利用した当店オリジナルスイーツや軽食のほか、静岡県掛川産茶葉をを使用したこだわりの和紅茶などをお客さまにご提供します。また、すべてのメニューをお持ち帰りできるようにしており、隣接する空港展望デッキでのひと時にお召し上がりいただけます。

さらに店内では、高速道路沿線地域の観光情報や、昨年世界文化遺産に登録された富士山の四季折々の姿などを映像でご紹介し、外国の方をはじめとする空港ご利用のお客さまに観光情報を発信していきます。羽田空港をご利用の際には、ぜひ『エクスパーサ カフェ 羽田』にお立ち寄りいただき、楽しい思い出を作っていただきたいと思います。

 

【「高速道路資産の長期保全及び更新のあり方に関する技術検討委員会」】

資料6をご覧ください。

東日本・中日本・西日本の高速道路3会社では、高速道路ネットワークの機能を維持し、その資産を永続的に健全な状態で活用していくことを目指し、橋梁やトンネルなどの高速道路本体構造物について、大規模な更新や修繕の必要性ならびにその対策について、「高速道路資産の長期保全及び更新のあり方に関する技術検討委員会」を2012年11月に設置し検討を進めてまいりました。

2013年4月25日には「中間とりまとめ」を公表し、引き続き検討委員会において詳細かつ具体的な検討が進められてきました。
最終的な提言の内容については、明日22日の最終委員会で審議いただいたうえで、お集まりいただいた記者の皆さまに内容をご説明する予定です。

なお、2012年12月には中央道笹子トンネル事故が発生したこともあり、点検の信頼性向上等に向けた点検のあり方などについて、NEXCO3社ワーキングを設け、別途検討をおこない委員会でもご助言をいただいております。
この委員会の提言は、将来を見据えて高速道路資産の健全性と機能を永続的に確保するための方向性が示されるものと認識しております。委員長をはじめ各委員の多大なるご尽力に感謝を申し上げるとともに、この委員会の提言を踏まえ、長期的な視野にたって道路構造物の計画保全を着実に進めてまいります。
以上が本委員会に関して、今日現在でお話しできるものです。

以上が、本日ご用意したトピックスになります。

 

【司会】

それでは、これから皆さまからのご質問をお受けいたします。

 

【記者】

高速道路以外に出店するのは、NEXCO中日本で初めてか、それとも他の高速道路会社を含めても初めてなのでしょうか。

 

【金子社長】

NEXCO中日本で初めてです。他の高速道路会社では、NEXCO東日本が都市部でハンバーガー&サンドイッチレストランなどの飲食店舗を展開していると聞いています。

 

【記者】

今後も高速道路以外に出店する予定ですか。

 

【金子社長】

機会があればと思っています。地域の活性化など、当社がこれまで高速道路で培ったことがお役に立てればと思っており、いくつか話を進めていきたいと思っています。

 

【記者】

出店の目的としては、高速道路会社として培ったノウハウを活かしてみなさんのお役に立ちたいということなのか、それとも高速道路以外で出店してそのノウハウを逆に高速道路に吸収したいということなのか、教えてください。

 

【金子社長】

高速道路会社として培ったノウハウを活かしていきたいということです。株式会社ですので事業領域の拡大を考えていますが、これまでの強みを活かさないとビジネスとして非常にリスクの高いものになります。今後の展開としては、例えば、新東名のサービスエリアでは、食べるだけでなくその地域の特徴のある商品の販売もしています。また、八王子で道の駅の経営に携わっているなどの当社の持っている知識、ノウハウ、経験を活かし、かつ地産地消などで地域に貢献し、さらに当社の成長につなげていきたいと考えています。

 

【記者】

高速道路外での今後の展開は、地域では道の駅のようなところに作るようなイメージなのでしょうか。

 

【金子社長】

これまでは高速道路内でおこなってきましたが、今後は、インターチェンジ周辺またはその外ということも考えています。

 

【記者】

八王子の道の駅でやっていらっしゃるのはカフェですか。

 

【金子社長】

農産物の販売のほか飲食店もあります。

 

【記者】

羽田空港に出店した理由を教えてください。

 

【金子社長】

共通点は、「交通」ということです。海外からいらっしゃる、もしくは海外へおでかけになるお客さまは、飛行機から降りた後もしくは乗る前に、車をお使いになると思います。このカフェで高速道路の情報を見たり聞いたりすることにより、より多くのお客さまが高速道路をご利用いただければと思っています。

また、中京圏で力を入れている昇龍道プロジェクトがありますが、外国の方が飛行機で到着され、セントレアでレンタカーを借り、当社の高速道路に乗っていただくような、外国のお客さま専用の企画割引を実施しており、多くのお客さまにご利用いただいています。このようなことも羽田空港に出店した理由の1つです。

 

【記者】

どちらかというと、海外から来られたお客さまを高速道路に招くという情報発信がメインなのでしょうか。

 

【金子社長】

海外から来られたお客さまだけでなく、海外へ向かうお客さまもターゲットにしています。

 

【記者】

記者発表資料の2枚目にあるメニューはすべてオリジナルメニューということでいいですか。

 

【金子社長】

ここに掲載しているメニューは、すべてオリジナルメニューです。

 

【記者】

席数や面積など、規模感の分かるものを教えてください。

 

【金子社長】

席数は、隣接している展望デッキが16席、店内が24席、合計で40席です。店舗面積は23坪、76m2です。

 

【記者】

NEXCO中日本が新規事業を始められる時は、試行期間を設けていることがあったと思いますが、今回は正式にオープンするということでしょうか。

 

【金子社長】

社内で検討した結果、今回は試行期間を設けずに、3月1日に正式にオープンすることにしました。

 

【記者】

採算が採れる見通しが立っているのですか。

 

【金子社長】

2020年に向けて、羽田発着の国際便がかなり増えることを見越しています。

 

【記者】

高速道路で培ったノウハウについて具体的に教えてください。今後ノウハウを活かして出店する地域とは、先ほどはインターチェンジ周辺ということも言われていましたが、空港や人の集まる地域と考えてよいでしょうか。

 

【金子社長】

一昨年開通した新東名のサービスエリアでは130以上の店舗を出店し、1年間で約5700万人のお客さまに来ていただきました。どのような店にすれば喜んでいただけるのかなど、そこで培ったものはかなり大きいと思っています。また、テナントの運営、商品の仕入れ、そしてサービスの提供など、こういったノウハウも得ることができたと思っています。

今後の展開ですが、高速道路以外の出店場所については、今のところまだ予定はありません。静岡県とは勉強会をやろうということで話を進めていますが、今のところ具体的な場所は決まっていません。

 

【記者】

新東名の浜松いなさJCT~豊田東JCTの開通は、2014年度のいつ頃を予定していますか。

 

【金子社長】

現段階では2014年度内の予定ですが、大変厳しい状況です。自然由来の重金属などが想定した量より多く発生しています。これらの処理に苦慮しているところです。

 

【記者】

開通が遅れるということですか。

 

【金子社長】

現段階では、2014年度開通という目途は変わっていません。

 

【記者】

消費税が増税されることで、高速道路の料金が10円刻みになるという報道がありましたが、ETCがかなり普及しても1円刻みにすることは難しいという判断でしょうか。

 

【金子社長】

数日前にそのような新聞報道がされたのは承知しています。現在の料金は50円刻みですが、何円刻みにするのかということを現在国交省と調整しているところです。

 

【司会】

ご質問が途切れたようですので、これで定例記者会見を終了いたします。