1. 企業情報ホーム>
  2. プレスルーム>
  3. ニュースリリース>
  4. トイレで急病などで動けなくなったお客さまや忘れ物を早期発見するアウトラインセンサーの開発について ~AIを活用し、2万件を超える忘れ物のお問い合わせ削減を目指して~

ニュースリリース

このページを印刷する

2018年10月24日

  • 本社
  • 安全への取り組み
  • プレスリリース

トイレで急病などで動けなくなったお客さまや忘れ物を早期発見するアウトラインセンサーの開発について ~AIを活用し、2万件を超える忘れ物のお問い合わせ削減を目指して~

中日本高速道路株式会社
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社

NEXCO中日本のグループ会社である中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社は、株式会社木村技研と共同で、トイレで急病などで動けなくなったお客さまや忘れ物を早期発見するためのアウトラインセンサーを開発しましたので、お知らせします。


倒れたお客さまの発見イメージ


忘れ物の発見イメージ

本開発技術の概要

天井に設置したセンサーが人や物の動きをシルエットで検知し、アウトライン(輪郭)により、前後の差を推定します。推定にAI分析を採用することで、読み取り精度の向上が見込めます。また、カメラのように画像を撮影する必要がないので、プライバシーを確保することができます。
個室ドアの開閉信号と連動して、入室後に一定時間が経過しても人の動作にまったく変化がなければ「倒れ込み」と判定します。また、退室後に一定の大きさ(10cm×5cm程度)の物が残っている場合は、瞬時に「忘れ物」と判定します。
これまで、「倒れ込み」や「忘れ物」それぞれを発見できるセンサーの開発はおこなわれてきましたが、本技術はその両方を1つのセンサーで発見することができます。また、検知に必要な明るさを確保するためのLED照明や忘れ物などをお知らせするスピーカー、黄色LED照明が一体化されています

開発の背景と目的

サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)のトイレの快適性向上は、当社が特に力を入れている取組みの一つです。お客さまが、より快適なひと時を過ごしていただけるよう、設備面や清掃面に様々な工夫を凝らしています。
万一トイレの個室内で動けなくなってしまった場合には、周囲のお客さまやエリアキャストが発見するまでに相応の時間を経過してしまう場合があります。また、SA・PAでエリア・コンシェルジュに寄せられる落し物についてのお問い合わせ件数は年間2万件※を超えており、トイレの個室での忘れ物も後を絶ちません。
今回の製品開発は、これらの事象を早期に発見し、周囲のお客さまやエリアキャスト、また忘れ物をされたお客さまに直接お伝えすることで、お客さまにより安心して、より快適にご利用いただくことを目的としたものです。
※当社管内での、2017年度のお問い合わせは22,722件

本開発の効果(鞍ヶ池PAでの試行検証)

2018年6月より、センサーをC3 東海環状自動車道の鞍ヶ池PA(内回り)の男子トイレ2カ所に設置したところ、忘れ物を漏れなく発見することが確認できました(動けなくなってしまった方はいらっしゃいません)。一方で、トイレットペーパーのカスなど、本来検知しなくてもよい物まで検知されている状況も見受けられましたので、AI分析の更なる精度向上を図っていきます。

実用化に向けて

鞍ヶ池パーキングエリアでの試行検証を引き続きおこなうとともに、検知した内容を周囲のお客さまやエリアキャスト、また忘れ物をされたお客さまにお伝えするための専用モニターや音声案内装置などの開発を今年度中に終える予定です。来年度から、忘れ物が多いSA・PAなどへ随時導入する予定です。

お問い合わせ先

・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルがご利用になれないお客さま/通話料有料)