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2018年07月25日宮池社長定例会見

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会見要旨

司会

皆さまお待たせいたしました。
本日は、社長からご説明します資料0から6のほかに、資料7「速旅『静岡ドライブプラン』が8月からスタート」に関する資料「NEXCO中日本レポート2018」をお配りしています。この「NEXCO中日本レポート2018」は、当社グループの経営計画や日々の取り組みについて、具体的な事例を織り交ぜながら、わかりやすくご紹介したものです。お時間のある時にでも手に取っていただき、ご意見・ご質問がありましたら、広報までお寄せください。
それでは、ただいまから第138回の定例会見をはじめさせていただきます。

【はじめに】

社長

「平成30年7月豪雨」により、西日本を中心に甚大な被害が発生し、多くの方々の尊い命が失われるとともに、中部地域でも大きな被害が発生しました。亡くなられた方にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
現在も猛暑の中、各地で復旧作業が続けられていますが、被災地の一日も早い復興を願う次第です。
当社の管内では、東海北陸自動車道 荘川インターチェンジ(IC)~飛騨清見IC間で大規模なのり面災害が発生し、およそ6日間にわたって通行止めとなっていましたが、7月13日(金)14時に応急復旧工事が完了し、通行止めを解除しました。
通行止め期間中、お客さまにご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
応急復旧工事をおこなった区間では、路肩が狭い箇所もありますので、制限速度が規制されています。走行にあたりましては、設置された標識などに従い、速度を十分に落として安全運転にご協力をお願いします。
被災箇所の本復旧につきましては、今後、調査・設計をおこない、お客さまの安全を第一に一日も早い復旧作業をおこなっていきます。
本復旧対策の目途が立ちましたら、あらためて皆さまにお伝えします。

次に、交通安全についてのお願いです。
当社では、7月11日から今月末までの21日間、警察と協力して、交通安全の呼び掛けを強化する「夏の交通安全キャンペーン」を実施していますが、先週以降、名神や東名で渋滞末尾(まつび)での追突による死亡事故が連続して発生しています。
資料0をご覧ください。

先月もお話ししましたが、今年の死亡事故の特徴は、(1)渋滞末尾での追突事故 (2)停止車両への追突事故 (3)自動二輪車が関係する事故が多く発生している傾向にあります。
中でも、渋滞末尾での追突事故は、6月以降で4件の死亡事故が発生していますので、安全運転を心掛けていただきたいと思います。
夏休みに入り、ますます交通量が増加してきますので、報道機関の皆さまからも、注意喚起のご協力をよろしくお願いします。
それでは、引き続いて本日のトピックスをご説明します。

【事業の現況(2018年6月)】

資料1をご覧ください。
まず、営業の状況ですが、6月の料金収入は539億6900万円で対前年同月比1.2%の増加、また、通行台数は日平均192万1000台で対前年同月比1.6%の増加となりました。
6月は、大型車のご利用が引き続き好調だったことから、料金収入・通行台数ともに増加となりました。内訳としては、小型車が対前年同月比0.7%の増、大型車が対前年同月比4.9%の増であり、大型車は約1年半程度増加傾向が続いております。

続いて建設の状況です。
資料1に、2018年度に新規開通や4車線化の完成を予定している区間を記載しています。
各区間とも、現在、土工や橋梁上部工などの道路本体工事を全面展開中で、これらの本体工事が完了したところから順次、舗装工事や標識工事、情報板などの設備工事に着手しているところです。

次にサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の状況です。
資料1-1の裏面をご覧ください。
6月のSA・PAの売上高は151億9100万円で対前年同月比8.1%の増加、飲食・物販部門の売上高は対前年同月比0.3%の増加となりました。
6月は、前年同月よりも休日が1日多かったことから、売上高は前年を上回る結果となりました。また、イベントとして、NEOPASA駿河湾沼津(上り線)で「ラブライブ!サンシャイン!!プレミアムショップ」を開催しご好評をいただいており、こちらも売上の増加に貢献したと思われます。このイベントは、9月30日(日)まで開催していますので、静岡方面にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
ガソリン部門の売上高は、昨年に対し販売価格が上昇したことと、軽油の販売数量が増加したことにより、対前年同月比22.5%の増加となりました。

【2018年お盆期間の高速道路における渋滞予測】

資料2-1をご覧ください。
7月豪雨の影響により、例年と比べて発表が遅れましたことについてお詫びいたしますが、お盆期間(8月8日(水)から19日(日))の渋滞予測についてお知らせします。

当社管内の渋滞のピークは、下り線が8月11日(土)から13日(月)、上り線が8月13日(月)と14日(火)です。また、期間中の10km以上の渋滞回数は下り線で98回、上り線で133回の計231回、そのうち30㎞以上の渋滞は上下線合わせて19回発生すると予測しています。昨年の実績と比較すると、10km以上の渋滞では42回、30km以上の渋滞では7回増加すると予測しています。
なお、今年のお盆期間につきましては、渋滞対策として高速道路の分散利用を促進するため、休日割引の適用日を試行的に変更することとしています。
8月11日・12日の土・日を休日割引の対象外とし、その代わりに直前の8月9日・10日の木・金を休日割引の対象とします。
今回の休日割引の適用日の変更に伴いまして、全国で約3パーセントの方がご利用日を変更していただくと、10キロ以上の渋滞が約2割減るものと考えていますので、分散利用にご協力をお願いします。
お手元に配布しています『渋滞予測ガイド』は、例年どおりSA・PAや料金所などでお配りしますが、お盆に帰省などで高速道路をご利用の際には、ぜひご活用いただければと思います。
本日、定例会見終了後、名古屋支社の「高速道路ドライブアドバイザー」が、資料2-2を使って東海エリアの渋滞予測について詳しくご説明しますので、お時間のある方はぜひお集まりください。

【「中日本高速道路株式会社と中部電力株式会社の連携に関する協定」の締結について】

次に、中部電力株式会社とNEXCO中日本の災害時における相互連携協定の締結に関するトピックです。
資料3をご覧ください。
当社は、災害発生時の緊急輸送路の確保や救援活動などの相互協力を迅速に進めるため、これまでも国や高速道路沿線の自治体などと連携協定を締結していますが、本日、新たに中部電力と災害に備えた相互連携協定を締結しました。
協定の主な内容は、次の4点です。

  1. 災害時における被害・復旧状況の相互共有
  2. 災害時における緊急通行車両などの高速道路の通行
  3. 緊急通行車両などが高速道路移動中に発見した被害状況の情報提供
  4. 連携訓練および連絡会議などによる相互連携の強化

当社は、これからも災害発生に備えた他機関との相互連携の強化に努め、迅速な復旧活動を通して地域社会に貢献していきます。

【構造物の安全性向上や現場作業の安全につながる技術提案の募集】

次に、技術開発に関するトピックです。
資料4をご覧ください。
当社では、安全で安心・快適な高速道路空間を提供するために、技術戦略に基づきオープン・イノベーションで技術開発を推進しています。
これまで「ライフサイクルコストの低減や品質確保につながる高速道路リニューアルプロジェクトに関する技術」、「点検の高度化につながる技術」、「ICTの活用による交通安全支援や交通渋滞緩和につながる技術」、「自動運転を普及するための道路側での支援につながる技術」の4つのテーマを設定し、当社WEBサイトで技術提案を募集してきました。
今回、「構造物の安全性向上につながる技術」と「現場作業の安全につながる技術」の2つのテーマを追加し、募集を開始しましたのでお知らせします。 いずれのテーマも、現在当社グループが抱えている重要な課題です。
提案していただいた技術の中からニーズ、実現可能性、経済性などを検討し、有用と判断したものにつきましては、提案先と秘密保持契約を締結し、共同研究や委託研究を経て実用化を目指します。
応募方法などにつきましては、当社WEBサイトをご確認ください。
また、8月1日には、昨年岐阜県美濃加茂市で開催したNEXCO中日本グループ技術フェアを、首都圏では初めて神奈川県厚木市で開催します。
この技術フェアでは、ロープアクセスやドローンの活用など、点検が困難な箇所に対する点検手法の実演や、保全・サービス事業に関連する当社グループの各種技術や製品のご紹介をおこないます。
当日はインフラ関係のメーカーや研究機関の方々にもご参加いただきますので、技術交流を通じて、オープン・イノベーションにより新たな技術開発や新技術の導入につながるものと期待しています。
お時間のある方は、ぜひご取材くださいますようお願いします。
なお、当社で策定している技術戦略の概要を整理した冊子を作成しましたので、本日、皆さまのお手元にお配りしています。ぜひご覧いただき、ご意見やご質問をお寄せいただきたいと思います。

【植物成長調整剤を活用した新たな樹林管理手法の開発】

引き続き、技術開発に関するトピックです。
資料5をご覧ください。
高速道路ののり面では、樹林が生い茂って倒木などが発生する恐れがあります。その対応として樹木の剪定をおこなっていますが、3~4年で再び生い茂ることが多く、剪定作業に多大な労力を要してきました。
そこで今回、植物成長調整剤を使用して剪定サイクルを延長させる、新たな樹林管理手法を開発しましたのでご紹介します。
新たな樹林管理手法は、当社と当社のグループ会社である中日本ハイウェイエンジニアリング東京株式会社(エンジ東京)と日農グループ共同体が共同で開発したものです。
新たな樹林管理手法は、一度剪定したあと、新しい枝が伸び始める前に植物成長調整剤を散布し、1年後に再度散布することで樹木の成長を抑制させる効果が継続するものです。この手法により、これまで4年程度だった剪定サイクルを9年程度とすることができ、管理費用を50%程度低減することが期待できます。
また、剪定サイクルを9年程度とすることで、剪定した枝の処分量を減らすことができますので、さらに費用の低減につながります。
参考として、共同研究における試験施工の状況を資料に記載しています。2013年3月~2016年10月の約3年半の間で、植物成長調整剤を活用することによって樹木の高さが50%程度抑制することが確認されました。
この樹林管理手法に適した植物成長調整剤として、「ランドワーカー水和剤」を新たに農薬登録し、エンジ東京と日農グループ共同体により製品化しました。
本会場の後ろにこの「ランドワーカー水和剤」の実物を展示していますので、ぜひご覧ください。
当社は今後もグループ会社と一丸となって、安全で円滑な使いやすい高速道路を実現するために、技術開発を進めていきます。

【”Roots of Kawaii”内藤ルネ作品展を生誕の地 岡崎で開催】

次のトピックは「内藤ルネ作品展」の開催についてです。 資料6をご覧ください。 このトピックは7月17日に発表したものですが、7月27日(金)から新東名のNEOPASA岡崎で、岡崎市などと連携して「内藤ルネ」さんの作品展を開催します。 「内藤ルネ」さんは愛知県岡崎市のご出身で、世界中に広がる日本独自の「Kawaii(かわいい)」文化の原型をつくったと言われるアーティストです。 今年で生誕85年、没後10年を迎えるとのことですが、そのデザインは今なお色あせることなく、最近また注目が集まっています。
今回、NEOPASA岡崎では、「内藤ルネ」さんの復刻原画の展示や限定グッズなどの販売を行うほか、ピンバッチをプレゼントする「岡崎市内周遊スタンプラリー」を開催します。NEOPASA岡崎で、「内藤ルネ」さんの世界観をぜひお楽しみください。
当社グループは、今後もこのような地域との連携を推進し、地域の魅力を発信できる個性豊かなSA・PAづくりに努めることで、地域経済の発展や活性化に貢献していきます。

司会

以上が本日ご用意したトピックです。それでは、これから皆さまからのご質問をお受けします。

記者

西日本豪雨の影響について話がありましたが、通行止めになった区間以外で影響が出ている場所があれば教えてください。

社長

東海北陸道でのり面の変状がありましたので、応急復旧により暫定運用としています。現在、現地でボーリング調査などを実施しながら、本格的な対策について検討していきたいと考えています。その他に影響があった箇所はありません。

記者

現在続いている猛暑で、何か影響が出ていることがあれば教えてください。

社長

先程6月の交通量をお伝えしましたが、猛暑の影響で交通量が減少しているということはありませんが、屋外での活動に対するリスクは想定されます。当社は暑い路上での作業がありますが、熱中症対策なども適宜おこなっていますので、今のところ問題はありません。

記者

災害関係ですが、飛騨清見ICから荘川IC間の本復旧はいつ頃完了するのか教えてください。

社長

のり面の変状が発生していますが、応急復旧によって、車両が安全に通行できるように対策はおこなっています。現在は、ボーリング調査や設計を進めています。いつ頃になるかということにつきましては、もう少しお時間をいただきたいと思います。

記者

発生箇所は4車線化の事業範囲と重なっていますが、4車線化の工事には影響がなかったのでしょうか。また、4車線化事業のスケジュールへの影響は避けられないと思いますが、スケジュールが遅れることへのリスクについてどのように考えられているのか教えてください。

社長

変状が起きた現場以外の区間につきましては、予定どおり工事を進めていきたいと考えています。変状が起きた箇所は、先ほど申し上げたとおりボ-リング調査、設計を進めているところです。

記者

暑さの影響についてですが、例えば路面温度が上昇して通行規制をするなど、今までにない事象・現象が出ていないか教えてください。

社長

道路の構造物や設備が温度の上昇によって故障するといった事象は起きていません。猛暑も心配ではありますが、先程述べました追突事故の発生も心配です。

記者

中部電力との協定の位置付けについて教えてください。

社長

当社はすでに、自治体や自衛隊など色々な関係機関と連携協定を締結しています。中部電力となぜ今頃協定を締結したのかというご質問かと思いますが、以前から実務上は連携して業務をおこなっています。それを正式に協定という形にしたということです。

記者

中部電力との協定についてですが、今後、東京電力や関西電力といった他の電力会社とも締結する予定はあるのか教えてください。

社員

電力会社との協定は今回が初めてですので、今回の協定の運用状況などを踏まえて検討をしていきたいと考えています。

記者

他の高速道路会社の状況が分かれば教えてください。

社長

NEXCO西日本も電力会社と協定を締結するなどして、他機関と連携しています。

記者

万が一ですが、南海トラフ地震により浜岡原発で重大な事故が起こった場合に、どのような協力体制が取られるのか教えてください。

社長

原子力発電所の災害協定の枠組みの中で、どのような体制を取るかが決まっていますので、その中で対応していきます。

記者

中部電力との協定の関係で、緊急開口部が使えるようになるというのは、要するにICからICの間にいくつもある所を使うことによって少しでも長く高速道路を走れるということだと思いますが、この緊急開口部というのは、例えば何箇所くらいあるとか、何メートル間隔で設置してあるとか、そのあたりのイメージしやすいような数字はありませんか。

社員

緊急開口部の数は320箇所です。

記者

交通死亡事故の発生状況について、事故の内訳はご紹介いただきましたが、そもそもなぜ最悪のペースで伸びているのかという分析と、道路別に見て特にこの道路が増えているといったものがあれば教えてください。

社長

なぜ増えているのかということは私どももよく分かりませんが、傾向として渋滞末尾への追突事故が増えてきていますので、先ほど申し上げましたように十分注意して走行していただきたいということと、渋滞に遭遇した際にはお配りした資料のとおり、安全対策をしっかりしていただきたいということをお願いしたくて、今回ご紹介しました。

社員

渋滞滞末尾の追突死亡事故が最近発生した路線は、6月に名神で1件、7月に伊勢湾岸道と名神、東名で各々1件発生しております。

記者

西日本豪雨の関係で、飛騨清見ICから荘川ICで、通行止めにより東海北陸道全体にかなり影響があったと推測されます。また、岐阜県の観光施設でキャンセルが相次ぐという報道もありますので、通常の時期と比べてどれくらい通行量が減ったというデータがあれば教えてください。

社員

7月13日(金)夕方の開通以降の交通量データですが、翌週の16日(月)から22日(日)までの1週間で、昨年の同時期と比較して102%という数字が出ていますので、高速道路につきましては、開通後も大きな影響はないと考えています。

記者

豪雨の期間や通行止めをしていた期間を含めて、東海北陸道全体の数字がどうだったのかも教えてください。

社員

確認して後ほどご説明します。

記者

先程の中部電力との協定についてですが、共同の訓練をおこなう時期はいつ頃になるのか、また、どの程度の規模で、どこでおこなわれるか教えてください。

社員

訓練や研修につきましてはこれから中部電力と調整していきますので、まだ具体には決まっていません。時期なども含めこれから決めていきます。

司会

ご質問が途切れたようですので、これで定例会見を終了させていただきます。

トピック・配布資料一覧