NEXCO 中日本 中日本高速道路株式会社




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第13回CSR懇談会を開催しました

1.第13回CSR懇談会の概要

2014年12月10日、第13回CSR懇談会を開催しました。NEXCO中日本では、社外の有識者の方々を委員とした「NEXCO中日本CSR懇談会」を2008年5月に設置し、企業が社会や文化の発展に果たすべき役割や意義、さらには環境に関する事項などについて、大局的な観点から当社経営陣と定期的に意見交換をおこなっております。

CSR懇談会委員
座長:奥野 信宏 中京大学 総合政策学部 教授
委員:青山 佳世 フリーアナウンサー
委員:亀山 章 公益財団法人 日本自然保護協会 理事長(欠席)
委員:川勝 平太 静岡県知事(欠席)
委員:城戸 真亜子 洋画家
委員:嶋津 八生 フリージャーナリスト
委員:服部 力 建築家(株式会社服部都市建築設計事務所 主宰)
※敬称略、五十音順

CSR懇談会の開催に先立ち、委員の皆さまに、名神高速道路において、大型車交通による疲労や冬期の凍結防止剤の散布に起因する塩害などにより損傷が進んでいる橋梁の一例と、NEXCO3会社の共同出資で設立した株式会社高速道路総合技術研究所の組織「緑化技術センター」(滋賀県湖南市)にて、道路事業で必要となる自然環境保全技術や緑化に関する研究と高速道路で使用する樹木や草花の生産について視察していただきました。

CSR懇談会では、現場視察の感想や高速道路ネットワークの機能を永続的に活用していくための大規模更新・大規模修繕についての取組み、環境に配慮した事業活動の状況などについてさまざまなご意見をいただきました。

2.委員の皆さまからいただいたご意見

  • 高速道路を、いかに安全性を保ち、永く、維持・管理していくかという非常に重要な使命を帯びている組織として、現実問題としてインフラの傷みが進んでいるということを広く国民に知っていただくよう、情報発信が必要である。これにより、維持管理に伴う通行止めなどの不都合や、かかるコストについて国民の方々の理解にもつながる。
  • 積載重量を超えて貨物を積んで走る行為が道路の劣化に大きな影響を与えており、過積載が法律違反であることを広く国民に知っていただくとともに、過積載を無くすための積極的な働きかけをおこなうことが必要である。
  • かつて、アメリカで社会資本の荒廃が問題となったように、日本の社会資本も厳しい状況にある。そのような中で、現場の一人ひとりへの安全意識の徹底がなされているという点がアメリカでの状況と異なっており、その点を大事にしていくべき。
  • メンテナンスに携わることに新たな価値と誇りとやる気を見出せるよう、建設業界など関係する団体が連携し、国民と一緒になって取り組んでいくことが大切である。また、今後、重要な役割を担うことになる女性の土木技術者の活躍の場を広げていく取組みも必要である。
  • 緑化技術センターは、緑化について、高速道路を中心とした実践的な技術開発をしており、NEXCOならではの取組みとして非常に評価できる。
  • 地域に自生している樹木を種子から育て、その地域の高速道路に植栽する「地域性苗木」の取組みにおいて、子どもたちと一緒にドングリを拾い、6年後、育った苗を一緒に植樹するという活動は、地域の子供たちに対するとても良い環境教育である。
  • ネットワークの整備を考えていく上では、東京・名古屋・大阪のメガリージョンを考えるだけでなく、その先に、北陸を含めたメガリージョンを考えていくことが必要ではないか。
  • 高速道路沿線の地方自治体、地域の住民、NPOなどとさまざまな協力をおこなっていることは、大都市と地方、人のつながりを再構築していく、それが強靱な社会をつくる、そして、災害に強い社会もつくることにつながっていく。

 

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